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仁人side
仁人「やっぱ覚えてないよねー…」
17年前
しーちゃん「これなーに?」
はやと「きんもくせい…」
しーちゃん「きんもくせい…?」
はやと「おうちのまわりにはえてるんだ」
しーちゃん「そーなんだ…」
「なんでくれるの?」
はやと「・・・はなことば」
しーちゃん「はなことばってなーに?」
はやと「おはなひとつひとつに
いみがあるんだよってママが」
しーちゃん「じゃあこれはなに?」
はやと「!」
「ん、といっぱいあるからわかんない!!」
「じゃーね!!」
しーちゃん「えっはやとくーん!」
「・・・なんていういみなんだろう」
タッタッタッタッ
しーちゃん「ねーママ」
「このきんもくせい?のはなことばって
なーに?」
ママ「あらーどうしたの?
そんな綺麗なお花」
「勇斗くんに貰ったの?」
しーちゃん「そう!」
「でもなんていみ?ってきいたら
かえっちゃった」
ママ「あー…金木犀ね…」
「ちょっと待っててね調べるから」
しーちゃん「うーん…」
ママ「あっ!」
「クスッ」
しーちゃん「なんでママわらってるの?」
ママ「仁人。これは大人になってから
自分で探してみなさい」
「きっといい意味よ」
しーちゃん「?」
なんてこともあったなぁ…
たまたま思い出して調べてみたけど
「真実の愛」「初恋」
なんて中々粋なことをするな。
小さい頃の勇斗は笑
仁人「俺は嬉しかったんだけどなー」
「あーあ忘れちゃうなんて、残酷なやつ笑」
「・・・いや、酷いのは俺か…」
一方その頃 勇斗は…
勇斗「うう…」
なんでしーちゃんが重なって見えたんだろ…
全然、違うはずなのに…
葵扇「勇斗くん大丈夫?」
勇斗「あっ、うん大丈夫」
「ごめんな急に」
葵扇「ううん」
「全然大丈夫だよ」
「あの人、知り合い?」
勇斗「いや…分かんないけど…」
葵扇「・・・そっか」
「まだ遊べる?」
勇斗「うん!全然!」
翌日
勇斗「昨日は、ありがとう。っと」
友「おっ、例のかわい子ちゃん?笑」
「お熱いねぇ!」
勇斗「はぁー…」
友「てかさ、1個気になってたんだけど」
勇斗「うん」
友「勇斗って好きなやつ
いるんじゃなかったっけ?」
勇斗「・・・」
友「忘れられない子が居るんだー!
みたいなこと言ってなかった?」
「飲み会の時」
勇斗「・・・あれは、酒の勢いだから」
「じょーだんだよじょーだん」
友「いやでもお前」
勇斗「冗談だって!!!」
「もうそれは良いから」
友「お、おうごめんって」
勇斗「あいや、こっちこそごめん…」
諦めたくなかったけど、
忘れたかったんだ。
あの子のこと。
勇斗「ごめん、もう俺行」
???「すいませーん」
「そこのお二人さん!」
勇斗「ん?」
友「俺ら?」
???「そうそう」
「君たちだ、よ…」
声をかけられたので後ろを振り向くと
そこには予想外の人物が居た。
勇斗「あっ、あんた昨日の…」
仁人「勇斗、くん?」
勇斗「・・・」
やっぱり、ちょっと似てる。
友「誰?」
仁人「あっごめんごめん!」
「俺はこの大学の3回生、吉田仁人です」
「実は今写真サークルで学校の写真を
撮って欲しいって言われててさ
撮らせてくれる?」
友「俺らも3回生!」
「タメじゃん!!」
仁人「そっか!よろしくね」
友「ちな勇斗とは知り合いな感じ?」
仁人「昨日ばったりデパートで会ったんだ」
「写真現像に行ってたんだけど、
色々落としちゃってさ笑」
「親切にしてくれたんだー」
「ね?」
勇斗「まぁ…そうだな」
友「そーなんだ!よろしくな吉田くん」
仁人「うんこちらこそ!」
・・・なんなんだ一体、この胸の痛みは。
#佐野勇斗
ゆゆ

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コメント
10件
好き‼︎
今日の花言葉……
ああもう、金木犀の花言葉が「真実の愛」「初恋」とか…😢💔 小さい頃のやり取りが尊すぎて、今とのギャップにやられたよ。仁人くん側はずっと覚えてるのに、勇斗くんは記憶にないっていうのが切なすぎる…。 同じ大学で再会したシーン、胸がざわついたよ。この先どうなっちゃうんだろう、続き読まなきゃって思わせられる構成だね🥺 ゆ。さんの書く空気感、すごく好きです。更新待ってます🌙