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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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ガラガラ


「はい、席着けー」




今日も朝から渡辺くんと話しながら学校へ来た。




最近、また話すようになった。




でも、“友達”としてじゃなくて“恋人”として過ごしたい、




とも思うようになった。




なぜなら、夏休みが近づいているからだ。




そんなことを考えていると、先生が話を始めた。




「えーと、来月から夏休みになります」


「「やったー」」


「だが、その前にテストがある」


「「えー」」




みんなの絶望の声が教室に響く。




そして、その声は隣からも、




「最悪なんだけど~、」




それから先生がさらに追いうちをかける。




「点数が悪いやつは補習だからな」




補習か、私には関係ないや、




勉強で困ったことないし。




「も~、やだ~!!」


『渡辺くん大丈夫?笑』


「ううん、、あ!〇〇勉強教えてよ!」


『え!私!?』


「だって、確認テストいつも満点じゃん」


『私でいいなら、、』




そうして、私は渡辺くんに勉強を教えることになった。




週に2回、放課後に、




場所は、、




渡辺くんの家。




なんで!?図書館で良くない?




それから、学校が終わり、




渡辺くんの家へ向かった。




めっちゃ緊張するんだけど、、




家に着くと、渡辺くんが部屋まで案内してくれた。




「お茶持ってくる!待ってて!」


『あ、お願いします、』




、、渡辺くんの部屋ってこんな感じなんだ、




男子の家なんて初めてだからな、




ガチャ


「おまたせ!」


『ありがとう』


「うん!」


『じゃあ、始めよっか!』


「はーい」




教科は、渡辺くんの苦手な数学。




ワークを開いて10分、




1問も解けてない。




『あの、わからない?』


「、、、はい、」


『そっか、』




嘘でしょ!?教えられるかな?




『えー、ここはね、、、』


「ん?どういうこと?」


『、!、///』




近いんだけど、///




これじゃ教えられないよ、




『えっと、ここはこの公式を使って、//』


「、、、わかった!!」




良かった、公式はわかってて、




「はい!」


『よし、えーと、、ん?』


「、、、」


『ここ違うね、』


「えー!?」




やばいかも、




それから、放課後だけでなく、




学校でも勉強するようになった。




少しずつ問題が解けるようになって、




距離も縮まった気がする。




そして、テスト当日、




「俺、今回はいける気がする!」


『頑張って!』




それから、テスト返し、




「やったー!90点!」


『え!?すごい!』


「〇〇マジありがと!」




渡辺くんの役に立てて、良かった。




「これで、夏休み遊べる~!」




、、そうだった、




渡辺くんの補習は逃れたものの、




私は夏休みを一緒に過ごせるのだろうか、




家に帰って、ベッドに埋もれる。




恋ってこんなに辛いんだ、、




ピコン




莉子からだ、




「〇〇、彼氏が出来ました!」

となりの渡辺くん

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