こんばんわあめです。
最近筆がよく進みます。
注意書き↓↓
gtsmだけどrdsm(sm→こんそめさん)(浮気とかではないです)
smさん若干キャラ崩壊…(?)注意
BL 〇
R ✕
マイナーCPですよね。
ただ雨が見たかったもの書いただけです。
では、本編どうぞ。
その日は朝から天気が悪かった。
外はバケツをひっくり返したように雨が降り、ザーザーという音が少し耳障りだ。
今外出たら水圧で圧死しそう、とか考えていた時に、その音は鳴った。
恐らく、今一番聞くことの無さそうな、甲高い音。
インターホンの音だった。
こんな時間に、しかもこんな天気の日に、誰だろうと不審に思いつつも、大股でモニターへ向かう。
rd「はい…?」
応答ボタンを押しながらモニターを覗く。
そこには、雨の中、傘ひとつ刺さずに突っ立っているこんそめがいた。
rd「こんそめ……ッ?!何してんの…??」
声をかけても、何の反応もない。
rd「な、中入る?」
聞きつつ、当たり前だろ、と心の中でツッコミを入れる。
だけど、それに対してこんそめがうなづいてくれたことへの喜びの方が勝った。
急いで玄関へ走り、扉を開く。
こんそめは俯いたまま立っており、顔を見せてもくれない。
rd「こんそめどうしたの?大丈夫?」
声をかけるが、やはり応答はない。
rd「ほら、中入ろ。風邪ひくよ?」
1歩踏み出し、こんそめの袖を掴んで引っ張る。
その瞬間。
こんそめの体がぐらりと傾いたかと思うと、そのままこちらへ倒れ込んできた。
rd「お、わ…ッ?! 」
慌てて倒れかけた体を受け止める。
こんそめの後ろで、静かにドアが閉まった。
雨に濡れたこんそめの体は冷たく、抱きとめたこちらの服は徐々に湿っていく。
rd「こんそめっ、大丈夫?ほんとにどした?」
ns「ッ~~~~……ぅ”…、」
rd「え、具合悪い??」
優しく背中を撫でながらたずねると、小さくうなづいた気がした。
rd「と、とりあえず中入ろ?歩ける、?」
こんそめはまたも小さくうなづいたため、俺は肩をかしてあげながらリビングへ向かった。
1度こんそめをソファに座らせ、体を拭いてやる。
ほんとはシャワー浴びるのが一番良かったのだろうが、今のこんそめの状態ではとてもでは無いが一人で風呂には入れなさそうだった。
服が濡れたままでは気持ち悪いだろうからと、俺のパーカーをかしてあげたけど、結構オーバーサイズだった。
こいつほんにちっちゃいんだなぁ、と実感が湧く。
rd「寒くない?」
ns「ん……さむ、い…」
rd「毛布持ってくるね。ここで待ってて。」
ns「うん……」
小さくうなづいたこんそめをリビングに残し、寝室に向かう。
適当に厚手の毛布を持って戻ると、こんそめの顔色はさきほどよりも悪くなっていた。
rd「顔真っ青だよ…?!とりあえずこれ被って寝てて!」
ns「ありがと……」
こんそめに毛布を投げてよこし、自分は今度はキッチンへ走る。
とりあえずホットミルクを用意してこんそめのもとへ戻る。
rd「はい。飲める?」
ns「ん、……」
こんそめは受け取ったホットミルクを少しずつ飲んでいく。
まるで幼い子供のようで、頭を撫でてやりたくなったが、ぐっと我慢する。
……こんそめには恋人がいるから。
とにかく、少し落ち着いたようだし、質問をするなら今かもしれない。
rd「…こんそめ、話せる?」
ns「ん、何……?」
rd「なんで俺の家来たの?ぐちつぼの家は?」
ぐちつぼ。
彼が、こんそめの恋人。
「付き合った!!!」って、嬉しそうに報告しに来た姿が一瞬脳裏に浮かぶ。
rd「…ぐちつぼとなんかあった?」
ns「……なんも、ないけど……、ただ不安で……。」
rd「ぐちつぼの家は行ったの? 」
ns「誰もいなかった……。」
そういえば、今日は用事があるからと配信の誘いを断られた気がするなぁ。
こんそめの隣に腰掛け、質問を続ける。
rd「それで俺の家来たの?w」
ns「うん。」
rd「他の限界メンバーの家はッ……んぐッ、?!」
突然、こんそめが俺の口を片手で塞いできた。
rd「ん、そめ…ッ?」
ns「……先輩に甘えたい気分だったの…ダメ、?/」
rd「ッ~~…?!」
…こいつ、素でこの色気なん???
