TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

注意事項

・この作品はwrwrd様の二次創作です。

・本人様とは関係ありません。

・検索避けに協力してください。

・軍パロです。

・タヒネタ、流血表現が含まれます。

・没作品となってます。完結しない場合があります、ご理解下さい。

ワンクッション






























──────────────

ごっくん。

コンクリートの床に血のカーペットが敷かれ、そこに14人の人間が転がっていた。

皆、片目がくり抜かれている。

片目がどこにいったかって??

…。

「…はッ、はッ、ぅ、お"ぇッ。」

彼の腹の中だ。

彼の名はci。そして周りに転がっているのは彼の仲間だ。

大きなガタイの男がナイフを片手ににやりと笑う。

「次は、仲間の肉を食おうか。」

といって、1番仲の良かった紫色の彼の腕を切り落とす。

ciは意識を途切れ途切れにさせながら、涙を零し続けていた。

話せば長くなる。でも、彼にとっては一瞬にすぎなかった。

ciはA国に捕らえられた。

助けに来たshpが、罠にハマり殺された。

緊急事態に皆が駆けつけたが、それは敵の思うつぼで。

皆は続々と殺された。

ciは、皆の死を見届けることしかできなかった。

「生がいいか??それとも、焼こうか。」

敵が仲間の腕を片手に問う。

「はッ…ぁ、う"、お"ぇぇッッ」

ciは吐瀉物を撒き散らした。

1番近くに倒れている赤色の彼に少し着いてしまう。

「…ぁ、"、ぁぁッ。」

「答えないのなら、生で食え。ほら、お前の仲間だぞ。お前が殺したんだ。」

そういって、腕をciの口に押し込む。

生ぬるく、血が舌を汚す。

いやだいやだ、と抵抗することも不可能。

ciは敵のナイフを奪い、等々自分の喉に突き刺した。

























────────────

目を覚ますと、そこは医務室だった。

喉は少しだけ痛い。

ん?少しだけ?

ciは慌てて起き上がった。

すると、横に青色の彼が頬杖をついて寝ていた。

「…ぇ、ut、せんせい、?」

「ん…??ふごッ!!」

起きると同時に椅子から落ち、大きな尻もちを着く。

だが、彼は動いていた。

綺麗な青色の瞳も両方揃っている。

「…あ、起きたんや!!待ってな、sn呼んでくるわ。」

「…、いかないでッ!」

ciは離れるutの手を取った。

暖かかった。手を顔に当てる。

「…どしたの。」

ciの異常に気がついたのか、utは近づいて椅子に座った。

「ひぐッ…ぅ"ッ、お"ぇッ。ぇっ。」

「なんか悪い夢でも見たんか??」

「…ぅッ、、ぐすッ。」

「あーあー、腫れちゃうでそんな泣くと。」

utはciの頭を乱暴に撫でた。

わしゃわしゃ、と。

でもそれはciにとって安心する行動であった。

「なんの騒ぎ〜??ってあー、ci起きたんやね。」

snが気づいてやってきた。

ハンカチを差し出し、涙を拭く。

「なんか悪い夢見たらしいわ。ずっと泣いてる。」

「うーん、寝不足で倒れたんやからな。」

snはciの目が腫れていないかを確認した。

「せや、tnがめっっちゃ心配してたで。呼ぶから、説教でもされな。」

snは通信機を持って出て行った。

手を伸ばしたが、掴むことはできなかった。

その代わり、utがひとりぼっちの手を握ってくれた。


しばらくして、tnとそれからshpまで来てくれた。

shpはピコピコハンマーを手に持っていた。

そんなものいつ買ってきたんだ?

