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一言、声をかける
できるだけ優しく、焦らず、警戒されずに
「わたし、、、ですか??」
声を震わせながら綺麗な声が聞こえる。
「いや、先程から体調が悪そうだったので…声をかけたんですけど、、、。流石にどうしたのかなって」
「私の、、、顔って醜いですか、、?」
急に難しいことを聞いてきた。
相手が体調悪そうにしていたから声をかけた
その答えが私の顔が憎いかどうか聞かれたものだ
「え、いや、そんな事ないと思いますけど、、、」
戸惑いつつも、恐らく正しいであろう答えを答えた。
ここ、数年まともに女性と話をしなかったのを今更俺は悔いた。
こういう時こそ、あのピンク髪を尊敬する
「あっ、「あは、ははっ、えへっ、そ、そうですっ、よねっ、、ははっ」
「!?!?」
急に変な笑い方をしたと思ったら、泣き出してしまった。
何があったのか。ポロポロと涙が溢れ出てきた。
余程、辛かったのだろうか、高卒程度の足りな過ぎる俺の頭がぐるぐると渦巻き考える。
いつも、肝心な時は役に立たない俺は馬鹿すぎる
「あ、あの、大丈夫、、です、、か??」
「あの人は、、私の顔、、すっごい、、褒めでッ、くれたのに、、な〜、、ハハッ」
これは、やってしまった、また、面倒事になってしまう
この、女性は大方先程の男に騙されたのだろうか
騙され、借金をし、金をせびられ、大人のビデオに出される、、、裏世界じゃ当たり前のような事が彼女には起きているのだろうか。
考えれば考えるほど嫌な事ばかり思いつく。
取り敢えず、彼女の涙をどうにかしないと行けない。
「あっ、の〜、ここで泣かれるの、ちょっと困るので、、バックヤード着いてきてくれますか、、?お茶とか出すし、話聞くんで、、」
「え、えと、、ありがとう、ございます。」
バックヤードに彼女を連れていった。そうすると、こんな真夜中なのに元気いっぱいのバイト仲間が話しかけてきた。
「ん、あれ、アニキ、その人誰、???」
「いや、なんか泣いてたから話聞くためにここ、連れてきた。ほとけちょっとレジ立ってて、」
「ん、了解〜」
「あ、えと、迷惑かけてごめんなさ、い、、」
「ははっ、いや、全然大丈夫ですよ」
「あ、じゃあ、ここどうぞ」
そうやって、パイプ椅子に座らせ、珈琲の用意をしようとした
「あ、あの、なんで声かけて、、くれたんです、、か?」
カチャカチャと音を立てながら珈琲を容れていった。
焦らず、焦らず、何を話すか。相手はどんな気持ちで話しているのか考えて、嘘をつかせないように。
「いや、なんか、大柄なスキンヘッドの男と話してたじゃないですか、、、それから、妙に興味が湧いたんで、、ちょっと聞いてみただけです」
「俺の名前は黒山悠佑。仕事はしてなくて、アルバイトして食っています。」
「さっきの男は水島仏。俺のバイト仲間です。」
「俺はそういう世界を一応生きてきたから、ある程度は、分かります。俺は俺の情報を出しました。話を聞かせてくれますか??」
目をしっかり見て話した。嘘をついたなら、右上を見るのが一般的。これで、彼女の話すことはあらかた分かるだろう。
水島仏
悠佑のバイト仲間。古くからの知り合いだという。まだまだ謎に包まれている。
他のirisメンバー
まだ、出てこない😅(次ピンク髪さんが出る気がします
⚠︎︎一応、これは、BL作品です夢小説ではありません