コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
#10「本当の想い」
話ってなんだろうなぁ…
わざわざ呼び出すっことは…?
てか夜ってなんでこんな綺麗なんだろう…
星が綺麗に私たちを照らしてくれる…
まるで…シルクさんみたいだな(笑)
「あ、ロミア!」
「シルクさん!」
「ごめんな、こんな遅くに」
「それはいいんだけど、話って…?」
「まぁまぁ、というか今から
行きたいとこあるからそこで話すよ」
「行きたいところ…?」
そんなこと言ってたっけ?
なんか気になるなぁ…
私はそう思いながらも
シルクさんと話しながら歩き始める
「てか怪我大丈夫なの?」
「大丈夫だよ、もう治ったし☆」
「え!?回復力バケモノかよ…」
「ロミアもツッコミできるようになったんだな」
「あっ、ホントだ…」
「俺と出会った時なんてめちゃ表情硬かったし」
「いや普段人と話さないから
コミュ障発動してたんだよぉ…」
でもなんだかんだあの時
出会えて良かったと思ってるよ。
シルクさんはどうか知らないけどね。
「俺と同居してから…
笑えるようにも…なったもんな」
「うん、おかげさまで。」
「えっ?」
「マサイさんに前言ってもらったの。
『愚痴ぶつけてもいいから一緒に笑っていよ』
って」
笑えるきっかけをくれたのは
シルクさんたちのおかげ。
フィッシャーズに入れてくれたおかげ。
「そっか」
「それから笑っててもいいんだって
思えるようになっていったの」
「…よかった」
「ん?」
「ロミアが…笑えるようになって」
「………」
「あ、着いたよ」
「ここは…海?」
目の前には海が広がっていた。
海があるなんて…知らなかったな。
「わぁぁ…綺麗!」
海に反射している月。
キラキラ輝いてる星。
私の隣には目に星が写ってるシルクさん。
「こうゆうの好きそうだったから
見せたかったんだよ」
「うん、大好き!」
シルクさんはわかってるな〜
自然と笑顔になる
「なぁ」
「ん?」
「ロミアの事が好きだ。」
「…えっ…」
嘘…。
まさか…
「廊下で会った時から…好きだった」
「シルクさん…?」
「俺と付き合って下さい。」
そう言ってシルクさんは頭を下げる。
答えなんて1つに決まってる。
私は手を握る。
「はい…こちらこそよろしくお願いします、
シルクくん」
「……!」
「言ったね…?」
「当たり前じゃん、冗談なわけないよ」
「や、やったぁーー!!」
まさかのまさかだったな…
私の夢を叶えてくれてありがとう。
今日から片思いじゃない
ギュッ
「大好きだよ!シルクくん!!」
嬉しさのあまり涙が流れた。
ありがとう、シルクくん…!
※この物語はまだ続きます。