「お前なぁ、いくらなんでも徹夜のしすぎはアカンって…。」

「それtnに言われたくないよなぁ、ci。」

はあ、とため息を着くtnに、utが笑う。

ciは、ピコピコハンマーで頭を叩いてくるshpの腹に抱きついていた。

「おらおらおら。」

ピコピコピコピコ。

そんな可愛らしい音がなるが、ciはそれよりも大切な仲間が生きていることが嬉しくて仕方なかった。

「ぅ"〜ッ、shpッ…ぐずッ、ぅ"ッ。」

「おらおらおら。」

「shpくんそこまでにしたってや〜。」

と、utがciをぽんぽん叩く。

すると、ピコピコ音はutの頭から鳴るようになった。

「おらおら。」

「いてっ、いててっ。shpくんもおかしいわ!!診察!!診察をしろー!」

utは嘆いた。

ciは笑うtnをちらり、と見ていた。

























─────────────

「ciさーんっ、大丈夫ですか〜!!」

と、rpが駆け寄ってくる。

「あ、すまん、もう大丈夫やで。」

「よかった〜!!訓練中にぶっ倒れるんですもん!!肝が冷えました〜!!」

「rpー!!!!お前また書類無くしたやろ!!」

「わあー!!やべ、逃げろー!!」

と、rpはciの手を握って走り出す。

後ろからはrbが木の棒を持って追いかけていた。

「えっ、え…なに!?!?」

「また書類どっかいっちゃったんです!!」

「なにしてんのー!?!?」

うわー!!と、2人で叫びながら階段を駆け降りる。

ciが後ろを確認すると、rbが階段をちゃんと降りず、手すりを掴んで飛び降りてきた。

相変わらず、鬼の身体能力だ。

「今や!!shoいけぇ!!!!!!!!」

と、うるさい声が響く。

「rp!!観念しろっ!!」

shoが目の前に登場し、rpとciはぶつかった。

「ぶへッ!!」

「あれ?ciやん!!なにしてんのー??」

「巻き込まれてるんやけど。」

「ありゃ。」

shoはciをわしゃわしゃと撫でると、後ろを指さした。

ciも後ろを見る。

rpがrbに土下座をしていた。

「お前さ、書類無くすだけならまだしも。病み上がりのci巻き込むんはやばいて。」

「すんません。」

「全くー…。ci大丈夫か??」

「rbこそ、階段から飛び降りて…。」

「慣れたもんよ。」

rbはこんっこんっ、とrpの頭を木の棒で叩いていた。

ciは、くすりと笑った。

ピピッ。

「あれ、会議やん。緊急やね〜。」

「行こか。」

会議が始まる音だった。

ciはsho達と並んで会議室に向かうことにした。

緊急だが、何かあったのだろうか。






















─────────────

「A国が怪しい動きをしている。」

grは書類を見ながらそう言った。

A国。ciはツキリと痛む喉を撫でた。

「具体的には??」

と、emが問う。

「怪しい薬や人体実験、子供の奴隷化などだ。そして、急速に軍隊を作っている。恐らく、近頃戦うことになりそうだ。」

と、tnが書類を見せて言った。

「そこで、ciに潜入捜査を頼みたいのだが。」

あれ?

