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あんなことがあったのに、しょっぴーはなぜか俺と二人きりになるのを避けない。


今日もまた、控え室で二人きり。


グループ仕事ではなく、俺たち二人だけの仕事。馴染みのスタッフもいて、無理を言えば控え室を分けてもらうこともできたはずだ。


機材トラブルで収録開始が押していた。


「渡辺さん、目黒さん、すみません。あと1時間くらいかかりそうです」


スタッフがそう告げに来て、慌ただしく走って去って行った。しょっぴーは困ったような顔をして、俺と目が合うとわかりやすく目を逸らした。



🖤「俺寝るから、スタッフさんに呼ばれたら起こして」


💙「わかった…」



畳敷きの控え室、座布団を枕がわりにして先にごろん、と横になった。しょっぴーが小さくほうっ、と息を吐いたのがわかった。



しばらくすると、しょっぴーが少し離れた位置に横になる気配がした。


無音。


薄っすらと目を開けると、しょっぴーはこちらに背を向けて寝ていた。


細い肩と腰にかけての曲線に目を奪われる。


今すぐ抱いて、めちゃめちゃにしたい。小さいが、形のいいお尻が俺を誘っているようにすら感じる。



🖤「しょっぴー、また俺にいたずらされたいの?」


💙「………」



寝息は聞こえない。

起き上がって、見てみたら、目は閉じている。拒否されないなら、また…。

手を伸ばしたら、しょっぴーが囁くように言った。



💙「なんで?」


聞こえなかったと思ったのか、もう一度、しょっぴーは言った。


💙「なんで、こんなこと、するの?」


🖤「しょっぴーに触れたいから」


💙「なんで、触れたいの?」


🖤「ムラムラするから」



しょっぴーがいきなり、頭の方に積んであった座布団を力任せに次々投げてきた。投げるものがなくなると、今度は起き上がって、俺の胸をどんどん、と力いっぱい叩き始めた。

せっかくセットした髪が乱れる、涙でメイクが落ちる。そんなことに心を奪われながら黙って叩かれていると、最後にぶら下がるように首に抱きついてきた。



💙「俺をからかって、楽しい?」


🖤「からかってなんかないよ」


💙「付き合ってもいないのに」


🖤「付き合ってくれるの?」



双方に誤解があるようだ。


よくよく話してみたら、しょっぴーは俺の目的が何なのか図りかねていたらしい。キスをされているのは途中から気づいていて、俺の家であそこを弄られた時は本当に恥ずかしかったと、出してしまった後で起きてたなんて絶対に言えなかったと真っ赤になって説明してくれた。



そんなしょっぴーがいじらしくて、可愛くて、俺の胸は苦しいくらいに締め付けられたのだった。






おわり。

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コメント

7

ユーザー

わあ😍😍 しょっぴー可愛すぎる🤭🤭

ユーザー

いいねボタン連打は疲れる笑1回で50から100押せる機能作ってくれないかしら⁉️何度いいねしても足りないから そうだよね〜しょっぴーだってめめくんがなにか言ってくれないとわからないもんねーちゃんと口で伝えてね 僕の彼女になってよって笑

ユーザー
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