嫉妬
学校 が 終わり 、 僕は 急いで 支度を していた。
今日は 珍しく 部活 がない為 まったり 過ごしたいと 思ったからである。
声を かけてくる 友達の誘い を 次々 断り
ながら 、 学校を 後にした。
と言っても、 自分の 家に 帰るわけでは なく、 向かったのは 大きい マンションの とある一室 。
持っている 鍵を 取り出し 中に 入ると、 奥の部屋から 声 が聞こえた 。
できるだけ 音を 立てないよう 部屋に上がり、 奥へ向かった 。
そこには パソコン に 体を 向け 楽しそうに 話している 人が いた 。
ここの 住人 である。
後ろに 佇んでいる 僕を みると 、 笑顔で 手を 軽く振ってきた 。
恐らく 配信中なのだろう 。
仕方ない とは 思いながら 別の部屋へ向かい 腰を下ろした。
折角 の 休み の為、 恋人 らしくまったり したかったのだが、 仕事 な以上 難しいのは 分かっている。
ちょっとぐらい 構ってくれても と、 思う気持ちを 抑え 、 近くにあったベッド に横向けになりながら スマホの画面を 見つめていると、いつの間にか眠りについてしまった。
「 とや さーん ?」
配信が 終わり 部屋に聞こえるよう 声をかけるが いつものような 返答が ない。
何かあったのかと 部屋に 向かうと 、
自分のベッドで 寝ている ところを 見つけた。
すやすや と 気持ちよさそうな 寝顔に
思わず興奮する気持ち を 抑え 、
近くへ 向かい 腰を下ろす。
肩を 軽く 叩き 、
「 とやさん、 起きて〜 」
すると いきなり 自分の肩へ 華奢な腕が 回った。半泣き な 声で
「 遅いですよ 。
いつまで待たせる気 なんですか」
「 リスナーより 僕の方が .. 」
急に 眠り に着いた 。
枕元には さっきまでしていた自分の配信 の 画面が 映し出されていた。
普段 見ない 一面に 申し訳なく 思いながら
ベッドに座り 軽く 彼の 頭を 撫でた。
後日談 〜
「 とやさん って 結構 嫉妬深いんだね」
「 ? なんのこと いってるの 」
説明中
「 、、、 記憶消しましょうか 、」
「 少なくとも 俺は 嬉しかったっすよ〜?」
「 それなら、 、、
いつもの 僕は 嫌ってことですか ?」