これ、どこかで見たぞ、とciは震える。

そうだ。潜入捜査に行って捕まったんだ。

ciは青ざめで、俯いた。

それを見たshpが背中を撫でる。

「ci病み上がりっすよ。」

「そうなんだ、寝不足で倒れているから心配でな。」

「ワイ行きましょか。」

「じゃあ、頼む。」

強いshpなら捕まることはないだろう。

と、ciは安心する。

「明日からっすよね。準備してきまーす。」

「ああ、よろしく。」

よかった、これであの恐怖は起きないぞ。


そう思うも、今だけだった。






















─────────────

その次の日の夜。

それまた緊急会議が開かれた。

何があったのだろう、とciは不安に思っていると、その不安は的中した。

「shpが捕まった。怪我も恐らく酷いだろう。zmとsho、迎えるか。」

「うい!!」

「任せとけっ!!」

zmとshoはるんるんで走っていった。








その次の日の昼。

またまた緊急会議が開かれた。

そう、

「zmとshoからの連絡が途切れた。恐らく、アイツらも捕らえられた。kn、ut、rp。行けるか??」

「もう蹴散らしてくるっての!!」

「敵さんに煙草買ってもらおーぜ。」

「なに呑気なこと言ってんすか!!」

3人は肩を組んでバイクに跨った。








その次の日の朝。

「連絡がない。行けるやつから行ってきてくれ。」

と、言われた。

行かねば、と思ったがciはその日他国での外交があったため、行けなかった。

os、ht、em、niが向かった。











やはり、連絡は来なくなった。

ciはまだ外交に他国へ行っている。

遂にはtn、sn、rbが向かうことになった。

grは、1人で寂しく窓の外を眺めていた。



















───────────

ciは走って軍基地に辿り着いた。

他国でのんびり過ごす時間などない。

ciはごくり、と喉を鳴らした。

一般兵が血だらけで倒れていた。

ああもう、手遅れだとすぐに分かる。

でも、助けれるかも。

ciは銃を片手に足を進めた。

「…ッ、!?!?お"ぅえッ!!」

びちゃびちゃッ、と吐瀉物が飛び散る。

玄関に仲間の頭が並べられていたからだ。

そんな、酷い有様にciは耐えられなかった。

また、彼らは俺を置いていった。

彼らだけ。

grだけ、そこに並べられていなかった。

ciは総統室に走る。

だがやはり、手遅れだった。

grはW国の旗の前に頭が置かれていた。

ciは、へたん、とその場に座り込む。

銃を頭に押し付け、ぐっと手に力を入れる。


W国国旗に、赤色の花が咲いたように。




























─────────────

「…ん"、ぇ、??」

目を覚ました。

目の前では、zmが黙々とご飯を食べていた。


そう、これはループ。

ciは巻き込まれたのか、それとも巻き込んだのか。

いっそ、これを使いこなしてやろう。

彼らが生きていけれる世界を、作れるチャンスだ。

そしてciは、zmに声をかけた。



























─────────────

xxxx年x月xx日

あの日から、なんにも進んでいない。

いや、あの日でいつも終わってしまう。

きっと、ループはciが死ぬことで起きる。

死ななければ、ループはしない。

この毎日が終わるんだ。

だけど。

仲間を助けることができないまま。

あいつらは、この日に必ず死ぬ。

俺がどう頑張っても、どうやっても。

もう、何回彼らの死を見なければならないの?

ciは、この日を繰り返すことで精神が崩れていっていた。

いや、”この日”ではない。

ループを繰り返す事に、戻る時間が長くなる。

今は、W国に幹部入りした時に戻っている。

rpはいない時だ。

それでも、時が経てばrpがやってきて、この日が来てしまう。

辛く、苦しく、重く、暗く。

もし、ループするのがgrだったら。

他の奴らだったら。

きっと、すぐに救ってループも止めれるのだろう。

元々、1番初めに戻って考えてみれば。

ciが捕まったことからがループの始まりだった。

あそこで捕まらなかったら?

いやでも、それはもう試した。

挙句の果てには、ciが彼らを殺す始末。

これ以上は分からない。

どうすればいいのかも分からない。

xxx回目のループ。

戻ってきたのは、まだ10歳の自分だった。

幼いtnと同郷の頃の自分。

そう、思えば。

もし、彼らと会わなかったら。

接することがなかったら。

彼らにciという悪魔がいなくなり、彼らは死ぬ事がない。

ciが死んだら、またループするかもしれない。

でも、彼らが死なないという、1番の目標がある。

そうだ、ciが居なければ。

ciが、W国に行かなければ。

その行動するのに、長い時間は必要なかった。

沢山の傷を背に背負って。














短くてすみません💦

投稿頻度が落ちてしまうのなら、短い作品を連載として投稿頻度した方が皆も良いかなと思いまして!!

続きは明日投稿頻度できたらいいなと!!

いいねが多いと私も嬉しいです✨

待ってます!!!!

(まだ最初だし、短いのでコメントはしずらいかと思いますが、コメントもあるともっともっと喜びます)


追記…6/25 この連載は投稿が止まったら、

「あっ、もう没になったんだな」と思ってください。

拭えぬモノを隠し 幸せを祈れ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1,818

コメント

15

ユーザー

待って、読んだだけで鳥肌ブワッてなりました!!!展開好きすぎます😭💞これが没作……!? 神作の間違いではないですか!?!?

ユーザー

おっとっと!!! Q.没とは…? いやマジで神作間違いなし‼️ こーいう系結構好きだから 続けて欲しいな〜! 続きが楽しみ!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