テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
その後、制服に着替えてリビングへ急いで行くと家族のみんながテーブルを囲んでいた。全員が私と初めて会ったみたいに改まっていた。
いつもはあんなに明るいのにね。まるでお通夜みたい。だって誰も喋ろうとしないから、重くて暗いんだもん。
そんな重い空気の中、お母さんただひとりがやっと口を開いた。
「終花。早くご飯食べて学校に行きなさい。」
死ぬのは私なので、私の方が辛いはずなのにお母さんの方が悲しそうにしてる。今すぐにでも泣き出しそう。
朝ごはんを急いで食べて、部屋にバッグを取りに行って、靴を履く。玄関のドアを開こうと手を添えると後ろから声がした。
「終花、、、頑張ってきてね、、、。」
、、、。もうとっくに心の整理は着いてるのにね。
ここまでにお母さんは私に心配させないためか、病気のことについては一言も触れてこなかった。
どうしてこうなっちゃったんだろうね。
そんな気持ちから逃げるようにお母さんに返す言葉は1つしか見当たらなかった。
「いってきます。」