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続き
桃時「アタシ助手席が良いわ〜！」
雨花「ハイハイ言うと想ったよ」
橙「私は別に構いませんよ」
瑠璃人「オレもいいっすよ」
紅緒「私たちも大丈夫です！」
兎白「じゃあ決まりだな。雨花たちはどうする？」
雨花「好きなように座れば良いんじゃない？」
瑠璃人「……なぁ、橙」
橙「何ですか？」
瑠璃人「……隣に座らないか？」
橙「！、うふふっ。良いですよ」
海音「私も小春の隣が良い」
小春「おれもだ」
雨花「じゃあわたしたち女子三人は一番後ろに座ろう！」
紅緒「はい！」
茜「恋人いないもの同士仲良くなれそ〜きゃはは！」
紅緒「そういう悲しいこと言わないで下さいよ……」
茜「でも紅っちには、妖魔ちゃんが……」
紅緒「あいつは論外中の論外だと何度も言ってます！！！！」
雨花「まぁまぁ。とにかく座ろっか」
雨花たちは決めた通りの場所に座った。
兎白「じゃあ行くぞ」
桃時「えぇ！」
瑠璃人「わくわくすんなぁ〜」
橙「お願いします！」
紅緒「楽しみですね！茜さん！」
茜「そうだね〜兎っち！しくよろでぇす！」
海音「こういう車の過ごし方初めてだな」
小春「この車本当に大きいな……」
雨花「………」
「(友達とドライブなんて初めてだからどんな感じなんだろう)」
こうして、雨花たちは出発した。
雨花「わたしみんなが盛り上がれるように曲のプレイリスト作ったんだ！曲聴くくらいなら兎白くんも運転しながら聴けると想うし！」
兎白「あぁ、助かる」
瑠璃人「どんな歌入れたんだ？」
雨花「えぇとね……これ！」
『プレイリスト：車で聴くやつ
・サイコパシーズラビット
・ルージュスパイミッション
・トウヒガ学園校歌
・TSLハイスクール校歌』
橙・瑠璃人「………」
紅緒「あっ！『ルージュスパイミッション』って紅蓮お兄ちゃんが好きなアニソンの！」
海音「『サイコパシーズラビット』って何だったけ？」
小春「確か『ピンキーミルキーラビット』っていうのはアニメの主題歌じゃなかったっけ？」
海音「あぁそれだ。テレビで観たことある」
桃時「え？！あんたそんなの入れてくれたの？ありがとう！早速流してよ！」
茜「雨っちの選曲オモロ。うちらの学校の校歌まで入れてるし……きゃはっ！それから姉妹校のまで入れてるの？」
雨花「だってみんなが知ってる曲ってこれぐらいしか分からなかったんだもん〜」
橙「いやあの……」
「「もっと選曲あったでしょ！！」」
瑠璃人「そうだぜ！ネットで『盛り上がれる曲』とかで調べれば出てくるだろ！！」
雨花「でも知らない可能性だってあるじゃん？」
瑠璃人「まぁそうかもしれないけどよ……」
橙「ていうか『ピンキーミルキーラビット』の主題歌なんてろくなもんじゃないですよ！」
桃時「失礼ね！雨花！ちょっと流しなさい！」
雨花「へ〜い！」
雨花は再生した。
【題名】サイコパシーズラビット
ピンキーミルキーラビット
(ピンキーミルキーラビット)
ピンキーミルキーラビット
(ピンキーミルキーラビット)
俺たちラブラブきゃわきゃわうさたん！
ピンキー ! 拷問大好き〜！
ミルキー！ 陰湿そのもの〜！
そんな二匹だけど
愛し合っているのさ〜！
ねじって切ってグサグサして
えぐって捻ってぐちゃぐちゃ
ヤキモチ妬かせて愛を確かめ
自己満足に浸る陰湿なのさ
一体どちらがヤバいのか！
それは誰にも決められない
ピンキーミルキーラビット
(ピンキーミルキーラビット)
ピンキーミルキーラビット
(ピンキーミルキーラビット
俺たち血濡れのサイコパシーズうさたん！
そんなの俺たちだけど
好きでいてね！
※ここから先は自主規制音まみれなので割愛します。
橙・瑠璃人「こ、」
「「恐い！！！！」」
桃時「いつ聴いても良い歌ね〜」
兎白「そうだな」
瑠璃人「いや！何言ってんだよ！！どう考えてもサイコパスだろ！！」
橙「『ねじって切ってグサグサしてえぐって捻ってぐちゃぐちゃ』とか言ってましたよ！！」
兎白「それほど相手のことを考えてるってことだろ」
桃時「美しい愛の形ね」
瑠璃人「どこも美しくない！！！！」
海音「こういう愛もあるんだね」
小春「知らなかったな」
瑠璃人「バカか？！お前らバカか？！それに最後自主規制音付くぐらいの単語目白押しだったぞ！？！？」
紅緒「お兄ちゃんがよく観てるから知ってるけどちゃんと聴いたことなかったからこういう歌なんですね。愛の勉強になりますね」
茜「愛には色んな種類があるってことじゃない？」
橙「え？私たちがおかしいんですか？」
瑠璃人「何でそんな自然と受け入れられるんだ？」
雨花「まだまだ曲は続くよ〜」
雨花たちは引き続き曲を聴きながらドライブを続けた。
【続く】
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