最近、お肌の乾燥がすごいですね。
side.もとぅ
あの日からちょうど一週間後の今日。結局おうちデートになったので、若井の家に行く準備をする。本人はちょっと嫌そうだったけど、最近行ってないし、一生懸命お願いしたらオッケーしてくれた。すっごく楽しみで、さっきから口角が下がらない。
この一週間はだいぶハードで、個人のお仕事が多かったから、まったく会ってない。正直俺は、ほぼ記憶が飛んでる。すっごく疲れたけど、今日のことを考えたら頑張れた。2人は俺の元気の源。これほんっとに。
インターホンを押して、若井が出るのを待つ。
若井「はーい…元貴、?早くね?」
大森「そうかなあ?まあとりあえず入れてよ~」
若井「いいけど…まだ片付いてないから、リビングで待ってて。」
大森「はーい!お邪魔します~」
若井「涼ちゃん来たら、入れてあげて。」
そう言うと、しっかり顔も見ずに二階に引っ込んでしまった。
大森「うん…変なの。そんな嫌だったのかな…」
スマホをいじって待っていたら、少ししてインターホンが鳴って、涼ちゃんが来た。
藤澤「お邪魔しま~す…元貴、もう来てたんだ」
大森「うん。楽しみで、早めに来ちゃった」
藤澤「んへ、僕も楽しみだった!若井は?」
大森「掃除するって言って、二階に行った。なんか様子変なんだよね」
藤澤「え、体調悪いみたいな感じ?」
大森「うーん…わかんないけど、なんか隠してる気がする」
藤澤「じゃあちょっと観察だね。何かあってからじゃ嫌だし、こういう時の勘はだいたい当たるから」
大森「うん…どうしたのかな…」
2人で話していると、やっと若井が下りてきた。でも、なんかやっぱりおかしい。まず、若井はあんな全身ダボダボコーデをしない。それに、いつも俺たちだけで会うときは前髪をあげてるし、メイクだってしてない。
で、一番変なのが声のトーン。明らかにいつもより低い。なぜか俺たちとの距離も開けてる。これは、俺らがなんかやらかしたやつか。
藤澤「若井…?大丈夫?しんどい?」
若井「え、?いつも通りだけどなあ…ごめん、なんも用意できてなくて」
大森「いや、そんなことはいいんだけど。ちょっと話そうよ」
若井「ぅえ…?は、話す?ん、いいけど…」
若井がソファに座った瞬間、俺と涼ちゃんで両側から抱きしめる。
大森「俺ら、なんかやっちゃった?ごめんね、話してくれる…?」
藤澤「怒ってる?ごめんね」
若井「いや、え、なんのこと…大丈夫だし…」
さっきからずっと下を向いて、全然こっちを見てくれない。体調が悪いわけではなさそうだから、メンタル的にってことなのかな…?でも、若井がテンション低いのなんてほぼ見たことないから、どうしたらいいのかわからない。
大森「若井、こっち向いて…?」
若井「なんで…?今すっぴんだから、」
藤澤「そんなの気にしたことないじゃん。ごめんね。顔、見せて」
若井「っ…引かないでくれる…?」
大森「当たり前じゃん。どこにそんな要素があるのよ」
藤澤「うん。大丈夫。ゆっくりでいいよ」
若井はふうっと息を吐いて、前髪をあげて、おでこでおさえる。それから、ゆっくりこっちに顔をあげた。
大森「ぇ…?」
藤澤「若井…?」
なんかやばい予感が…
コメント
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wkiさんどうしたんだろう…続き凄く気になります…!🫣楽しみにしてます!!🙇🏻♀️