テラーノベル
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金属製の義手を作成してもらった後、ドミンゲスとの戦いでかなり損傷していた服を買い替えることにしたレオン一行。
レオンが元々着ていた革ジャンは、義手を動かす際に袖を捲れないことが不便だったこともあり、丈夫で燃えにくい素材で出来たシャツに目星を当てることにした。
レオン「これとこれ、どっちがいいかな?」
アクセル「普段着にスカイブルーはちっとヤベェだろ。俺っちですらほんのちょっとだけ引くぜ。」
レオン「よし、じゃあこっちだ!」
アクセル「ワインレッド!?」
レオン「…なんか変か?」
アクセル「まあ、黒系の上着になら似合うかもだぜ。レオンは革系のが好きだったっけか?」
ちょっと悩んだ後、レオンはワインレッドのワイシャツを購入した。シンプルなデザインながら、通気性も良くて涼しく着られる代物だった。
アクセル「へへっ。俺っちも新しいの買っちゃったぜ!」
『海の男』。デカデカと文字が入った、スカイブルーのTシャツだ。普段から着ているデニムのツナギの下に着れば、漁師というより工場長だ。
その頃。レオンたち2人と一旦分かれて1人で行動していたクルミもまた、これから訪れる夏に向けて服を新調していた。
クルミ「これにしようかな…でも…」
クルミはTシャツを新調した。
そこまでは良かったのだが…
クルミが手に取ったのは『バトルストッキング』。黒色のニーハイソックスなのだが、身を守る為に丈夫に作られている。ファッション性と護身性を兼ね備えた、終末世界においてこれ以上ない小物である。
クルミ『バトルストッキング…買っちゃった…』
クルミ『これまでは…脚隠したりとか…しなかったのに…』
クルミ『…こういう気持ち、初めてだから…わかんない…』
クルミは心の中に想いを仕舞い込み、そっとお会計を済ませた。バトルストッキングと新調したTシャツを買い物用の袋に入れ、店を後にする。
同じ頃、レオンも新しい上着を購入していた。黒色のレザー製で、肘あたりで折り畳めるように留め具がついた仕様。戦闘時には動きやすいように袖捲りも可能というものだった。
レオン「いっぱい買っちゃったな。」
アクセル「そうだな。帰り何か食って帰る?」
レオン「…いいな。」
アクセル「クルミが合流したら、その時に行こうぜ。」
同じような背丈の男2人。夕陽を背に受けながら、待ち合わせの場所へと歩いていくのだった。
コメント
2件
最新話投稿お疲れ様です レオンさんが買った赤いTシャツ…いい感じでしょうね。 にしても…クルミさんもしや、レオンさんに恋を…ふふ、甘酸っぱい香りが荒廃した世界なのに少ししましたね。 次回も楽しみに待っています。
第12話、楽しく読ませてもらいました!服の買い替えっていう日常パートなのに、三人の性格がしっかり出ててすごく好きです。特にアクセルの「海の男」Tシャツには吹き出しそうになりました(笑)。クルミがバトルストッキングを選ぶときの初々しい気持ちの描写も、なんか胸がきゅっとなりましたね。レオンとアクセルの並んで歩く後ろ姿の情景が目に浮かんで、ほっこりしました!