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「跪きなさい、無礼者!」
透き通った声が響く。
それは、まるで透き通りすぎたガラスようで、人々の体に穴をあけていくのだった。
コツ、コツ、コツと、小さな足音が長い廊下に反射する。
その優雅な音の正体は、無論、悪役令嬢として生まれ変わったエルア・シャルローゼだった。
「今日も一日、疲れましたわ。
ティータイムはまだですの?」
気取った、抑揚のある声で、エルアは言った。
このときは、まだ、何も知らなかったのに。
クラシックが小さく響いている、優雅な部屋の中。
エルアは、一人、何を思うのだろうか。
ふわふわの高級シルクベッドに、ひっそりと腰を下ろす、それはまさに、悪役令嬢そのものだった。
#女主人公
結愛