ｷｷｰｯ!!!!

翡翠「え……？」

ﾄﾞﾝｯ

急に真横に現れた大型トラックが私に突っ込ん

できた。

目の前が血に染まる　手足が動かない……

痛みを感じない……　死んだんだ…

きっと、目覚めた先は…

地獄だ……

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翡翠「ん……」

翡翠「どこ…ここ……？」

???「あ、起きた!!」

???「おはよ～！」

翡翠「あ、あなたは…？」

翡翠「ていうか私…死んだんじゃ……」

???「あ～！自己紹介がまだだったね!!」

???「僕は天使!!」

天使「よろしくね!!」

悪魔「俺は悪魔だ　よろしく……」

神　「神や　よろしゅう」

翡翠「わ、私は神埼　翡翠…」

翡翠「よろしく……」

翡翠(関西弁の神様……可愛い……!!)

天使「そうだ!!君に良いお知らせだよ!!」

天使「君の死因は事故死　それに罪は100%

あちら側」

悪魔「この意味が分かるか」

翡翠「え、えっと……」

神　「つまり、お主はあちらのせいで死んでし

もうた哀れな人間ちゅうことや」

翡翠「は、はぁ…」

悪魔「だから、お前に選択肢をやる」

天使「1、天国に行き、幸せな生活を送る」

悪魔「2、幽霊となり現世に留まる」

神　「3、転生して第２の人生を進む」

翡翠「て、転生……？」

神　「せや　もう一度現世に生まれ直し第２

の人生を歩む　楽しそうやろ？」

天使「別にどれを選んでも良いよ～」

翡翠「じゃ、じゃあ……」

翡翠「転生……!!転生したいです!!」

悪魔「了解」

悪魔「じゃあさっさとおみくじを引け」

翡翠「え!?おみくじ!?」

翡翠(大事な人生決めるのにおみくじかぁ……)

翡翠「なら…これだ!!」

天使「お～……これは…！」

神　「鉛筆やな……」

翡翠「え…鉛筆!?」

翡翠「無機物もあるの!?」

悪魔「まぁ、案外楽しいかもしれんぞ」

悪魔「さっさと行ってこい」

翡翠「い、行くってどこに……」

天使「現世に行きたいならこの雲の上から

落ちたら良いよ!!」

翡翠「え”　落ち？」

悪魔「良いから行け」

ﾄﾞﾝｯ

翡翠「え？」

翡翠「いやぁぁぁぁぁ!!落ちるぅぅぅぅ!!」

神　「楽しんできぃや～」

天使「大丈夫かなぁ～？」

悪魔「どうせ今回も”地獄送り”だろ……」

天使「……また？」

神　「しかも今回鉛筆やからなぁ……」

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翡翠「あ、れ……？」

翡翠「ここって……」

私の家…？

翡翠「え!?てか、鉛筆になってる!?」

翡翠「どおりで動けないと思ったらぁ…(泣)」

ｶﾞﾁｬｯ

翡翠「だ、誰か来た💦」

???「……。」

翡翠「え…」

翡翠「琥珀……？」

神埼琥珀　翡翠の実妹

琥珀「お姉ちゃん……」

翡翠「琥珀…琥珀ｯ!!」

翡翠「ここに居るよ!!　気づいてｯ…！」

翡翠「って……無理かぁ……w(泣)」

琥珀「お姉ちゃんの遺骨どうしよう……」

琥珀「お母さんに頼んでペンダントにしてもら

おっかな……」

翡翠「……」

翡翠「琥珀……」

琥珀「そうだ…宿題しないと……」

翡翠「ごめんね…不甲斐ないお姉ちゃんでごめん

ね…(泣)」

翡翠「ん？」

翡翠「宿題？」

翡翠「え、それって私……」

琥珀「えっと…問一……」

琥珀「あれ？　この鉛筆短か……」

琥珀「捨てるか……」

翡翠「え？琥珀？」

翡翠「お姉ちゃんを捨てるなぁ”ぁ”ぁ”ぁ”💢」

琥珀「え…お姉ちゃん？」

琥珀「……」

琥珀「気のせいか…」