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8.はじめての恋人

僕は山岡華の恋人になったらしい。 

夢なのか現実なのかは自分でもかなり曖昧だ、、

けど、授業にほとんどでない彼女が授業に参加してるし、常に僕にべったりだ。

田中先生も驚きで目が点になってるし、周囲もヒソヒソうわさしている。

小山:「山岡、そいつと付き合ってるってほんとなのか?」

小山がいつになく真剣に聞いてくる。

山岡:「あきらは可愛いオレの恋人だよ

どうして君がそんなこと気にするんだ?」

山岡華が得意そうに答えてるけど、小山の山岡華を見る顔がすごく怖い、、

小山:「お前に聞いてない、俺は山岡に聞いてる」

山岡:「オレも山岡だけど?」

小山:「うるさい!俺は彰に聞いてるんだ!

でっ、どうなんだ?答えてくれ」

小山が僕の肩を掴む手に力が入る。

「……、うん」

僕は俯いたまま答えた。

小山の手は僕から離れて、

小山:「ほんと、なんだな…」

泣きそうな声で呟いた。


〜放課後〜


桜志:「彰、話そう」

帰る途中桜志に呼び止められた。

彰:「ご、ごめん。僕……」

山岡:「『オレの恋人』いじめないでくれるかな?」

彰:「ちがう、桜志は」

桜志:「お前にも話がある山岡華。」

山岡:「へぇ、なんだよ」

桜志:「彰と別れてくれ」



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