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めめから引き離した佐久間をベッドに横たえる。
「体、大丈夫か?」
「うん。」
佐久間は微笑む。
「照……ごめん。」
照の髪を撫でる。
「待たせちゃったけど、オレを抱いて照のものにして。」
初めて抱かれた日に、自分まで佐久間を抱いたら、壊してしまいそうで怖かった。
めめが佐久間を優しく抱いていたのは見ていた。
それでも華奢な体には負担な気がした。
照は唇を噛み締めた。
2人の行為を目の前で見せられて、正直我慢なんてできるわけがない。でも躊躇してしまう。
悔しいけど、佐久間のことが1番大切だ。
佐久間の体に布団を掛けた。
隣に横になる。
佐久間は首を傾げる。
「照?」
「どうした?」
「なんで抱かないの?」
「今日はゆっくり休め。」
怪訝な顔で照を見る。
「抱きたくなくなった?」
不安そうだ。
「そうじゃない。」
目を逸らす。
「照……抱いて…」
手が伸びてきて、照を引き寄せた。
「めめに抱かれたから、嫌いになった?」
佐久間は目を潤ませていた。
(俺の気も知らないで、その目は反則……)
佐久間はぎゅーっと不安そうに抱きついてくる。
本能のままに佐久間を抱いてしまいたい気持ちを抑える。
「…体、辛くないのか?」
佐久間の耳元に囁く。
「大丈夫…だよ。」
涙声だった。
佐久間は分かっていた。
照の事だからきっと我慢してしまうだろうという事を。
「照はいつも周りのことを考えて、自分の事は後回しにして……そういうお前だから好きになったけど、お願いだから、オレのことまで我慢しないで。」
嗚咽が漏れた。
「佐久間……」
照の目にも涙が浮かぶ。
佐久間が愛しくて、強く抱き締めた。
しばらく抱き合っていた。
少しして佐久間の顔を見た。
目が濡れて真っ赤だった。
「佐久間、大好きだ……」
キスをした。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃになった。
少ししょっぱいキス。
でも、凄く幸せだった。
「ひか…る…。オレは大丈夫だから抱いて。」
あとからあとから溢れ出す涙を指で拭った。
「泣くな。」
佐久間の体に丁寧なキスを降らせる。
大切なものをより一層大切に扱う。
佐久間は焦れったくなる。
「照…もっとちょうだい…」
照はフッと笑う。
「俺を煽るなよ。」
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照の舌が口内に入ってくる。
舌でかき混ぜられて、佐久間の舌に吸い付く。
優しく…そうかと思えば激しく。
照のキスについていくのがやっとだった。
唇を啄まれたかと思うと、息もつけない程の激しさで舌を絡め取られる。
喘ぐこともできず、与えられる快感に悶える。
シーツを掴んで、熱を逃がすように目を伏せた。
しなやかな佐久間の体が波打つ。
唇は首筋をすり抜け、胸元へ流れていく。
胸元のハートに口付ける。
このハートはえろいとずっと思っていた。
いつかこのハートに触れたいと思っていた。
そのいつかがやっときた。
その他にも佐久間にはやらしいホクロが沢山あって、触れてみたかった。
むかし、ホクロは前世でキスをされた場所だと聞いたことがある。
前世の佐久間も沢山のキスをされて愛されていたんだと思う。
普段は太陽みたいに明るくて、子犬のようにじゃれてくる佐久間。
でも時折見せる佐久間は妖艶で、儚げで、庇護欲が掻き立てられた。
佐久間が欲しかった。
でもそばで笑っててくれれば幸せだった。
そばに居るだけでよかった佐久間は、腕の中にいる。
華奢ながら筋肉のついた綺麗な体。
白い肌が艶めかしい。
腰を引き寄せる。
折れそうなほど細い。
「っはぁ…ひか…る……」
めめが付けた赤い跡。
白い肌にバラが咲いたみたいだった。
