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ゆゆ

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勇斗side
勇斗「ぐすっ…ぐすっ…」
???「どーしたの?」
はやと「ママいなくなっちゃったの…」
???「そっかぁ…ならわたしとあそぼ!」
はやと「え…?」
???「おなまえは?」
はやと「はやと…」
???「すごーくかっこいいね!!」
「わたしはしーちゃんだよ」
はやと「しーちゃん?」
しーちゃん「そう!しーちゃん!」
「はやとくんあっちいこ!」
はやと「うん…!!!」
「あははは!!!」
「あはは!!」
「あはは!」
「あはは…」
「あは…」
勇斗「あははは…」
ピピピピピ!!!!
勇斗「うわっ!!!」
ドタドタン!!
勇斗「いっつぁ…」
「はぁー…せっかくしーちゃんの
夢見てたのに…」
俺は佐野勇斗。
ただのしがない大学生だ。
突然だが、みんなには
忘れられない人は居るだろうか?
俺には居る。
生涯、忘れることはない人が。
・・・そして、忘れたい人が。
<大学内>
友「あっれー勇斗じゃん!」
「おつ〜」
勇斗「お疲れ」
「朝練終わり?」
友「そっそ〜」
「朝練とか中学で終わるかと思ってたけど
まさか高校大学までやるとはなぁ…」
勇斗「20歳の体にはキツいか?笑」
友「はぁー!?」
「俺はまだまだピッチピッチですがー?」
勇斗「あっそうですかー笑」
友「こいつー…」
???「勇斗くん!」
勇斗「ん?」
???「あっ、ごめんねお話中?」
勇斗「ううん。だいじょぶ」
「どうしたの葵扇?」
葵扇「今日の、デートの話をしたくてさ…」
友「ええー///なになにいつの間にぃ!?」
「ヒューヒュー!!」
勇斗「葵扇が怖がってるしそのノリ古いわ」
友「え、ひどい…泣」
勇斗「というかデートの話な」
「今日はデパート行きたいんだろ?」
葵扇「うん…!覚えててくれたの?」
「結構前に言ったと思うんだけど…」
勇斗「当たり前な?」
「今日1ヶ月記念だしさ」
「葵扇そういう記念日好きなんだろ?」
葵扇「うん///」
「2ヶ月も3ヶ月も半年も祝いたいな…」
《わたしたちねー?はんとしきねんびって
ゆーらしいよ!ままがいってた!》
《ずーっといっしょがいいね!》
勇斗「・・・おう」
葵扇「?」
「じゃあまた連絡するね!」
勇斗「あー…ばいばい!」
友「・・・んー」
勇斗「何?」
友「俺さー、一応勇斗の親友ね?」
勇斗「・・・言うなよ。あの子には」
友「・・・なんかあるってことね」
「りょーかい」
勇斗「じゃ」
友「めんどーなやつを彼氏に
しちゃったねぇ笑」
「葵扇ちゃんも気の毒に」
<デパート>
葵扇「・・・」
勇斗「ごめんごめんお待たせ」
葵扇「あっ、勇斗くん!」
「全然待ってないよ!」
勇斗「お詫びにスタバ奢るわ」
「はい」
葵扇「えっ?」
勇斗「手、繋がないの?」
葵扇「う、うん///」
勇斗「行こうぜ」
葵扇「うん…///」
勇斗「次はどこ行く?」
葵扇「あー…じゃあそこの前の
お店行ってもいい?」
勇斗「いいよ」
葵扇「じゃあ…って横!!横!!」
勇斗「え?」
葵扇が叫んでいたので気になって横を向くと
そこには全力こちらに走ってくる
金髪の男がいた。
勇斗「え、ええ!?」
???「あやばっ」
ドスーン!!!
葵扇「勇斗くん!!」
勇斗「いった…」
???「すみません!大丈夫ですか?」
勇斗「あ、ああ…」
《はやとくん…わすれないで》
勇斗「なんで…」
???「えっ?」
葵扇「勇斗くん!!大丈夫!?」
???「勇斗…」
勇斗「・・・あっすみません
大丈夫ですか?」
???「こちらこそすみません」
「周りが見れてなくて…」
勇斗「紙が散乱してる…」
葵扇「拾いますよ」
???「あっありがとうございます!」
葵扇「はいこれ」
「恐らく全部あるかと!」
???「ありがとう助かったよ」
その人が引き伸ばした手の薬指には
指輪が付いていた。
勇斗「左、ききなんですか?」
???「うん。そうなんだ」
葵扇「わー!可愛い!」
「結婚指輪ですか!?」
黄色、オレンジ…?
なんの花かは分からないけど
宝石の代わりに付いている
ガラスの中に花が入っていた。
???「ふふっまぁそうとも言えるね笑」
「昔好きだった子に金木犀を貰ったんだ」
「枯れるのが嫌でドライフラワーに
してもらって指輪にしたんだけどね」
「ありがとう褒めてくれて」
その人は、幸せそうだけど
どこか空っぽな笑みを浮かべた。
葵扇「素敵…」
「私たちもそんなことできたらいい…」
勇斗「・・・」
葵扇「勇斗くん…?」
勇斗「あっそうだな笑」
「じゃあ、そういう事で…」
ここから早く遠ざからないと…
なんで、あの人を見てしーちゃんを…
葵扇「え、ちょっと勇斗くん?」
「勇斗くーん!!待ってよ!!」
ダッタッタッタッ!!
???「あーあ」
モブ「おっ!吉田じゃん!!」
「おひさーここで何してんの?」
???「写真現像しに来てた」
「というかその呼び方やめて」
モブ「あーごめんごめん笑」
「”しー・ちゃ・ん”」
仁人「はぁ…」
モブ「というか吉田のしで
しーちゃんって結構無理やりじゃね?」
仁人「仕方ないよ子供の考えること
なんだから…」
モブ「えなに近所の子供にでも
考えてもらったの?」
仁人「ちげーよばーか」
「俺もう行くからなー」
モブ「?」
「じゃーなー」
仁人「👋」
仁人「なーんだ」
「あんな可愛い彼女作ったのか」
「隅に置けないヤツめ」
「俺と、約束したくせにな…」
指輪から微かに香る金木犀の香りが、
デパート一帯に広まった。
コメント
12件
最初「しーちゃん?誰???」ってなって笑 吉田の“し”はさすがに予想外すぎ!ほんとにびっくりした 勇斗くんの思い、聞きたすぎるんだけど…… 続きめっちゃ待ち遠しい……! てかゆ。さんの話、ほんと全部おもしろすぎて、 続き読みたいのが多すぎるんだよね〜 まじ天才だと思ってる。 どれも刺さるから、更新あるたびにテンション上がってる。
小さい時の夢を見てるのがめちゃ可愛かったです! 指輪の話が素敵すぎます、、🫶
はあ、へ? ん〜〜!! 好き。(語彙力なさすぎてごめん)