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「道を伺ってもいいですか?」
「はい?」
片耳のイヤホンをとって振り返る
マスクに帽子サングラスをかけている怪しい人物
「あの、ここに行きたいんですけど」
スマートフォンの画面を見せられる
「えっと、そこは…ごめんなさい。行けばわかるんですけど道を正確に覚えてなくって。」
「あ、じゃぁ一緒に行きます!いいですか?それでも」
「お願いします」
…なんだか私がよく聞く歌手に声が似てる気がする
「あの、お名前お聞きしても?あ、私は〇〇といいます。」
「…大森です」
…えっ?
「私の好きなバンドのボーカルも大森って言います!」
…もしかして。
「大森元貴…さんですか?」
「あ!そうです!その人です!知ってます?ミセスの!」
「知ってますよ、有名ですよね」
「私ミセスの〜」
「あ、ごめんなさい私喋りすぎちゃいました。」
「そういえば大森さん私が好きな大森さんに声似てます」
「そうですかね初めて言われました」
「ミセス相当お好きなんですね」
「結構好きです!」
建物がみえてくる
何度か来たことがあるが音楽関係のビルだ
「あ!ここです!」
「ありがとうございました。」
「あの、話してて楽しかったです。またお会いしませんか?」
「いいですよ、カフェとか行きますか?」
「いいんですか?!」
「じゃぁ日曜日とかどうですか?あのカフェに」
「空いてます!…じゃぁ日曜日に」
「はい、また」
やったぁー!
似てるからって理由じゃないけど、話しててほんとに楽しかったし落ち着く人だったなぁ。
似てるからって理由じゃないからね?!
日曜日
…あ、いた!
今日は、いつもとおんなじサングラスにマスクに帽子。
「こんにちはー!」
「こんにちは、…前会った時よりおしやれですね、素敵です」
「ありがとうございます照」
「照れてます?笑」
「いやいや!」
「カフェ行きます?あ、〇〇さん歌うの好きですか?」
「好きです!」
「じゃぁ、カラオケ行きませんか?」
「行きたいです!!」
カラオケ
カラオケでくらいサングラスとか取ればいいのに。
「大森さん何歌うんですか?」
「んー、僕は、…先に〇〇さんが歌ってください聞いたいです。」
「えっと、じゃぁ…んー、あ、ミセスのantenna歌います!」
「がんばれ」
-愛してるよホープレス-
「素敵な歌声ですね、すごく上手です」
「ありがとうございます!あ!92点だ!
私にしては高い方です笑」
「じゃぁ、歌おうかな。」
いつも何度でも
「千と千尋のやつ、知ってる?」
「はい!知ってます!」
「ならよかった」
-呼んでいる-
…薄々気づいてる、この人があの人ってこと。
こんな綺麗で素敵で惚れるような声普通なら出せないもん。
聞いてしまったらこの関係は終わっちゃう。
「すごいですね!めっちゃ上手いです!え!96点!?…すごい。」
「ありがとう笑」
「何か飲み物いる?とってくるよ」
「いいんですか?じゃぁ、んー、烏龍茶で!」
「わかった、少し歌って待っててね」
「はーい!」
タメ口で話してくれてる。めっちゃ嬉しい
-貴方の声で解けてゆく-
ガチャ
-私の
- 僕の
*
*
時間が止まればいいのに
*
*
えっ!?本人やん、そんなの。
「あ!笑ハモリめっちゃ上手いです」
「〇〇さんも高音なのに上手」
「烏龍茶ありがとうございます!」
「カラオケ終わったらどうする?」
え?この後も一緒にいていいの?
「んーイタリアン食べに行きませんか?
「僕イタリアン大好きだよ、行こう!」
イタリアン
イタリアン好きなのは知ってるんです…もし、あの人だったらね。
食べ終わる
「今日は、楽しかったです!ありがとうございました!」
「こちらこそ楽しかったよ、〇〇さんと話すのすごく楽しいし明るい気分になれる」
「へへ笑ありがとうございます!明るいのだけが取り柄なんで!笑」
「そうかな、見た目も可愛いし、綺麗だし、それに歌声もすごく綺麗だった。面白いし、親切だし。」
「えーそうですか?笑褒めすぎです!調子乗っちゃいます!」
「乗っていいと思うよ」
「…あの、」
また会いたい
「ん?」
「……大森さんも話しててすごく楽しかったです!」
「そう?ありがとう」
「…」
「また会おうよ」
「えっ?!」
「だめかな?」
「だめじゃないです!会いたいです。」
「…じゃぁ、んー、そうだな、12日の7時ここ集合とかどう?」
「空いてます!」
「僕仕事あるからそのままくるね」
「あ、はい!」
仕事あんのに来てくれるとか…
「またさ、カラオケ行かない?」
「行きたいです!」
「じゃぁ、また、」
「はい!また!」
はぁ、もう最高!
好きなボーカルと似てる人とこんなに話せるとか幸せすぎる
…似てる。似てる人だよね。