ぐちつぼに相当調教されてんだな……。
俺の口を塞いだまま、ソファに片手をついてこっちを上目遣いで見上げてくる姿がマジでエロい。
人の恋人に対してこんな感情抱くのはほんとに最悪な人間だけど、ごめんけど、ほんとにエロいんだ 。
オーバーサイズのパーカーのせいで前が少し はだけてるのがまた色気を増している気がする。
見れば見るほど…やばい。
目のやりどころに困って、こんそめから少し視線を逸らす。
rd「ん…いいよ?」
こんそめの手を口元からどかし、頭を優しく撫でる。
rd「…ぐちつぼには言わないどくねw」
ns「うん……」
髪がぼさぼさになるまで撫でてやろう、と思っていた矢先。
ふと、こんそめの頭を撫でていた手に、違和感を感じる。
……なんか熱くね?
気のせいだろうか。
でも、今日家に来た時に具合悪そうだったし、一応という事で、こんそめの額に手を触れる。
rd「…あっっっつ?!?!」
ns「ぅ、?」
思わず大声で叫んで手を離す。
こんそめはきょとんとした顔でこっちを見上げている。
よくよく思えば、顔も赤いように見える。
照れてるんだと思ってた……。
確定で熱あるどうしよこれ……
rd「えーと、とりあえず こんそめここで寝てて?お前絶対熱あるから。」
ns「え、熱……?」
rd「自覚ないの?!具合悪いんでしょ?!」
ns「悪いけど…熱はわかんない、、」
rd「はぁ?鈍感かよお前!とりあえず、大人しく寝ててね?」
ns「う、うん……」
困惑しているこんそめを一人残し、体温計と氷嚢を取りに行く。
なんで熱に気づかないの?!馬鹿なの?!…いや馬鹿ではないんだよ。
急いでリビングに戻ると、こんそめはすやすやと寝息をたてていた。
眉間に皺を寄せていて、苦しそうだった。
慌てて駆け寄り、とりあえず氷嚢を頭に乗せ、そっと体温計を脇に挟む。
結果は39.7。
なんでこんな高熱で動けてんのコイツ……。
とにかく、ぐちつぼに電話。
スマホを取り出して急いでぐちつぼに電話をかける。
ぐちつぼは ものの3コールほどで出た。
rd「もしもし?ぐちつぼ?」
gt「何ー?」
rd「用事終わった?」
gt「終わったー。今帰るとこ。なした?」
rd「ちょっと色々あって、今こんそめ俺の家にいるんだけど、すごい高熱なんだよね。迎えに……」
gt「ちょちょちょ、ちょっと待って??」
rd「え、何?、w」
明らかに焦っているぐちつぼの声に、思わず笑いがこぼれる。
gt「なんで家にいんの??てか熱?!」
rd「うん。今から うち来れる?」
gt「…分かった、すぐ行く。そっちで話聞くな?」
rd「うん、そーしてw」
さすがの理解力。
20分くらいでつく、と言い残して、ぐちつぼは電話を切った。
その間どうしよう、と思ったけど、こんそめのことが心配だったからとにかくそばにいてあげることにした。
にしても、こんそめが弱っているところは初めて見た気がする。
いつもしっかりしてて、頭良くて、何でもできて、皆のこと引っ張ってってるから、想像もつかないしなぁ…。
抱え込んでたのかなぁ……。
それで、「先輩に甘えたい」って言ったのかもしれない。
疲れたんだね、きっと。
確かに、俺がこんそめの立場だったらきょーさんとかコンちゃんとか、運営のメンツには甘えにくいかもしれない。
FBさんとかクロノアさんとか、他のグループのリーダーに会いに行きたくなるな、きっと。
誰にでもそういう瞬間はあるんだろう。当たり前だ。
……これからはもうちょっと気にかけてあげないとなぁ。
そんなこんなで適当に過ごしていたら、またもインターホンが鳴った。
モニターを見てぐちつぼであることを確認すると、ドアを開ける。
rd「おす。」
gt「らっだぁ!こんそめは?!」
rd「リビングにいるよ。」
中に案内すると、ぐちつぼはこんそめに駆け寄って心配そうに頭を撫でていた。
gt「…ごめんらっだぁ。ありがとね。」
