それは、なんだろう?
眼前に映るは、手の平。
手の平に在るものは、白い花弁の一切れ。
僕はどうしてそれを握りしめていたのか?
とんと記憶が、無い。
自分が何者で、どこから来て、どう生きてきたのか。
思考を辿るも失敗。失敗。エラー。Error。
そして、視界は闇に沈んでいった…。
沈みゆく感覚は水に溶けていく様な、
深く、それはそれは、深く。
堕ちながら、貴女のことを考えていた気がする…
愛しく、胸が焦がれ、哀しくも、恋しくも、苦しくもある、そんな心の痛みと共にあった、貴女のことを…
絶望と共に⋯感じていた…様な気がした…。
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