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ーーskng sideーー
そこからは沢山のスポットを巡った。タズミンとのグリーティング、カチューシャ選びやポップコーンバケットの購入など、誰から見ても遊園地を満喫した。
skng「いや〜中々満喫しましたね。このカチューシャも良いのが見つかって良かったです。見てくださいよ、これ。」
セラ夫の前に出て、カチューシャを見せつける。
skng「めちゃめちゃかわいくないですか!?これお気に入りですよ〜。」
srf「うん。似合ってるよ。」
やっぱり反応が薄いですね…やっぱりすぐに気を楽にすることは出来ないか。うーんどうしようか………
ぐぅ〜〜………
お腹の音が鳴ってしまった。もちろん私のお腹からだ。もうお昼時だし、しばらく動いていたし。でも結構恥ずかしいですね……。
skng「すみません、お腹鳴っちゃいました。何か食べに行きませんか?」
srf「いいよ。ちょうどお昼だしね。」
skng「レストランはどこもいっぱいでしょうね…ポップコーンは流石に足りないし…。食べ歩きとかどうですか?いっぱいフードもありますし!」
srf「いいよ。どこから行く?」
skng「じゃあ、まずは肉系から攻めましょう!」
最初に買ったのは照り焼きチキン。骨付き肉で、豪快にかぶりつくスタイルで食べる。
skng「おお…写真より結構大きいですね。早速いただきます。」
ほろほろと崩れるお肉と、照り焼きの味付けが凄く美味しい。骨なんか気にせずに夢中でかぶりつく。
skng「美味しい!何回も食べたくなるくらいです!」
srf「確かに美味しい。少し並ぶだけあるね。」
skng「ごちそうさまです!次はあれを食べましょう!」
そこから次々と食の連鎖が起きる。アイスキャンディー、チュロス、ポテト、ホットドッグ…。遊園地の定番からあまりないものまで沢山のフードを食べた。
skng「ふぅ…お腹いっぱいです。少し食べ過ぎたかもしれませんね。」
srf「凄い食べっぷりだったよ。全部食べ尽くしちゃうかと思った。」
skng「流石に全部は食べられませんよ…。この遊園地のフードは凄い量ありますからね。」
skng「腹ごしらえも終えたことですし、もう一度アトラクションに乗りにいきましょう!準備は万端です!」
srf「そうだね。そろそろアトラクション巡りを再開しようか。」
食べ歩きを終えて次のアトラクションへ向かった。次のアトラクションは「タイム・トライヴ」という名前だ。この遊園地の三大ジェットコースターの一つで、サンダーライブもこれに数えられる。今日の目標は三大ジェットコースター全てに乗ること!制覇してみせます。待機列に並んで順番を待つ。一番人気なようで、長く待つことになりそうだ。
skng「うわっ…凄い長い列。長く待つことになりそうですね。」
srf「ほんとだね。まぁ、取り敢えず並ぼうか。」
時間を巡りながら走り抜けるこのコースターは、そのスピードや回転率の早さから待機列も素早く進んでいった。
skng「結構思ったよりも早く進みますね。これならすぐにーーーーーー。」
srf「凪ちゃん、ごめん。先行ってて。」
それだけ言うと、セラ夫は列の進む方向とは逆の方向に走り出してしまった。人々を掻き分け、列を抜けてどこかへ走っていってしまう。何かを追いかけているようにも見えた。
skng「え…?ちょ、ちょっと!?どこ行くんですかー!!?」
skng「ええ…!?嘘でしょ…!」
一人で乗っても味気ないし、ここでセラ夫を放っておくのも絶対によくない!待機列を抜けて、セラ夫を追いかける。早過ぎてすぐに見失ってしまった。
skng「どこ行ったんだ…!?あぁもう!取り敢えずしらみつぶしに探そう!」
遊園地内を片っ端から探し出す。レストランや休憩所も探したが、どこにもいない。何故突然走り出したのかも分からない。でも、緊急性があったのだけは分かる。一体何があったのだろうか。
探し続けること約20分ほど。
トイレの裏に続く道の地面にあるものを見つける。
skng「この指輪…セラ夫が付けてるやつだ。」
型も同じ、指のサイズ的にもセラ夫と合致している。この先にセラ夫がいるのだろうか。
トイレ裏に続く道を進んでいくと、トイレ裏にスペースがあるのを見つける。表からは一切見えず、陰になっていて暗い。穴場スポットのようなものだろうか。さらに進むとーーーーーーそこにはセラ夫が立っていた。暗くてよく見えないが、何かを持っているのでしょうか。
skng「やっと見つけた…どれだけ探したと思っているんですか。理由も言わず突然走り出してどこかに行ってしまうんですから…。…ところで何をーーーーーー」
