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一方で、洗脳状態のショクシュとオンプとナガレスターを惑星フェアリに行かせるよう操った。
ラクトブ池に妖精が侵入して地球に行くことのないように、ショクシュがラクトブ池を立ち入り禁止として守らせる。
ナガレスターは、急なキャッスル宮殿の動きに混乱になってる妖精達を宥める。
キャッスル宮殿があった場所に立ったナガレスターは、民衆に聞こえるよう話した。
「キャッスル宮殿は対人間用に兵器利用が可能なんだナガ。キャッスル宮殿とオウキングと精聖の白騎士は地球の制圧に向かってプリキュアと戦っているナガ。今地球に行くと、その戦いに巻き込まれるから行かないでナガ。
オウキングからの伝言で、『キャッスル宮殿の自立に驚かせて申し訳ないキグ。しばらく地球にいるから政治できないキグ。その間にオンプとナガレスターとショクシュに政治を任せたキグ。国民それぞれが、反地派か友地派かそれ以外かを知りたいキグ。』と仰ったナガ。」
そう言われた証拠として、反地派と友地派の住む場所を別々にする案のオウキングの判子つき用紙を見せる。
洗脳オンプは、精聖の白騎士とオウキングの死体を回収した。
交番にて_________
キャッスル宮殿のことにより、交番内は忙しなかった。
警察官は、オンプの肉体の一部と気絶した魅瀧が地面にある写真と、元禄中のトイレで大怪我をして倒れた西鶴の写真、さらに精聖の白騎士とプリキュアが戦っている写真を見せる。
「退院した東洲君をここに来るよう呼んできた。君達と同じクラスの御霊君は、まだ意識不明の植物状態で入院している。そして、この写真の変な衣装の少女が、君達だと考えられるんだ。」
「私が全部やりました。ゆらちゃんは何も悪くありません!」
「歌葉の言う通りです。」
「それには無理があるな。大庭君がこの少女達の一人というのなら、もう一人は…………おっと。東洲君の話を聞くのが先か。」
魅瀧が恐る恐る交番に入ってきた。
「はぁ〜、大変なことになったスね。」
「こちらの大庭君が、君を気絶させた少女であると言ってきた。さて、君はあのときどのような経験をしたのか、この子達に話してやってくれ。」
「はいはい。俺には、『多少の悪行は大義のためには正当化され、その大義を執り行えるものだけが真の天才である。』という思想があったんだ。
バイトしないで一軒家に住んだんだが、親からの仕送りだけでは金が足りなくてバイトをしようと決めるんだよ。バイト先を探して雇ってもらう時期の間には金が無くなりそうで困っていたとき、喜多川マンションのおばさんから金貸しの訪問が来たんだ。そして金を借りたが、利息がすげぇ高かった。こんなやつを殺して金を奪って募金をした方が世の為になると日頃から思っていたんだ。
そのとき、何者かに肉体が乗っ取られたような感覚……いや、実際に乗っ取られた。俺の身体が制御できないまま、平日の貞享大学の授業を取ってないときに、そのおばさんを包丁で刺し殺した。お隣さんらしき人が来るんだが、俺の体内から音符のような奴が出てきて、俺は自由に動けるようになった。音符はお隣さんに筒状の部分で刺して殺して、俺が叫ぶ間もなく俺の肉体に戻っていった。
再び肉体が乗っ取られて、家にいたときに何者かが侵入したんだ。そいつは、この写真の黒髪の女子だったな。んで、戦ってそこからの記憶はない。気づいたら病院のベッドだったな。
ホント、俺の所為で色々な人に迷惑をかけて……罪を犯して……」
「東洲さんは寧ろ被害者ですよ。貴方の責任ではない。」
「私がこの写真の少女……プリキュアなんですけど、東洲魅瀧さんには妖精が憑依したんで。憑依中の妖精は東洲魅瀧さんがやりたいと思った行動のみが可能ですが、東洲魅瀧さんが何をやりたいと思うのも全然自由でいいですよ。あくまで思うだけなら。」
「『正義のためなら多少の悪行をしてもいい』という東洲君のかつての思想、君が一番思ってるのではないのかな。結果的に東洲君を助けたとはいえ、その過程で不法侵入等の犯罪をしただろう。」
「歌葉はこうでもしないと、妖精がもっと暴走する可能性があったのですよ。被害の拡大を防ぐためなら仕方がない。警察のくせに、原因の解明ができなかった貴方はどうです?……では、あたしは無関係な人間なので。」
去ろうとゆらは立ち上がると、鞄からエテルノラジオが床に落ちた。
ゆらが急いで取ろうとするも、警察官が怪しげにそれを拾う。
エテルノラジオが落ちた衝撃か、歌葉が目を覚ましたような表情へと変貌する。
「これは何だ……?」
「……!私は、一体……?そうだ、コイツに……殻間ゆらに洗脳されていたんです!私はプリキュアの力で洗脳されて、強制的に戦わされていた!」
「違う、嘘だ。歌葉が洗脳されたフリをして、勝手に捏ち上げただけですから!」
「おいおい、どうしちまったんだ……?」
「それなら、『私が全部やった』と言ったときに、なんで肯定した!殻間ゆら、よくも私を……!今は、自分の意思でプリキュアになれる!」
歌葉は懐からイリュージョンコンパスを取り出す。
「プリキュア!デイ·フェアヴァンドルング!」
「超過する紺藍の道化師!キュアフロンティア!」
「この姿は……!」
チェス駒のルークを装着したアサルトロンボで、ゆらを構成する水分を全て別の場所に移動させる。
「まさか、死亡したのか……!?」
「いや、死んでいない。本来なら、こんなに体内の水が抜ければ殻間君は死ぬはずなのに……」
気絶するぐらいのダメージを変身前の肉体が負うと、変身アイテムがなくとも強制的に変身される肉体構造である。
ピンクの空間内で、ゆらは変身しながら目覚める。
「凌駕する桜桃の大審問官!キュアジェネシス!大庭歌葉……いや、キュアフロンティア。君はあたしの血肉となれ。一杯の茶を飲めれば、世界なんか破滅したって、それでいいのさ。」
二人は交番の屋根を破って、互いに武器を構えた。
もはや人間とは呼べない肉体だが、数え方は二人で合っているはずだろう。