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注意
ルカ
「 仲……間…? 」
Girei
「 あぁ…!!仲間だろ!! 」
その時、僕の目から水が出てきた。これが「涙」というものだろうか。
そういえば…研究で賞を取って涙を流した記憶があった気がする…。それと同じものだろうか…?
いや違う…この涙は安心だ……安心して涙を流しているんだ…。
ルカ
「 あぁ…そうだな……『 仲間 』だったな…! 」
Girei
「 いくぞルカ!!ラスト1台分時間を稼ぐぞ!! 」
ルカ
「 あぁ!! 」
イライ
「 ナワーブ…大丈夫…?? 」
ナワーブ
「 あぁ……なんとか…な……。 」
ナワーブは頭を押さえながら言った。
イライ
「 ………。 」「 2人共追われているようだね…。 」
ナワーブ
「 お前こそ大丈夫かよ…目使いすぎてないよな…? 」
イライ
「 連続で使わないようにしているさ。さっきのような失態は起こさない…! 」
ナワーブ
「 そういえば…イライの暗号機でラストだな。俺もやるよ。 」
イライ
「 休んでおきなよ…さっきまで頭痛いって言っていたんだから…。 」
ナワーブ
「 2人でやったほうが効率いいだろ。あとGireiとルカ?ってやつがずっと追われてんのもあれだしさ。 」
「 何もやってないよりかは、なにかやって役に立ったほうがいいだろ? 」
イライ
「 …うん……すごく正論…。 」
残り暗号機 1台
Girei
「 頑張れルカ!! 」
ルカ
「 お前だけでも逃げろよ!! 」「 ……よしこうなったら…!! 」
ビリッ
電荷強化
『 『囚人』は持続的にチャージができる。放電エリアに『囚人』がいる間はチャージ速度が大幅に増加する。 』
『 また、チャージが完了すると1回の強電流を放つことができ、付近にいるハンターを1秒間気絶(スタン)させる 』
Girei
「 うあっ!? 」「 おいルカ!?危ないだろ!? 」
ルカ
「 こうするしかなかったんだ!早く逃げろ!! 」
リッパーが動けなくなっている間に2人は逃げた。
正確には「 逃げたつもり 」だった。
Girei
「 ルカ!!危ない!! 」
ルカの後ろにはリッパーが刃を構えて立っていた。
「 ルカが死んだら私達の勝ち目はなくなる…!!助けなければ…! 」
Girei
「 届け!! 」
Gireiはリッパーに向かってトランプを3枚投げた
そのトランプは思わぬ方向に行き、近くにあった板の上とルカの足元に突き刺さった。
Girei
「 失敗は思わぬ成功に導かれる 」
トランプが刺さった板は消え、ルカも消えた。
リッパー
「 一体何が…!? 」
リッパーが切っていたのは板であり、ルカを切っていなかった。
ではルカはどこに…?
板のあったところにルカが突如現れた。
ルカ
「 これは…? 」
『 物質操作 』
『 人1人と同等の質量の物(板や玩具職人の発射台など)の位置を取り替えることができる。 』
『 周辺10メートル以内にいる人と板の位置を取り替える。 』
リッパー
「 移動系能力ですか… 」
ルカ
「 Gireiすごいな!? 」
Girei
「 早くしないと追いつかれるぞ!! 」
ルカとGireiは墓の方に走っていった。
暗号機が半分を切った。
イライ
「 あとちょっと…! 」
「 Girei!ルカ!あとちょっとだ!!頑張って耐えろ!! 」
天眼を見て墓に居ることを知ったイライは、墓に向かって大声で言い放った。
Girei
「「「 おう任せろ!! 」」」
大きな声でGireiは返事をした。良かった。聞こえていた。あまり大きな声は出さないから。
…ピーピーガガガ
機械音が小屋に響き渡る。暗号機に近づくほど大きな音になっていく。
イライ
「 あれ…ナワーブ…? 」
既読に集中していたからか、ナワーブがいなくなっていることに気づけなかった。
イライ
「 な……ナワーブ!? 」
すぐにあたりを見渡す。暗号機を回しながら。でも居ない…?
ナワーブ
「 スン…… 」
イライ
「 ナワーブ!?…居た…良かったぁ〜。 」
ナワーブは壊れた窓の奥にひっそりとしていた。息を殺して。
ナワーブ
「 いや…。まぁ……。ずっと居たけどな…。 」
「 そういえば、向こうの方にゲート…?があったぞ。でも開かなかった。電気が通ってないみたいだったな。 」
「 もしかしたら、その暗号機を開けたらゲートが開けられるようになるんじゃないか? 」
イライ
「 そういうことか… 」
イライはすぐ考え込んだ。イライは黙った。考えることに集中しているのだろうか?
残り暗号機1台 寸止め状態
Girei
「 あの野郎まだ追いかけてきやがる!? 」
ルカ
『 寸止めもできているのに瞬間移動をしようとしない…? 』
『 絶対に瞬間止めをしたい…! 』
リッパー
「 今回は皆様のこと見逃して差し上げます。 」
「 またの機会がありましたら…。 」
「「 逃しませんよ 」」
『 『 ハンターが投降しました 』 』
Girei
「 見逃してくれた…のか……? 」
ルカ
「 投降…?見逃してくれたらしいな… 」
2人は力尽きたのか、地面にへばりついてしまった。
ルカ
「 死なずにすんだぁ〜!! 」
ルカは安心しきって両手を上げて体を伸ばした。相当緊張していたのだろう。
Girei
「 良かったなルカ。生き延びれたんだ。これはお祝いだな! 」
ルカ
「 あぁ…。生き延びれたことを祝おうじゃないか。 」
イライ
「 Girei!ルカ!!無事だったんだね! 」
ナワーブ
「 ハンターが投降したって言ってたけどよ…無傷だったのか…? 」
ルカ
「 …(頷)…Gireiが助けてくれたんだ。 」
ルカはGireiを前に出した。
Girei
「 ルカも助けてくれたじゃないか。 」
「 …ただ私の能力を使っただけだ。…今回は奇跡的に使えただけだ。実践的に使えるかどうかはわからない…。 」
ゲートの前で話していると
荘園主
「 早く出ないと更に閉じ込めますよ? 」
Girei イライ ナワーブ ルカ
「「「「 うわっ!? 」」」」
すぐさまみんなは外に出ました。
この後
とんでもない事実に気づくことになるなんて
思いもしなかった
一応最終ルートは決めてます!!
もう八話…はえええ