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🍱🦖×👻🔪です。🔞です。
血表現あります。2話は鬱、不穏な感じになる予定です。
苦手な方はバックでお願いします。
なんでも許せる方向けです。
伏字ありません。ご本人様と一切関係ありません。
よろしくお願いします。
疲れた。
今日の任務はいつもより大変だった。
ライも星導もカゲツも今日は俺とは別行動だったから、なにせやることが多かった。
拠点に戻れた頃には夜中の0時を回っていた。
あいつらはまだ任務だろうか。
そんなことを考えながらぼーっとソファに座っていると、ライからメッセージが届く。
『任務終わりに星導んちで飯食ったらカゲツが寝ちゃった。今日は俺も星導んちに泊まるから、拠点には戻らないよ。一人なんだから戸締り気をつけて』
そうか、あいつらの任務先、星導の家の近くだったか。
俺はソファから立ち上がり、シャワーを浴びに浴室へ向かう。
コンコン。
誰かが拠点のドアをノックする。
こんな時間に誰だ?
脱ぎかけた服をもう一度着直して、ドアをゆっくり開く。
「ウェン?」
そこには見慣れた男が立っていた。
「お前、どうしたこんな夜中に…」
「いや〜、明日こっちで任務あるから、ディティカの拠点に泊めてもらおうと思って来たんだけど、本部のオジサンに捕まっちゃってて…」
そう言ってウェンは笑った。
「おお…そうだったん。連絡してくれたら良かったのに。まあ入れよ、さみーし」
俺はウェンを招き入れる。
玄関の扉を閉めるなり、ウェンは俺ににじり寄ってくる。
「…何だよ」
「ずいぶん久しぶりだな〜と思って」
確かにウェンとは、数ヶ月程顔を合わせていなかったような気がする。
「まぁ、そうかもな」
俺は少し照れ臭くてウェンから顔を逸らす。ウェンは俺の顔をじっと覗き込んでいる。
「ロウ」
「…だから何だよ…」
「こっち向いて」
「…っ」
ウェンが俺の頬に手を当て、優しくキスをする。
「ん…」
久しぶりなのに体がウェンを覚えている。
長いキス。今だけ時間がゆっくり流れているようだ。
やっとウェンが唇を離す。
「な、なにすん…」
「さ、晩御飯買って来たから食べよ〜、お邪魔しまーす」
ウェンはぱたぱたと足音を立てながら部屋へ向かう。残された俺は一人顔を赤らめる。
何なんだよアイツ…。
「やっぱりハイボールだよねぇ」
ウェンはハイボール缶を片手に飯を食っている。俺はウェンを横目に報告書をまとめる。
シャワーも浴びたし、これが終わったら休むとするか。
「ウェン、食い終わったらシャワー浴びろよ。タオルとか服とか、脱衣所に置いてあるから」
「え〜ありがと〜、気がきくなぁ」
「おー」
俺が返事すると、ウェンはまた飯を食い始めた。俺も報告書に目を落とす。
しばらく静寂に包まれる。
ウェンは俺と二人だと結構静かなんだよな、東の奴らといる時はどうか知らないけど。
「そういや、明日の任務ってお前だけなん?」
「や、オリエンスのみんなも来るよ〜、みんな今日遅くまで任務で、僕だけ前乗りって感じ」
「あー、そうなんか」
「そうそう」
俺は報告書を書き上げ、伸びをする。
「やっと終わったわ…」
「お疲れ様〜」
俺は立ち上がり、寝室へと向かう。
「俺、先に寝るから。今日他の奴ら居ねーし、お前ベッド好きなの使えよ」
「はーい」
ウェンは俺にひらひらと手を振る。
明日は久しぶりに何もない日だ。
ゆっくり眠ろう。
「ロウ…」
まどろみの中、ウェンが俺を呼ぶ声がする。
ゆっくり目を開けると、まだ朝ではない。時計に目をやると、俺が眠ってから1時間ほど経っている。何か用事でもあるのだろうか。
「なに…」
風呂から出たところなのだろう、ウェンの髪からうちのシャンプーの香りがする。
というか、ウェンの顔が近い。
「ロウ〜…」