そっと指でなぞる。
佐久間の体を隅々までなぞって、他にもあるめめの付けた跡を確かめる。
佐久間の体のほとんどに触れている。
悔しかったが、上書きしてしまえばいい。
唇と舌で佐久間の体をなぞる。
やらしく立ち上がった突起。
舌で転がす。
音を立てて吸う。
やらしい音が響くと共に、佐久間の息が荒くなる。
照の肌に爪を立てる。
「優しく…しなくて……いい…」
照はドキッとする。
「えっ…」
「オレ……だいじょ……ぶだから……」
「でも…」
「そんな…やわに…できてないっ…」
照がめめの痕跡を辿る一方で、やはり無理をさせたくないという気持ちが働いていたのを、佐久間は感じ取っていた。
その気持ちは嬉しかったけど、焦れったかった。
今すぐにでも、めちゃくちゃにされたかった。
佐久間は足を開いて、自分の孔を広げてみせた。
こんな大胆なことを自分がするなんて思ってなかったが、これくらいしないと照は抱いてくれないのではないかと思った。
「照…きて……」
照はゴクリと唾を飲み込んだ。
ドキドキと心臓がうるさい。
血液が中心に集まる。
我慢していたものが堰を切って溢れ出した。
もう止められない。
今までどれだけ佐久間を抱く想像をしただろうか。
自分の下で乱れる佐久間。
今それが現実のものとなる。
佐久間に覆い被さる。
少し乱暴なキス。
何度も何度も繰り返される。
佐久間の孔に指を挿れ、ほぐす。
めめに抱かれたばかりの孔は照の指をすんなり飲み込む。
中は濡れていた。
これはめめが放った精だ。
奥に指を挿れて掻き出す。
佐久間の中に残しておきたくなかった。
佐久間は奥を擦られて、悶える。
「っん……ぁん……っ」
もう耐えられなくて、佐久間の孔に熱くなった欲望を突き刺した。
佐久間の体に電流が走って、弓ぞりになる。
「あぁぁ……っ!!!」
もう優しくなんてできない。
激しく腰を打ちつける。
ほぐれているとはいえ、中はきつかった。
それに吸い付いてくる。
ちぎり取られてしまいそうだった。
照の方が先に果ててしまいそうだ。
呼吸を整えて、ゆっくりと腰を動かす。
リズミカルに打ち付けられる腰に合わせて、佐久間が声をあげる。
切なそうな声。
虚ろな目。
薄っすらと開いた口から雫が垂れる。
照に与えられる快感にトリップしてるようだ。
佐久間を抱きかかえる。
後ろから攻める。
「うっ…きつっ」
意識はほぼ飛んでいるのに、体は与えられる快楽に反応して絡みついてくる。
あまりの気持ち良さに照もトリップしてしまいそうだった。
「お前の中…反則。」
再び激しく腰を動かした。
昂りが精を放ってしまいそうだった。
「イクなら一緒だ。」
そう言って佐久間のモノを扱く。
前と後ろの両方から攻められて、衝撃で佐久間は意識を取り戻す。
「はぁっ…はぁっ……ひか…るっ…」
「佐久間……一緒にイこう。」
「ぅ…うんっ……もぅ、イキそうっ」
「俺も…もうイくっ!」
佐久間は後ろ手で照の顔を触れる。
「……っ!あっ、はぁっ、はぁっ、はぁ………っ」
絶頂を迎えて、佐久間は意識を失った。
照は佐久間の背中に沢山のキスを振らせる。
「佐久間…愛してる。こんなに幸せで怖いな……」
言葉とは裏腹に、照は幸せそうな笑みを浮かべていた。
コメント
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うわああ…もう、読んでるこっちが息苦しくなるような密度と感情の渦でしたね。照が「壊したくない」と我慢する気持ち、でも「上書きしたい」という嫉妬と独占欲の狭間で揺れるのが痛いほど伝わってきました。佐久間が自ら孔を広げて見せる場面、あれは彼なりの精一杯の「照が欲しい」の表現で、泣けます…。めめの痕跡をなぞるところも、過去を受け入れつつ今を刻もうとする照の覚悟が感じられて、切なくも美しかった。2人の大切さがビシビシ伝わる回でした。