「はい翔太、ア〜ンして」
SnowManメンバーでの飲み会で、酔っ払った宮舘が渡辺に…唐揚げを箸で摘んで食べさせている
「ちょっ…そう言うの恥ずかしいから、やめてって///」
思わず、唐揚げを手で掴んで…それを阻止する
「えぇ〜良いじゃん…翔太って照れ屋さん♪」
すでに出来上がっているのか、宮舘には渡辺しか見えておらず…
付き合っている事を隠すつもりも、ないらしい…
唯一、その事を知っているメンバーの深澤と岩本に助けを求めるが…
「………」
彼等にも、どうする事も出来ないらしく…ソッと目を逸らされた
「ねぇ翔太、ギュッてして良い?」
メンバーの前で、抱き締められながらそう聞かれ…
【聞くなら、やる前に聞けよ】と思ってしまう
「俺さ、翔太の事…ずっと好きだったんだよね〜」
俺達の目の前で飲んでいる、事情を知らない向井と目黒は…目を丸くして2人の事を見つめていた
「何これ!何が始まった?」
佐久間は驚きの声を上げ、楽しそうに目を輝かせて成り行きを見守っている
「涼太、意外と甘えるタイプなんだね…」
阿部は、静かに酔うタイプなのか…1人で分析を始め
笑上戸のラウールは、笑いながらスマホで記録のムービーを撮り始めた
きっと、酔いの覚めた宮舘に見せて…楽しむつもりなのだろう
「涼太、もう離してよ…」
渡辺が、そう声を掛けると
「翔太は、俺の事嫌いなの?」
悲しそうな顔で、そう聞いて来た
皆んな、渡辺の返事をドキドキしながら待っている…
佐久間に至っては、おしぼりをマイク代わりに…インタビュアーの様に、それを差し出し…
渡辺の声を拾おうと、してもいないヘッドホンを耳元で抑えるフリまでして…その時を待っている
「あ〜もう、好き。好きですよ〜///」
諦めた様に、渡辺が答えると【おぉ〜】と言う歓声が上がり
何処からともなく拍手が聞こえて来た
『何なんだ、この状況…』
皆んな、一応に酔っていて…平常心なのは自分位か…
宮舘は、渡辺の答えに嬉しそうに頬を緩め…ニッコリとニンマリと笑っている
「ねぇ、ふっか…この収集どう付けるの?」
今度は、個人にと…深澤に声を掛けると
「俺に、それを今聞くの?」
深澤が驚いた顔で、目を泳がせる
「………」
ラウールのカメラが深澤を映し、隣に居た岩本が自分が映らない様に距離を取る…
「おい照…逃げるなよ」
深澤が岩本との距離を慌てて詰めるが…岩本は、深澤の体を押して離そうとする
「2人共、頑張って」
宮舘が訳の分からない応援を始め…
拍手する為に渡辺から手を離した隙に、目黒と向井のいる方へ避難した
「翔太、どうしてそっちに行くの?」
不満そうに唇を尖らせる宮舘に、渡辺が視線を逸らす
「康二、翔太捕まえてて」
宮舘が向井にそう言うと、向井はそれに従い渡辺の腕をシッカリ掴んで離さない
結局、再び宮舘の腕の中に戻った渡辺は…目の前に座る向井に【今度、覚えとけよ】と口パクで伝えた
こうして飲み会は毎回、ゆり組のイチャつく場所となり…この会の名物となった
「これで、皆んなに隠さなくて良くなったね」
宮舘は、そう言って笑い
「涼太、お前…」
渡辺は、宮舘の言葉に絶句した
「あの位で、俺が酔う訳ないだろ」
「………騙された」
頭を抱え悔しそうにする渡辺を
「翔太、酔っ払ったみたいだから俺が送って行くね」
そう言った宮舘は、渡辺を連れて夜の街へ消えて行く…
「おはようございます…」
次の日、渡辺が腰を押さえて仕事場に来た…しかし、誰も触れず…誰も見ない…
「皆んな、また飲もうね」
そう言った宮舘は、渡辺の横で清々しく笑っていた
コメント
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営みも、あるのかなぁ???🤩🤩
