高校三年の夏
太陽はギラギラと眩しく蝉の鳴く声、雲ひとつない晴天、7月の終わりあたりから気温が上がり水分をこまめにとって涼しい所にいないと熱中症になりそうだ。
オレ自身部活はやってなく高校二年の冬から始めたパン屋のバイトをしている。
今の時期高三は夏休みを利用して学校に行き面接練習や受験勉強や先生との個人面談する人もいる。
オレも今日その一人だ。
まだ将来のことは決まっておらず…
何になりたいとか
どんな仕事に就きたいとか
何も決まってない…..
友達のほとんどは、大学やら就職などでバタバタして夏休みを過ごしている。
高三の夏休み、普通こんな呑気に過ごしてないよな….
そんなことを思いながら学校に向かった。
先生との個人面談嫌だな….まだ何も決まってないから、面談とかしたくない
心の中で漏らすも足を止めず暑い中歩いた。
あれ、サッカー部かな?陸上部もいる、すごいな暑い中
足を止め関心して見ていたが暑さはどんどん増し急いで学校の中へ入った。下駄箱に着き履き替えていると後ろから、
「小森!!久しぶり」
爽やかな声に引き寄せられ振り返ると同じクラスで仲のいい***「鈴木爽介」(すずきそうすけ)***だ
爽介とは高二の時同じクラスになってから仲良くなった
「小森今日面談?」
「そう。爽介は?」
「俺は、面接練習と図書室で勉強してた」
「そっか、もう帰るの?」
「いや…う〜ん、そうだ、小森面接終わったら飯行かねー。この後お前暇?」
「暇!飯行こう」
「ok!!終わったらLINEして図書室に居るから」
「わかった」
「じゃあ、また後で」
爽介は明るい声で答えて図書室のある階段へと行ってしまった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!