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前回の続き
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Nkside
Nk「…ッ…あたまいたぃ…。」
薬、薬飲めば…!
そう思った俺は直ぐに近くにあった咳止めの薬に手を伸ばした、これのめばふわふわする、きもちよくなる、と瓶を掴んだ、と思えばトパーズの彼に腕を掴まれた。
Kr「なかむ、おねがい、やめて…」
何言ってるんだろうこの人、患者殺したら怒る癖して、俺が自傷行為してたら止めるんだ。
嫌い、嫌い、大嫌い。
Nk「きりやんなんて大嫌い。」
目の前にいる彼は少し傷付いた顔をした、その後すぐにいつものように笑って返した
Kr「…俺はなかむに死んで欲しくないだけだよ。」
Nk「こんだけの量じゃ死にたくても死なねぇよ。」
吐き気がすごい、気持ち悪い、頭痛い。
ふらふらとしていれば黄色の彼に体を預け目を閉じた。
Krside
大嫌いね…、3年前も言われたよその言葉。
3年前は本当に酷かった、フラスコは投げるしメスも投げる。
いつも機嫌が悪いし、俺も彼のことを止めようとしても止められなかったから俺にも問題があるかもしれない。
出会ってばっかりだったから警戒してるのかもしれない。
でもやっと2年前辺りから会話ができるようになった、それはそれは嬉しかった、薬を作る時に相談もできる。
俺となかむじゃ得意分野が違う、なかむは薬を作るのに特化していて俺は薬の分量を決めるのに適していたからお互いができない所を補うことが出来る存在た。
だからそんな逸材を無駄になんかしたくない、彼以外とタックなんて組みたくない。
彼もだいぶ俺に依存しているようだが俺もだいぶ彼に依存している。
彼がいなければ俺は何も出来ないただの置物にしか見られないのだ。
彼が完璧主義なのは知っている、けれどそれもどれも彼の家庭環境や育った環境が悪かったからだ。
もう少し早く出会っていれば、もう少し俺が心理学を勉強すればもっと頼ってくれるかもしれない。
そうだ、きっとそうだ。
そう思った俺は彼を自身の部屋のベッドに寝かせ、鎮痛剤を彼に打ち、彼が寝ている間に俺は心理学を勉強した、どうにかして俺は彼を救いたいんだ。
使えるものは全部使う、例え自分の命を削ろうとどうだっていい。
それが俺の医者である唯一のプライドだ。