テラーノベル
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#独占欲
#ワンナイトラブ
それからの数日後、会話はさらに減っていた。
完全に無くなったわけじゃない。必要なことは話すし、時々笑うこともある。
夜、帰宅しても彼女の顔をまっすぐ見られない。
(……どうすればいい? 何を言えば、このエラーを修復できるんだ?)
答えは、出なかった。
そんな沈黙が澱のように積もっていった、ある日のことだった。
「ねえ、陽一さん」
夕食のあと、彼女が、少しだけためらうように口を開いた。
「今度の週末、どこかに行きませんか?」
「……どこに?」
「温泉。ちょっと、気分変えたくて。ゆっくりできるところに、行きたいなって」
その笑顔は、どこかぎこちなく見えた。
(……このままじゃ、ダメだ)
逃げていたものと、向き合わないと。
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