歩み寄ろうとして、止めた。
血だ。
セラ夫の目の前には、頭から血を流して倒れた人が倒れている。セラ夫の手にはナイフ。どこからどうみても殺人現場だ。
skng「え…?これは……?…セラ夫?一体何が…」
srf「ごめんね、凪ちゃん。」
ーーsrf sideーー
それからは凪ちゃんに連れられて沢山のスポットを巡った。グリーティング、カチューシャ選びやポップコーンバケットの購入など、誰から見ても遊園地を満喫しているように見えるだろう。
その道中で、ターゲットの情報をもう一度確認する。
「鈴木俊治」…。テロリストとして裏社会でとても有名な人物だ。様々な大犯罪を起こしてきており、国からも指名手配されている輩だ。まさか俺に依頼が回ってくるとは…。それに、この遊園地にいることを知っているうえ、都合よく俺に依頼をした、依頼人の方が謎が多い。何故、そんな情報を知っているのか。それよりも、今はどうやってターゲットを暗殺するかを考えねばならない。凪ちゃんにバレずに暗殺する方法は無いのか…。
skng「いや〜中々満喫しましたね。このカチューシャも良いのが見つかって良かったです。見てくださいよ、これ。」
悩んでいる俺の前に出てきて、カチューシャを見せつけてくる。
skng「めちゃめちゃかわいくないですか!?これお気に入りですよ〜。」
srf「うん。似合ってるよ。」
可愛い。少しだけ重くなっていた気が楽になった気がする。身長差もあり、少し上目遣いなのも良いポイントだ。少しばかり眺めていると…
ぐぅ〜〜………
凪ちゃんからお腹の音が鳴った。もうお昼時だもんね。しばらく動いていたし。恥ずかしがってて可愛い。
skng「すみません、お腹鳴っちゃいました。何か食べに行きませんか?」
srf「いいよ。ちょうどお昼だしね。」
skng「レストランはどこもいっぱいでしょうね…ポップコーンは流石に足りないし…。食べ歩きとかどうですか?いっぱいフードもありますし!」
srf「いいよ。どこから行く?」
skng「じゃあ、まずは肉系から攻めましょう!」
最初に買いに行ったのは照り焼きチキン。骨付き肉で、豪快にかぶりつくスタイルで食べるのがウリなんだそうだ。
skng「おお…写真より結構大きいですね。早速いただきます。」
ほろほろと崩れるお肉が確かに美味い。でもそれ以上に夢中になってチキンを食べる凪ちゃんが可愛い。暗殺の事とかどうでもよくなりそうなくらいだ。
skng「美味しい!何回も食べたくなるくらいです!」
srf「確かに美味しい。少し並ぶだけあるね。」
skng「ごちそうさまです!次はあれを食べましょう!」
そこからは早かった。アイスキャンディー、チュロス、ポテト、ホットドッグ…。凪ちゃんはフードを片っ端から食べていく。それはもう爽快なほどに大きく口を開けて食べ続ける。
みていて気持ちがいい。
skng「ふぅ…お腹いっぱいです。少し食べ過ぎたかもしれませんね。」
srf「凄い食べっぷりだったよ。全部食べ尽くしちゃうかと思った。」
skng「流石に全部は食べられませんよ…。この遊園地のフードは凄い量ありますからね。」
skng「腹ごしらえも終えたことですし、もう一度アトラクションに乗りにいきましょう!準備は万端です!」
srf「そうだね。そろそろアトラクション巡りを再開しようか。」
食べ歩きを終えて次のアトラクションへ向かった。次のアトラクションは「タイム・トライヴ」という名前らしい。凪ちゃんが楽しみにしていたアトラクションの一つらしく、絶対に乗りたいそうだ。一番人気で気長に待つことになりそうだ。
skng「うわっ…凄い長い列。長く待つことになりそうですね。」
srf「ほんとだね。まぁ、取り敢えず並ぼうか。」
このコースターは回転率が早く、思ったよりもある待機列は素早く進んでいった。その間に、ターゲットの暗殺方法について考える。というかまず、「遊園地の中にいる」と言う情報以外には何も分からず、どこにいるかまったく検討がつかない。どこにいるのだろうか。見つけたら早いところ殺しておきたいーーー
その時だった。
退場列から一人の男が出ていくのを見た。それは紛れもなく、鈴木俊治本人だった。ここを逃せば人混みに紛れてしまい見失ってしまう。追いかけなくては。
skng「結構思ったよりも早く進みますね。これならすぐにーーーーーー。」
srf「凪ちゃん、ごめん。先行ってて。」
それだけ告げ、俺は列の進む方向とは逆の方向に走り出す。人々を掻き分け、列を抜けて鈴木を追いかける。奴もこちらに気づいたようで、走って逃げ出し始める。俺が刺客であることに気付いたようだ。