rd「いえいえ。……こんそめ、ぐちつぼの家行ったみたいだよ?それで誰もいなくて俺のとこ来たって。用事あること言ってなかったの?」
gt「言ってたんだけどなぁ…。熱出てたんなら、混乱してたのかなぁ。」
そうかもね、と返し、ぐちつぼにお茶を渡す。
rd「こんそめ可愛いね。」
gt「…なんかあった?」
怪訝そうにこっちを見てくるぐちつぼが面白くて、少しニヤニヤしながら答える。
rd「なんかちょっと甘えてきたよw」
gt「あー…こんそめ熱出ると甘えたさんになるからw」
rd「そうなの?wどうりで、w」
gt「いーなー、俺も甘えてもらいたかったー。」
rd「乙w」
gt「はぁ?」
rd「www」
ひとしきり笑ってから呼吸を整え、愛おしそうにこんそめを撫でるぐちつぼの方を見る。
rd「…ぐちつぼ、こんそめのこと気にかけてあげてね。」
gt「……そうだね。これからは俺ももうちょっと ちゃんと様子見るようにするわ。」
決心したように言うぐちつぼに、ちゃんとリーダーしてんなぁ、と少し安心する。
こう見えても、コイツ後輩だし。
rd「…また倒れちゃうよ。」
gt「そんときはまた頼むかも。」
rd「え”っ、」
gt「ww、嘘!俺が面倒見たいもん。」
rd「はぁ?変な嘘つくなよ…。」
楽しそうに笑うぐちつぼに内心呆れながらため息をつく。
それから、そういえば、と気になっていたことを思い出して口を開いた。
rd「てか、お前嫉妬とかしないの?」
gt「え、するよ?」
rd「俺とこんそめの二人でひとつ屋根の下一緒にいたんだよ?お前いないのに。嫌じゃないん?」
gt「嫌だよ!wでも今回のは十中八九俺が悪いし、らっだぁにも迷惑かけちゃったからそんなこと言ってられねぇだろw」
rd「…ふーん。」
gt「つまんねー、みたいな反応やめろw」
だってつまんないんだもん。
コイツ、ちゃんとするとこしてるから、たまにつまんない。
まぁでも、コイツらしいなぁ。
rd「…今日は泊まってく?」
gt「え……いいの?」
遠慮がちに聞いてくるぐちつぼが少しおかしくて、思わずニヤつきながらうなづく。
rd「いいよw外すごい雨だし。」
gt「なんでニヤついてんの…。別になんもしないからな?!」
rd「知ってるよw熱あるやつに手出すほどアホだとは思ってないわ!w」
gt「ありがと。じゃあ、ありがたく泊まらせてもらうわ。」
rd「ぐちつぼとこんそめベッド使いな?嫌じゃなければ。」
gt「え、いやいいよ。さすがに図々しいわw」
rd「病人 床に寝かせるほど薄情じゃないので〜。ぐちつぼも一緒に寝てあげたら。」
gt「ッ~~……ありがとう!!」
rd「大人しく言うこと聞いてりゃいいんですよ。」
満足気に微笑んでみせると、ぐちつぼも嬉しそうに笑顔を返してくれた。
それから こんそめをベッドに運んで、俺とぐちつぼは夕食を簡単に食べた。
その後は特に何をするでもなく眠った。
翌日、目を覚ましたこんそめは少し熱が下がっていて、幾分か楽そうだった。
ぐちつぼはこんそめを連れて病院へ行き、そのまま家をあとにした。
土砂降りの夜の、なんとも不思議な出来事です。
おわりです。
若干smさんキャラ崩壊だったかな……。ごめんなさい。
ほんとにマイナーCPだけど、私はこの2人大好きです。
健康鯖のコラボの時とか、絡んでるの見て尊タヒしてます、勝手に。
皆も追っかけてみて!!!
では、おつあめー。
コメント
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身長と頭の良さのところで「ッキィー⤴︎︎︎」って感じの声出たw そして大高(大好きで最高)
もう‼️なんだよこれ最高じゃん‼️😇😇俺もこの2人の絡み大好きなの‼️💕本当に気が合うね⁉️ いいなぁこの距離感🤤gtsm前提なのがとても良き‼️👍smほんと江戸いよね笑