ウェンの吐息が首筋にかかり、体が一気に目を覚ます。
よく見るとウェンは俺の上に覆い被さっていて、目がとろんとしている。
「お前…酔ってんのかよ」
「酔ってないよ、通常運転…」
そう言いながら、ウェンは俺の服の中に手をそっと入れ、肌を撫でる。
「おまっ…!」
「ねぇ、いいじゃん…久しぶりなんだからさ…」
「明日早いんじゃねぇのかよ…っ」
「それはそうなのよ」
ウェンはくすくす笑って、でも俺の身体をまさぐるのをやめない。
「やめ…」
「僕とシてない間、誰にも触らせたりしてないよね?」
「し、してねぇけど…」
「ふーん、そうなんだぁ」
ウェンは満足そうな、恍惚な表情で俺を見つめる。まじまじと見つめられるの、俺が苦手だって知ってるくせに。
ウェンは俺の首筋にキスを落とす。
「やっ…」
ウェンの手が俺の胸に届き、乳首をつねる。
「あぁっ」
「ココ、好きだよねぇ…ロウきゅん」
「ロウきゅんって、呼ぶな…んっ」
さっきと違った乱暴なキスで口を塞がれる。我慢できなくなって俺が舌を入れると、ウェンはがっつくように俺の舌を貪りはじめた。
「ん…んぅっ、ふ、っ!?」
「ふふ…、僕の、もうこんなんなっちゃったよ」
そう言いながらウェンは、自分の大きくなったモノを俺の股間にぐりぐりと擦り付けてくる。
「や、あっ、おっき…」
寝巻きの生地が薄くて、ウェンのモノの感触が生々しく伝わってくる。それに意識を集中させると、どくどくと脈打っているのが分かる。久しぶりに感じるウェンの…ああもう、そんな事されると、何もかもがどうでも良くなってしまう…。
「ねえ、顔トロトロだよ?さっきまでの威勢はどうしちゃったのかな、ロウくーん」
「うるさ、あっ♡」
ウェンが俺のズボンとパンツをズルっと下ろした。先走りで濡れてしまった俺のモノをまじまじと見つめ、ウェンは嬉しそうに微笑んだ。
「気持ちいいこと、いっぱいしてあげる」
「や、あっ、う…ウェンっ」
「なぁに?」
「手、とめてっ…出る…から」
いつの間にか俺は座らされていて、後ろからウェンが覆い被さって俺のモノを優しく扱いている。
ウェンは俺の肩を執拗に噛み、歯を血が出るまで食い込ませ、跡をつける。いつもそうだ。俺の肩や腕にはウェンが過去につけた歯形の傷跡がいくつも残っている。鏡を見るたびに、それらを愛おしく感じてしまうのは、やっぱり俺がウェンに身も心も奪われてしまっているからだろう。
「いっ…痛いって、それ…」
「血の味がする」
「当たり前、だろ、っう」
「もっと強く?わかった」
そう言うとウェンは更に強く肩を噛む。
「い゛っ…!」
今まで感じたことのない痛みに身体がびくんと跳ねる。
「はは、気持ちいいの?ロウくん」
「そんなわけ…っ、あぁっ!」
ウェンが手の動きを早め、俺は息つく間もなく射精する。
「はぁ、はぁっ」
「はい、よく出来ました」
「ンっ」
上がる息を整える間もなく、ウェンに顎を引き寄せられキスをされる。呼吸が苦しくて、唇と唇の隙間から一生懸命に息を吸う。大きく上下に動く俺の肩をウェンが優しく抱き寄せる。
「ふーっ、ふー…」
「ごめんね夜中に無理矢理、疲れてるのに。もう寝なきゃね」
ふと現実に引き戻されたように、ウェンは俺から手を離す。
それが何だかやけに寂しくて、思わず俺はウェンの胸に顔を埋め彼を抱き寄せた。
「おま…、お前、出してねぇじゃん…」
「え?」
「挿れねぇの…?」
そう言いウェンの顔を覗き込む。ウェンは少し戸惑いを見せた表情をし、それから笑った。
「何、欲しいの?」
「お前が、その気にさせるから…」
「もー…、我慢しようと思ったのに」
ウェンは優しく俺を抱きしめ返した。
結局、行為が終わったのは空が白んできた頃で、ウェンは数時間の仮眠を取って任務へ向かった。
あの時、ウェンを送り出すべきでは無かった。
と、俺は今でも後悔している。
2話に続きます。
次で終わる予定です。