テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
鏡に写った自分に言った。
花郁「…大嫌いだ」
鏡に写った俺ははニコニコと笑いながら、
??「え〜…」
??「本当?」
と、意地悪に笑った。
花郁「…は?」
意味がわからない。
なぜ鏡に写った俺が笑ってるんだ?
俺はそこに立ち尽くした。
花郁「…」
??「こんにちは。僕は花郁。」
花郁「は?花郁は俺だぞ?」
いきなり自己紹介したと思ったら俺の名前を名のる。
見た目もにているし、何なんだこいつは…
??「でもしょうがない。僕も花郁だもの。」
花郁「そうか、」
もう俺は考える事を諦めて近くにあったナイフを持ち、こう言った。
花郁「じゃあこの世に花郁は二人も要らねぇな…?」
??「まって!まって!怖いんだけど!」
鏡に写った俺は同様し、大声を出した。
花郁「でも分かりづらいだろ?」
??「じゃあ、僕の事は『カイ』って呼んでよ。」
花郁「じゃあ、よろしくな。カイ。」
そう言って俺は手を出した。
カイ「まって?」
カイ「ナイフ…持ったまま…」
花郁「チッ。そのまま手に突き刺されば良かったのに」
カイ「怖い!怖いよ!」