⚠︎御本人様には一切関係ございません⚠︎
こちらの作品はwrwrd様の小説版創作ドラマとなっております。
登場人物に出てこない方がいるかもしれません。
公式の情報をアレンジしている箇所がある可能性がございます。
ご理解頂けますと幸いです。
・腐等の要素は一切含まれておりません
・軍パロ
・sha様が主人公 となっております
キャラ崩壊や誤字脱字等あるかもしれませんが、ご了承ください。
それではどうぞ、ご覧下さい
ut視点
俺は昔からダメな人間やった。
子供の頃から女癖は悪いし、物覚えも悪い。
オマケに性格もいいとは言えない。
自分は本当に屑だと思う。昔からそれは思ってきた事だ。
小さい時にshaと出会ってから、俺はshaに憧れを持っていた。周りからは親のせいで嫌われていたけれど、本当は凄く優しくて、強くて、明るい子だ。
小さい頃の俺はshaの顔が好きで女との約束を減らしてまでshaと遊んでいた。
あの頃からshaは眩しかった。
俺が凹んでたりしても親身に話を聞いてくれて、最終的には笑顔を此方に向け、笑い飛ばしてくれる。
あの笑顔に何度救われただろうか。
俺が今までで1番人生が上手くいっていない時があった。
その時はもう既にこの軍に入っていて、幹部になっていた。
さっきも言った通り俺は物覚えが悪く女癖が悪い。
学生時代から女を取っかえ引っ変えして何股も浮気をしていた程だ。
書類作業とか俺には向いていない。
1回聞いてもすぐ忘れる。
人一倍作業に時間がかかるし、やっと終わった書類を提出しても訂正ばっか。
仕事が出来なくて実践はめっちゃできる!系やったらまだ良かったんやけど、残念な事に俺に飛び抜けた実践能力はない。
それが備わっているのはうちの軍でいうとzmやshaだろう。
何度羨ましいと思ったか…。実践能力を上げようと練習を重ねるが直ぐには実力が出ない。
ストレス発散の為に女としょっちゅう遊んでいた為か一般兵や、俺の軍の後輩達からは舐められる始末。
そらそうよな、仕事が出来なくて実践も飛び抜けて強い訳でもなく女とばっか遊んでる、そんな先輩に向ける尊敬なんか”そ”の字もないわなw
その時が1番俺の体も、心もボロボロな時だった。
少しの事でイラついてしまう時もあった。
幹部の皆にも当たってしまう事があった。皆そんな俺に関わりたくないからか、ピリついてる時はあからさまに避けられていた。
1人を除いて。
俺がどれだけ避けられていても、イラついていても、何時も変わらず眩しい笑顔を見せながら近ずいて来てくれたshaちゃん。
何時も何時も話を聞いてくれていた。
“うん、うん”と相槌を打ってくれる。
それだけで俺の心は少しずつ満たされていった。
それでも、1度俺は軍を抜けて自殺しようと考えていた時があった。
勿論、その事をshaちゃんにだけ話した。
ut「僕な、この軍抜けて自殺しようかなって思ってんねん」
そう言うと、shaは凄く怒った顔で俺の右頬をビンタした。
sha「何言うてんねん…」
sha「死ぬとか、自殺とか、抜けるとか簡単に言うなぼけ!!」
ut「…でもな、俺もう限界なんよ 」
ut「今人生に終止符を打つ時ちゃうかな、って思っててさ、」
sha「…じゃあ俺も死ぬ!!」
ut「は、!?」
なんと、shaちゃんは自分が死ぬなら俺も死んでやるって、俺に言ってきた
俺はshaちゃんが死ぬのだけは嫌だ。
それは今も昔も変わらない。
shaちゃんは俺が、命をかけてでも護る。
心に誓っていることだ。
ut「それはあかん!!」
ut「shaちゃんが死んだら…俺…ッ」
sha「…嫌やろ?俺も今その気持ちやねん」
ut「でも、これ以上俺にどうしろって言うん?」
ut「疲れたよ…辛いよ…ッshaちゃん…(涙)」
sha「大丈夫、大丈夫やからナデナデ」
shaちゃんは情けなく泣いている俺を優しく撫でてくれる。昔から変わらない手で。
sha「俺は、俺だけは何時でもutの味方や。」
sha「どれだけ悪口を言われても、どれだけ書類が出来んくても、他に辛いことがあっても、俺が隣にずっといたる。」
sha「誓ったるわ!ニカッ」
何時もの眩しい笑顔を此方に向けられる
その笑顔を見るだけで、心が救われそうになるほど明るく、安心感のある笑顔だった。
ut「ぅ”…グスッ(涙)」
sha「だからな、大丈夫やで」
sha「悲しみも、辛さも、俺に話してくれたら俺が半分背負ったる!」
sha「”半分こ“や!」
ut「!」
“辛さも悲しさも全部半分こ”彼はそう言った
その言葉を聞き、俺の心がフッと軽くなった気がした
さっきまで死にたい、辛い、とばかり考えていて心が苦しかったのに
その言葉を聞いた瞬間に軽くなった。
それは、今でも変わらず俺にとっての魔法の言葉だ。
sha「書類が全然上手くできやんのやったらちゃんと出来るようになるまで俺が付き合ったるし!」
sha「実践能力高めたいんやったら俺が先生したる!」
ut「ッ!」
sha「…だから、ッ死にたいなんて、抜けたいなんて言うなよ…ッポロポロ(泣)」
いつの間にかshaちゃんは泣いていた
ut「!?」
ut「s、shaちゃん?!」
ut「ど、どうしたん、?」
sha「…ばか、ぁ、ポロポロ(泣)」
そう言うと、shaちゃんは子供の様に俺をグーで軽く叩き、胸の中にもたれてくる
ut「…ごめん、ごめんな、…ポロポロ(泣)」
sha「こ”わ、ッかった、ぁ”…ポロポロ(泣)」
ut「ごめん、ごめん…ッ(泣)」
俺は優しくshaちゃんを抱きしめ、”ごめん”とただひたすらに謝っていた
何分経っただろうか
お互いに落ち着いた頃
顔を見合わせて笑った
とにかく笑った
なんだか、今まで悩んでいた事がばからしくなってきた
その日から、shaちゃんに書類仕事を出来るようになるまで見ていてもらい、実践能力を高めるための特訓も見てくれた。
お陰で以前より仕事が出来るようになったし、強くなった。
本当、shaちゃんには感謝してもしきれない。
俺が今言えることはただ1つ。
この時、shaちゃんが居なかったら俺は確実に死んでいた。
いや、もしかしたらもっと前に死んでいたかもしれない。
shaちゃんは俺の命の恩人であり、俺の生きる希望だ。
だから、何があっても俺はshaちゃんを救わなければならない。
ut「shaちゃん…待っててな」
ut「必ず、助けたるから…ッ」
僕は1番最初に部屋を出た
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ??「俺はshaのお陰で自分を認めてあげれた」
コメント
2件
コメント失礼します! はんぺんさんの小説最高すぎます! 続きめっちゃ楽しみにしてます!