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それが最後の言葉だった。ある日の朝私は大好きな人と話していた彼女の名前は葉月 未来。私の大切な親友だ。
おはよ~一日はその言葉から始まる。私たちはある事情で同居をしていた。幼馴染だったし、仲がとても良かったので嫌ではなかった学校にも一緒に投稿する「行ってきます!」2人でそういい学校へ向かい授業をし、部活をして帰宅する今日もそのはずだった。今日は先生方の都合で4時間授業だった。だから部活はなく、2人で帰っていた少し寄り道をしたかったが親にバレたら困るので、やめておいた。信号が途中で点滅する走った。だけど私の宝物のキーホルダーが落ちてしまった。見捨てればよかったんだろう。だけど未来は点滅した信号をよそに私のキーホルダーを取りに行った「ダメだよ未来!」そう言っても彼女は聞かないキキーッタイヤがコンクリートの地面を勢いよく滑る次の瞬間バンッ目の前で跳ねられた私の…キーホルダーを持った未来が…急いで駆け寄った「未来!未来!」名前を呼んだ。すると目をうっすらと開け「鈴…はい…」震える手でキーホルダーを渡してきた。そして「これ…大事な…ものだから…」キーホルダーには傷は一切付いていなかった「なんで取りに行ったの!」泣きながら私は言った「だって…亡くなったお父さんからの…最期のプレゼント…でしょ?」だからって…「鈴…今一言…いい?」「…なに?」「…ありがと!」元気よくでも確かに震える声でそういった未来はロウソクの火が一瞬で消えたように息をしなくなった…救…急車しかし私はスマホを持ってない近くには家はあるが未来を置いていけない「助けて…」冷たくなって行く未来を抱きしめ小さな声で言う。次は聞こえるように
助けて!
慌てて近くの家の人が出てきた「どうしたの!あら!救急車!」急いで救急車を呼んだ。未来…お願い…死なないで…未来まで…置いてかないで…それでも彼女の息は救急車が来ても乗っても病院についても戻ることはなかった
「嫌だよ…これが最期なんて…」ガラガラとドアが開く「どうぞ…」どこか不安そうに医者は言った「…」何も言わず入った…そこには…寝ているだけの未来がいた「息が戻る可能性は…正直0に近いです。」そう言った。私は何も言えなかった「では、これで…」医者は部屋を後にした。「未来ぅ…」泣きながら名前を読んでも息が戻るわけないのに…
…何日がたっただろういつまでたっても息が戻ることはない…わかっているのに…いつか戻ってくると思っている自分がいる…沈黙だ。泣くことも出来なくなった「…鈴?」誰かが私の名前を呼んだそれは紛れもない…目の前にいる未来だった。奇跡的に意識が戻ったのだ。それからは早かったリハビリをして家に帰ってまた日常に戻る