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⚠︎御本人様には一切関係ございません⚠︎
こちらの作品はwrwrd様の小説版創作ドラマとなっております。
登場人物に出てこない方がいるかもしれません。
公式の情報をアレンジしている箇所がある可能性がございます。
ご理解頂けますと幸いです。
・腐等の要素は一切含まれておりません
・軍パロ
・sha様が主人公 となっております
キャラ崩壊や誤字脱字等あるかもしれませんが、ご了承ください。
それではどうぞ、ご覧下さい
sha視点
sha「ハァー…」
部屋で1人、溜息をつく
sha「上手くいかんかったなぁ…」
そりゃ、二言返事で”わかった”って言うとかは思ってへんけどさ、
止めるくらいまでは粘ってもっていきたかったよなぁ、
sha「ん〜…どないしよか…」
明日、もっかい説得しに行くかぁ…
その日はそれだけで終わった
-翌日-
sha「よし、今日こそgrを!!」
丁度その時、インカムで伝えられた
『sha、至急総統室へ来い』
sha「丁度ええやん、ニヤッ」
ルンルンな足取りで総統室へと向かった
ガチャッ
sha「失礼しまーす」
gr「来たか」
sha「昨日の事で話があるんやんな?」
gr「あぁ、そうだ」
gr「此処には私達以外誰もいない」
sha「…」
gr「誰かに聞かれる心配はないゾ」
gr「それでだ、昨日何故あんな発言をした?」
gr「戦争は、嫌いではなかっただろ?」
sha「嫌いじゃないけど、今回は違う」
sha「例外なんだよ、」
sha「やったらあかん戦争やねん、」
gr「…どういう意味なんだ?」
sha「そのまんまの意味ですよ」
gr「…では聞き方を変えよう」
gr「戦争をしたら何が起きるというのだ?」
gr「お前は…何にそんなに怯えている?」
sha「…ッ」
脳裏に “あの時“ の情景がフラッシュバックする
皆の、死体が浮かんでくる
sha「…W国が負ける…」
gr「!」
gr「負ける…?」
sha「…コクリ」
俺のせいで、この国が初めて敗北し
皆が亡くなってしまう
zmとrbrを除いて…だが、
gr「S国に負けるというのか…?」
sha「それだけじゃない、皆が…」
sha「…ッ、皆が…死んじゃう…」
か細い声で言った
情けないなぁ…
俺が、分身でも出来たらどれだけ良かっただろうか
そしたら、皆が居なくならないで済んだかもしれないのに…
そんなアニメみたいな事、出来ないと分かっているけれど考えてしまう
gr「…」
gr「そうか、」
gr「なるほどな、大体は分かった」
gr「だが、少しその要望を飲むのは難しい」
sha「ッ!?」
sha「なんでッ!!」
sha「なんで、頷いてくれないん…ッ?」
gr「…」
sha「俺…俺…ッ」
sha「皆を、助けたいのに…ッ(ボソッ」
俺は俯き、涙を必死に堪える
sha「なぁ、もっかい考え直して…ッ?」
俺はgrに1歩、また1歩と歩み寄る
sha「このままやと、ほんまに取り返しのつかん事に…なってまう…ッ、」
声が震えて上手く喋れない
“また皆がいなくなるかもしれない”
それを考えるだけでも涙が溢れてきそうだ
sha「皆には…幸せになって欲しいから…ッ!」
sha「お願い…ッ、お願いやから、その首をッ」
sha「縦に振ってや…、」
弱々しい声でgrにそう言った
gr「…」
grは難しい顔をしている
そら、そうよな…
急に戦争なしで!なんて、簡単に出来ることちゃうもん
わかっとる、
はっきりとした根拠もないから直ぐには首を縦に振れないのも
わかっとる
それでも、縦に振ってくれないと困るんや…ッ!
