ゆずに砂遊びを教えていた時、走って探しに来たのか柏木が公園まで来た
「坊ちゃん!探しましたよ!」
「探さなくていい。時間になったら帰る。そんな馬鹿じゃない」と反抗した
「もう、夜になってしまうので帰りましょう。皆、心配しております」
父親だって母親だって仕事仕事で心配なんかしてないし、使用人たちなんて、俺の両親に怒られるのが嫌で心配してるだけだろ
今までの俺だったらここで素直に帰るかもしれないが、今日は違う。一緒にゆずと居たい
「柏木、もう準備は終わったんだろ?なら、まだ遊んでいてもいいじゃないか!口答えするなら、いつか…いつか…後悔させてやる!」
親の力じゃなくて、自分の力で柏木に黙らせてみせる
「・・・分かりました。ただし1時間だけです」
「わかった」と言いゆずの方を見ると座りながら寝ていた
「お、おい!」と声をかけると目を擦りながら「んん?」と眠たそうに言ってくる
「遊ばないのか!?」
「ん~眠たい…また今度」とお預けにされてしまった
断られても寝ている姿ですら愛おしい。今はただ隣にいたい。そう思ってゆずの隣に行って肩を貸す
「おやすみ」
「うん…」
俺はゆずの顔を見てても飽きず、帰る時間になってしまった
その時にゆずの父親が記念にと言って撮ってくれたのがこの写真
その経緯を簡潔にゆずに伝えた
ゆずは少し考えたあと
「あの時の…って僕覚えてないのであんまりピンと来ないですけど、会ってたんですね」
「あぁ、奇跡的にな」
「まぁ、それを知って好きになるわけじゃないですからね!調子に乗らないでくださいね?」
「調子って乗るもんじゃないだろ」
「調子は乗るもんですぅ~」
今日も可愛いなと思いながらゆずを見つめる
実はさっきの話にはまだ少し話があるが、それはゆずと番になった時に話そう
コメント
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読むの遅くなっちゃってごめんなさい!(-人-;) 子供の時の一条様も言葉が達者でやっぱり子供でも一条様は一条様だな~と思いました! 最後の一条様の言葉はとても萌えました!最高です!d(≧∀≦)b 面白かったです!(*^-^)続き待ってます!o(*⌒―⌒*)o