skng「え…?ちょ、ちょっと!?どこ行くんですかー!!?」
skng「ええ…!?嘘でしょ…!」
遠くから凪ちゃんの声がする。どんどんと離れていき、いずれ聞こえなくなってしまった。心配させないためにも、なるべく早く戻らないと…。
鈴木に追いつき、首根っこを掴んでトイレの裏に連れていく。
srf「お前には死んでもらう。」
問答無用でナイフを突き立てて即殺しようとするーーーが。鈴木はとある提案を持ちかけてきた。
鈴木「ま、待て!話をするべきだ!え〜っと…そうだ、貴様の隣にいた男!あいつの話をしよう!」
srf「お前と話すことなどない。」
鈴木「本当にいいのか?あいつに関する重要な情報だぞ?」
srf「…なんだと?」
鈴木「そうだ、あいつの生命に関わる話だ。どうだ?今ここで俺を殺せばその情報は得られないままだ。どうする?」
srf「……少しだけ聞いてやる。」
鈴木「賢明な判断だ。まずはそのナイフを下せ。」
ナイフを下し、話を聞く体勢になる。そして鈴木は話し始めた。
鈴木「実はな…あいつはマフィアの傘下グループに狙われてんだ。結構いいとこの出身でよ。人質として最適な人材なんだ。だからよ、今ここで俺を見逃せば、どこのグループか、何故人質として狙われてるのかの理由を教えてやる。どうだ?悪くないだろう?」
凪ちゃんが狙われている…命が危険だ。確かにこのまま放置すれば確実に後から面倒くさい。でも今ここで見逃し、見逃した事が今回の依頼人に知られてしまえば、凪ちゃんは更に危険に晒されるかもしれない。
srf「…聴いてやる。手短に済ませろ。」
鈴木「おぉ〜。あいつが絡むとお前は迂闊に手を出せなくなるんだな。まぁいい。見逃してもらえたからな、ちゃんと教えてやるさ。
あいつを狙っているのは倉本グループってとこだ。表では財閥として出ているが、裏ではマフィアの傘下として動いてる。今回はあいつのとこの家を従わせるために攫う計画らしい。」
倉本グループ…名を知らぬものはいないほどの財閥だ。それこそ日本の経済を握るほどの力を持つ。そんな所が凪ちゃんを狙うなんて。俺一人で守りきれるのか。
srf「そうか…。倉本が狙うなんてな。」
鈴木「まぁそんなとこだ。あいつは実家が権力持ちだから、狙われるのも必然だ。もしお前があいつを守りたいと思うなら、相応の覚悟をしておけ。」
srf「俺は凪ちゃんを失う訳にはいかない。貴重な情報、感謝する。」
鈴木「あぁ。これで命が救われるなら軽いもんさ。それじゃ、そろそろ俺は行く。お前も早くあいつのとこに戻ってやれ。心配されてんだろ。」
srf「そうだな…。今回だけは見逃す。だが、次に暗殺対象になった時は容赦しない。」
鈴木「怖い怖い、狙われないように頑張るよ。それじゃあーーー。」
ゴシャ、と音がした。鈴木の頭にナイフが刺さっている。頭蓋を貫通し、脳まで達している。即死だ。
srf「…は…。」
後ろに人が立っている。黒いフードを被り、顔が隠れて見えない。恐らく男だ。すぐに距離をとる。
srf「誰だ。何故殺した。」
?「上からの指示だ。貴様が殺すのを躊躇っているのに耐えきれず、私が急遽派遣された。安心しろ。お前は一度でも暗殺意思を見せた。今回はお前の近くにいた男を見逃すそうだ。」
srf「だからって…殺す以外の選択肢もあったはーーー」
?「忘れたか?依頼の内容は暗殺だ。それ以外に選択肢など無い。お前も同じだ。お前は完全に足を洗うことなど出来ない。一生暗殺者としての過去を背負い続けるしかない。幸せに生きれるはずなんてない。」
男はそれだけ言い残して去った。
俺は暗殺者だ。人殺しだ。その事実は一切変わらない。幸せになる権利なんてーーー
skng「やっと見つけた…」
後ろから声がした。凪ちゃんだ。俺の目の前には死体。どう考えたって犯人は俺だ。勘違いされちゃうかな。
skng「どれだけ探したと思っているんですか。理由も言わず突然走り出してどこかに行ってしまうんですから…。…ところで何をーーーーーー」
ああ、見られちゃった。どうしよう。引かれてるよね。実際に現場見ちゃったんだもんね。巻き込んじゃったよね。血なんて見たくないよね。
skng「え…?これは……?…セラ夫?一体何が…」
俺はただ一言。
srf「ごめんね、凪ちゃん。」
コメント
1件
うわっ…まさか遊園地デートがこうなるとは思わなかった。途中まで「甘酸っぺ〜…」ってニヤニヤしてたのに、一気に空気変わった🥀 skng sideで「え?」ってなって、その後のsrf sideで心臓バクバクした。凪ちゃんの前で「ごめんね」しか言えないセラ夫が切ない。しんどいけど続き読みたいな…!