幸せを…守るために…
皆を、救うために…
gr「…分かった」
gr「お前がここまで必死になるとはな」
sha「!!」
gr「戦争をなしにするように全力で交渉しよう」
gr「約束する」
sha「ほんまに…ッ、ありがとう…」
目に涙が溜まる
今すぐにでも溢れてきそうだ
sha「ありがとう、ございます…ッ!」
gr「…もう戻っていいゾ」
gr「すまなかったな、呼び出して」
sha「いや、元々話そうと思っとったし」
部屋から出ようと扉へと近づく
sha「…あ、そうや」
ピタリと扉の前で足を止める
gr「?まだ何かあるのか?」
sha「どうせ言うことになるやろうから、今言っとくわ…」
俺はgrに背を向けたまま、話を続ける
sha「俺、近々此処を抜けようと思ってんねん」
ガタンッッ
gr「!?」
後ろから、大きな物音が聞こえた
sha「だから、…早く俺の事忘れてな」
gr「な、何を言っている…?」
sha「…」
自分でももう何が言いたいか分からなくなってきた
何が本音なのだろう…
いや、きっと全部本音だ
全部本音で全部嘘なんだ
sha「俺の事を忘れてくれ…ッ」
sha「これが、俺からお前らへの」
sha「最後のお願いや」
sha「じゃ、今日はありがとうな」
ドアノブに手をかけた
gr「これは…皆に共有しても大丈夫か?」
sha「…」
無言で俺はその部屋から出ていった
ut視点
今日、急に会議室に集められた
なんの話しなんやろ…
ガチャッ
入ると俺とshaちゃん以外はもう集まっていた
総統のgrは何だか難しい顔をしている
ほんま、どうしたんやろ…
そう思いながら椅子へと腰掛ける
gr「…全員集まったな」
ut「?」
ut「shaちゃん居らんけど…」
gr「今回は “sha以外” で会議をする」
shaちゃん以外…?
shaちゃんの事について話すのだろうか
僕は直感的にそう思った
gr「皆もう察しているかもしれないが」
gr「今回話し合うのはshaの事についてだ」
gr「昨日、shaは “戦争をやめるべき “そう述べていたのを覚えているか?」
皆、無言で頷く
勿論、僕も
gr「その件で今朝shaと2人で話し合った」
gr「…色々あり、戦争は無くすことにしたのだが、」
皆「!?」
戦争を、なくした…?!
shaちゃんはどうやってgrを説得したんや…
gr「問題はその後だ」
gr「去り際、彼は私に向かってこう言った」
gr「 “近々自分は此処を抜ける” 」
rbr「は…?」
gr「 “自分の事を忘れてくれ” 」
gr「 “最後のお願いだ” と」
皆「…」
皆、吃驚している
そりゃそうだろう
いきなり仲間が抜けると言って、忘れてくれまで…
正直、めっちゃ吃驚してるし、悲しい、辛い
そんな事を言うなんて有り得ない…
しかもあのshaちゃんがやで…?
なんか…抱えてるんやろ…
なんで相談してくれへんのやろ
俺ら、昔からの仲やん…ッ?
こういう時に、いざって時に頼って欲しいのに
君は何時も他の人の事ばっかり…
俺はshaちゃんを救いたいのに…
助けたいのに…
俺もshaちゃんに助けられたから、救われたから
ここに居る奴等も皆shaに助けられてる
きっと、今の皆の気持ちは一緒だろう
zm「…なんで、shaはそんな事言ったんやろ」
ぽつりと、呟いた
ut「…何かを、抱えてるとしか思わへんよ…」
rbr「まだ、まだ間に合うんちゃうか…?」
え?
rbr「だって、わざわざ言ってくれた」
rbr「しかも今」
rbr「shaなりのSOSなんちゃうかなって…」
syp「…なるほど、」
kn「でも、shaは何を抱えてるんや…?」
皆「…」
gr「そういえば…」
gr「いや、関係ないかもしれないが、」
gr「戦争を無くすように訴えていた時、」
gr「ずっと、 “皆が死んじゃう” って言ってたゾ」
ci「皆が…死ぬ…?」
gr「… “皆に幸せになってほしい” とも言ってたな」
ut「しあ、わせ…」
そんなん、shaちゃんが居らな意味ないやん…
shaちゃんが此処から居なくなってもうたら、きっと皆今までの活気無くなんで…?
俺は、shaに幸せになって欲しいよ
tn「…取り敢えず、様子見でええんとちゃう?」
em「…そう、ですね」
tn「まだ何も情報がないから動こうにも動けへん」
tn「まだ、shaを救い出せへん…」
rbr「まずは情報集めから…か」
ci「shaさんが考えてる事、分かるかなぁ…」
ut「まぁでも、何となく僕らに関わるってのは分かったな」
syp「そっすね、」
gr「じゃあ、各々shaの事注意して見ておくように」
皆「ハイル・グルッペン」
gr「解散」
”解散” その言葉が出ても皆座ったままで、何か考え事をしている
shaちゃん…
僕はshaちゃんに助けられた事がある
いや、今でも助けられる事はいっぱいあるんやけどな?!
そんなんとじゃ比べ物にならないくらい、感謝した出来事があってん
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ??「君のその笑顔に、言葉に救われた」