TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

やぁやぁ


短編シリーズ(おもいつき)


日本は女の子、NL

カンヒュ、独日。



では、いってらーん























バチッ!









🇯🇵「……ぇ?」







叩かれた頬をゆっくり触り彼を見つめる。
















モブ国「いい加減冷めたわ。」








優しくしてくれた彼からは聞いたことがない言葉だった。


思わず声が震え、間違いだろうと言う可能性に縋る。






🇯🇵「…な!私、!……」











モブ国「うるせぇよ。

俺はもう新しい女見つけたから。」笑












🇯🇵「は……」ッ













約3年お付き合いしていた彼にそう告げられたのは4ヶ月前のこと。












🇯🇵「……ッ」泣ポロポロ















それからだった。






今まで信じていたものが壊れて、周りが怖くなったのは。








































🇯🇵「はッッ、!」









バサッ










目を開けるといつもの寝室、寝るまでの記憶は曖昧だが昨日酔って帰ってきたのが想像出来る。















🇯🇵「寝違えたのか……な」(苦笑)










涙と汗でぐちゃぐちゃになった顔を洗いに脚を動かす。



















大丈夫。もう二度とあんな事は起こらない。





彼はあの後私に見せつけるように悠々と違う部署に越して言ったと聞いた。

















🇯🇵「……ぁ仕事行かなきゃ。」笑












鏡を見て一生懸命に笑顔を作る。










私はきっと誰からも好かれてない。








でも、せめて、表面上だけでも仲良くしてもらいたいから。
















なんて、今頃無駄な足掻きだろうけど。


















ガチャ

いつもの黒いバッグに白のマフラー。









私は少し怖じけずいた気持ちで家を後にする。



















いつものように出社する。










会社ではなんの楽しみもないし、いつも同じようなことをするだけで退屈だ。














だが、俺がこのブラック企業を辞めずに続けているのは紛れも無い。









俺にはそこに好意を寄せている想い人がいるからだ。

🇩🇪「ふぅ……」






ワイシャツとネクタイを整え、眼鏡を再度拭いてから席に着く。










彼女が来るのをこうして待つ。



















ガチャ

🇩🇪「……」










🇯🇵「ぉはようござい……ます?」










俺しかいない早朝の部署。













彼女は俺を見るなり眠そうな目を大きく開いて言う。











🇯🇵「あ、ドイツさん今日もお早いですね」ニコッ













🇩🇪「おはよう日本。」ニコッ














最近の彼女は疲れている気がする。

そもそも、彼女の見せる笑顔はどこか既視感がある。


俺が営業マンのとき良くしていた作り笑顔にそっくりだ。


















🇯🇵「今日は寒いですね。私マフラーがないと外に出れ無くなっちゃいましたよ」













🇩🇪「そうだな。」











湯気が経つコーヒーを入れたカップを2つ持って、肩でドアを開ける。











コト。

彼女のデスクに1つ、自分のデスクに1つ置いてまた席に着く。













🇯🇵「あ、ありがとうございます」笑



お優しいですね。










🇩🇪「……」


ついでだ。気にするな。、

























カタカタカタカタ……











時計の針は深夜の1時を指している。













3時間前ほどには他の社員がいたもののここまで残っているのは私とドイツさんだけだ。
























ドイツさんは私に凄く優しい。



何故かは知らないが、まぁきっといつも残業な私への労りだろうか。














🇯🇵「ふぅ……」










🇩🇪「日本、仕事は終わったか?」











🇯🇵「えぇ、ドイツさんは?」









🇩🇪「終わった。本当に、毎回こんな量の仕事をどこから持ってくるんだ。」










呆れ気味に溜息をつきそう呟く。







ドイツさんは如何にもなんでも出来る人のような雰囲気が漂っている。










ドイツさんは知らないかもしれないけど、女性社員はみんな彼の虜だ。













🇯🇵「……」








そんなことを考えながらドイツさんを見つめる。




私が好きになった彼はこんなタイプじゃなかった。

どちらかと言うと、世間では「ちゃらい」…?男らしい。




















私の視線に気づいたドイツさんは、ビルから外を眺めるのをやめ私を見つめる。









どうした?とでも言いたげな表情だ。









🇯🇵「……笑」ニコッ

















🇯🇵「……笑」ニコッ










🇩🇪「……!!」










いつもは俺からよく目を逸らす彼女が俺の事を見詰めるので、俺もつい出来心で見詰め返していた。









彼女が今まで作り笑顔以外であんな風に微笑んだことがあっただろうか。











彼女の微笑んだ顔は、可愛らしくもあるが優しい暖かさを感じる。














🇯🇵「すいません、少し……」笑











🇩🇪「……//」


大丈夫だ。、

















今だ。





今しかない。








俺は勇気をだして日本を見る。


















🇩🇪「日本、今度の週末空いてるか?」


















喉で詰まっていた言葉を吐き出す。






彼女は驚いた顔をして答える。










🇯🇵「空いてますが……なにかあるのですか?」










キョトンと首を傾げる。





日本は俺が言うのもなんだが鈍感だな。







気持ちを落ち着かせるために1度、手に持っていたコーヒーを飲み呟く。














🇩🇪「一緒に気分転換に出かけないか?」















🇯🇵「……?!」











彼女にとって予想外の返答だったのだろう。





少し頬を赤らめて言う。










🇯🇵「勿論です、残業ばかりじゃ飽きてしまいますもんね」ニコッ













🇩🇪「ありがとう。じゃあ、」










🇯🇵「またお会いしましょう」ニコッ





















スタスタスタ……





🇩🇪「はぁ……//」







足早に帰路へつく。





流石に、あの空間に長居していまえば俺の理性が持たなかっただろう。
















🇩🇪「日本が最近疲れている理由も……聞けるだろうか。」ボソッ










きっと、彼女に惚けている気持ちと、心のどこかに心配の気持ちをあるんだろう。














🇩🇪「ッ……」










バクバクと動く自身の心臓を抑えようとくしゃっと胸元のワイシャツを掴む。




















今日は金曜日。













明日が楽しみだ。

























はい、おかえりんご









こういうのいいですよね、






こんな感じで詰めていこうと思うのでこのシリーズもぜひ( ˙꒳​˙ )











では、さいならー。

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