オレも教室に行くとすでに先生が教室で待っていた「おはようございます」
「おお!!小森おはよう。久しぶりだな元気か?夏バテしてないか?」
「してないです。お久しぶりです先生」
「よし、小森そこの席に座ってくれ」「はい」
言われた通り席に着いた。
「小森どうだ、自分のやりたいことは決まったか?」
「いや….まだ決まってなくて」たじたじになりながらも先生に伝えると、あきらかと言わんばかりに眉間に皺を寄せ
「そうか、大学や専門学校には興味ないのか?」
「大学や専門学校はお金がかかるので….多分母に反対されます…」先生の視線に心が強張るも出来るだけ先生の方を見ながら答えた。
「う〜ん、たしか小森のところは母子家庭だったよな」
「はい、先生….あの、やりたいこと決まったらすぐに先生に言います」不安に押し潰されながらも先生を見ながら言った。
歯切れの悪い声で先生が呟いた。
「う〜ん、決まったら教えてくれ。一応言うがお前合わせてあと三人が決まってないから、早く決めろよ」
ボールペンを回し笑顔で言ってきたけど目は笑ってなく、胸がきりきり締め付けられる
圧がすごいな….早く決めないと
「わかりました。今日はありがとうございました。」
「おう、小森気をつけて帰るよ。勉強しろよ。」
「はい。」席から立ち上がりすぐに教室を出て、下駄箱まで行き大きな溜息をついた。
平然としていたもののなんだか疲れた。自分でもわかってる….わかってる….わかってるけど
オレは少し硬い表情で立ち爽介にLINEした。
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