テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
三年前〜
僕達はいつもどうり学校に行き授業を受けて、
くだらないことで笑い合って帰宅した
翌日からは夏休みだったため、遊びの約束を立てながら
そして夏休みに入り数日が立った
僕は家にいた
後に後悔した、ちぐと一緒にいれば、遊びに誘っていたら って
🐷「暇だなぁ〜。よし、ちぐにメールしよっえへへ」
🐷{ちぐ〜}
🐧{どうしたの〜けちゃ?}
🐷{暇ぁ}
🐧{けちゃ‥宿題は?}
🐷{そ、それはともかく}
🐧{も〜後で困るよ?}
🐷{暇ぁ}
🐧{笑 俺、今からショッピングモールに行くけど、けちゃも来る?}
🐷{僕、金欠(泣)}
🐧{わかった笑 行ってくるね〜}
🐷{いってらっしゃぁい👋}
数時間後雨が振り始めた
僕はなんだか嫌な感じがしていた
母「けちゃお!」
🐷「どうしたの?えへへ」
母「ちぐさくんが、ちぐさくんが、!」
このときにはなんとなく察していた
このあとの言葉を聞きたくなかった
母「交通事故で、亡くなったんだって。いい子なのに、、あんなに若いのに、」
🐷「っ!」
口の中はカラカラになり身体中は汗が吹き出ていた。
ちぐが亡くなった
居眠り運転をしていたトラックにひかれ、一生を、ちぐは終えた
数日後、ちぐの葬式が行われた
そこには、あっきぃ、ぷりちゃん、まぜち、あっちゃん、みんな居た
あっきぃは「ちぐちゃん、ちぐちゃん」などと泣き叫んでいて
ぷりちゃんはあっきぃを慰めながら「なんでや、ちぐ」など言いながら泣いていた
まぜちは「おい、ちぐ、眼開けろよ、ちぐ、」と泣いていて
あっちゃんは、一人静かに泣いていた
みんな泣いたり喚いている中、僕は、僕は、ただ一人泣けなかった。
最後に見たちぐは冷たくて白くて動かなかった
葬式が終わりみんな各々家に帰った
僕は自室にこもってちぐのことを考えてた
「けちゃけちゃ」と僕の周りをうろちょろするちぐ
「けちゃこれあげる!」と言っているちぐ
構ってほしそうにじっと僕のことを見てくるちぐ
可愛くて小柄な姿も、大好きな声も、もう、見れない、聞けない
そう思った瞬間僕の眼から涙がこぼれ落ちた
一滴落ちるともう一滴もう一滴と止まらなくなった
窓の外では世界がちぐという一人の少年の死を悲しんでいるみたいに大雨が降っていた