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結局、朝食の時間は「凪の膝の上で眠り続ける潔」という、ブルーロック史上最もカオスな光景のまま過ぎ去った。凪は玲王の殺気も蜂楽の視線も無視して、潔を腕の中に閉じ込めたまま、時折その柔らかな髪に自分の顎を乗せて、自分もまどろんでいた。
そして、午前10時。
ようやく、潔の意識がゆっくりと浮上してくる。
「……ん、……ふ、……ぇ……?」
ぼんやりと目を開けると、目の前には凪の広い胸板。そして、自分はなぜか「お姫様抱っこ」の状態で、凪の膝の上に収まっている。
「……あ、潔。おはよう」
「…………な、…………っ!!!」
一気に、昨夜の記憶が濁流のように脳内を駆け巡った。
服の中に潜り込んできた、凪のあの大きな手。
逃げ場のない腕の中で、数時間も「コリコリ、カリカリ」と弄り倒された感覚。
何度も何度もイかされて、最後には声も出なくなったあの屈辱と快感——。
「な、凪……っ! おま、昨日……あんな、……っ!!」
潔は顔面を火傷しそうなほど真っ赤にして、慌てて凪の腕から飛び降りようとした。
「ひ、……あっ!??」
だが、床に足をついた瞬間。
生まれたての小鹿のように、膝がガクガクと震えて、そのまま力なく崩れ落ちた。
「……っ、……腰が……入らない……!?」
「あ、危ないよ潔。まだ無理だって。昨日、あんなにビクビクしてたし」
「それを言うな!!」
凪に再びひょいと抱き上げられ、潔は屈辱に震えた。ストライカーとしての脚が、指先一つでここまで使い物にならなくなるなんて。
そこへ、10時まで(潔が起きるのを)一睡もせずに張り込んでいた玲王が、地獄の底から響くような声で乱入してきた。
「…………潔。…………説明しろ」
「れ、玲王……! いや、これは……」
「『お前、昨日、あんな』……? 『ビクビクしてた』……? 凪、テメェ……潔に……何時間、何を、何回、どの部位に施したんだよ!!!」
玲王の眼光はもはやブルーロックの照明より鋭く、その背後には嫉妬の炎が実体化している。
「玲王、落ち着け……! これは、その、御影家のマナーの……練習の一環っていうか……!」
「そんなマナー、俺は教えてねぇ!! 凪! 今すぐその『俺の潔』を返せ!!」
「えー……。やだ。昨日の潔、すごかったし。……玲王にも、見せてあげればよかった」
「殺す……!! 凪誠士郎、今すぐ表に出ろ!!」
腰が抜けて凪の腕でふにゃふにゃになっている潔と、勝ち誇った顔で離さない凪、そして嫉妬で発狂寸前の玲王。