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『今からニキニキん家行ってもいい？』
『は？なんで？』
『編集終わったん？』
『そりゃあもうEnter押したら完成っすよこんなもん』
『集中したら作んのはえーよなお前』
『なんか楽しくなってつい進めちゃうんだよね』
『ええことやん』
『そう…で、ニキニキん家行っていい？』
『逃れられてなかった』
『りぃちょとニキの家近いんやっけ？』
『目と鼻の先よ』
『そこまで近くねーわ』
『もうコレ同棲と言っても過言では無い』
『過言だろ過言すぎるだろソレは』
『へぇ〜』
『ボビちゃん？』
『ん？』
『もっと生のある返事して欲しい』
『せ、せい？なに？意味わからんのやけど』
『俺抜きでイチャイチャしないで』
『難聴？コレでイチャイチャ判定されるんだったら世の中終わりだよ』
『そこまで言う？そんな怒らんでもお前の恋人には手出さへんて』
『いやまぁそうだよね、信じてたよせんせー』
『は？恋人？りぃちょお前いつの間に恋人出来たの？』
『え？ニキニキのことだけど』
『えっ存在しない記憶生まれてる？もしかして』
『あ、てか何買ってけばいい？やっぱ酒？』
『嘘でしょ？無視？俺今無視された？』
『ツマミとか買ってけばええんちゃう？』
『ボビちゃん？えってか待って、来る前提なのなに？俺まだいいよとも言ってないんですけど」』
『え？』
『いやこっちが”え？”だわ！被害者面してんなよ』
『そういや最近めっちゃ高い酒買ったんやけどさ』
『無視！？！？都合のいい耳してんなお前らマジで』
『褒めてる？ありがとう』
『…ポジティブ思考すぎる』
『え〜ねぇめっちゃ風強いんだけど今日』
『ギャルいない？」』
『風と音質の悪さでなんも聞こえんかったんやけど、聞き取れたん？』
『コレが愛のパワー』
『うるせぇよ』
『なんかニキニキ俺に当たり強くない？』
『照れ隠しやろ』
『あぁなるほどね』
『納得すんなちげぇ』
『やだ〜イライラしすぎ！牛乳買ってく？』
『時々ギャルになるのなに？』
『俺の中のにいるGAL、ちょっと暴れん坊で…』
『…日本語？今の』
『暴れん坊将軍ってことやろ』
『なんで理解出来てんの？』
『ニキニキ扉開けといてくれてる？ありがとう』
『まだ何も言ってないのに感謝の言葉述べないでくれ、開けてない』
『えっ！？」』
『えっ！？』
『まぁいいか合鍵あるし』
『いやおかしいだろ何で持ってんだよ、渡した記憶ないんだけど俺』
『あぁやっと？』
『大家さんからね〜貰ったんだよね合鍵』
『な、いや、それもおかしくない！？』
『なんか大家さんと仲良くなって、俺とニキニキが仲良いの知ってるからいつでも家に入れるように、って合鍵くれた』
『管理しっかりしろよどうなってんだ』
『あ、今からコンビニ行くけどなんかいる？』
『どんぐりでも買ったらええんちゃう？』
『売ってねぇわコンビニにそんなもん』
『リスだと思ってる？俺の事』
『まぁいつもニキニキどんぐりばっか食べてるもんね、身体に悪いって言ってるのに』
『食ったことねぇわどんぐりなんて、そりゃ身体に悪いだろどんぐりなんだから』
『この食感がたまらなくて辞められない…っていつも言ってるもんなお前』
『なにを聞いたの？お前は』
『とりあえず酒とつまみ買うね〜』
『音めっちゃ入ってるし…店員の声ダダ漏れなんやけど』
『ミュートしてから買えよアイツ…声可愛いじゃん』
『誰？電話越しにナンパしようとしてる奴おるんやけど、怖』
『怖いのはどちらかと言えばお前らの方なんだけど』
『ワインも買った！』
『めっちゃお酒買うやん』
『それ誰が飲むか分かってる？』
『俺とニキニキでしょ？』
『俺ら2人しかいないのに酒とワイン両方買ってどうすんの…飲みきれんて絶対』
『余った分はニキニキの冷蔵庫入れとくよ』
『持ち帰れ』
『え〜あっても1人で飲まないし俺』
『…ちなみに何本買った？』
『えっと、ワイン合わせて7本』
『馬鹿なん？』
『買いすぎやろ』
『飲むかな〜って思って』
『ワイン合わせて7本…1人3本くらい飲むとして、いや…いやいや無理！無理じゃない？3本にワイン1本は酒豪でもない限り無理でしょ』
『いや俺1本しか飲まないよ』
『おーい！馬鹿がおるって！！ねぇー！飲まないんだったら買うなよそんなに！俺そんな酒好きじゃないの知ってる癖に』
『悪口やめてくださ〜い』
『まぁワインとかなら美味いかもしれんし』
『あ、余った分はせんせーの家に郵送すれば？』
『は？』
『いや、直接持ってた方が早いから余ったらボビーん家持ってくわ、いやまぁ十中八九余るだろうけど』
『巻き込むな、俺を』
『絶対巻き込む』
『余計なこと言うなやクソガキ』
『女の子連れ込んでるせんせーなら飲み切れるでしょ』
『連れ込んでるのはお前やろ』
『いや俺マジで最近誰も家にあげてないよ、てか着いたから開けて〜』
『合鍵は？』
『合鍵で開けていいの？』
『それ以外に合鍵の活用方法ないでしょ別に、なんの為に貰ったんお前』
『メルカリで売る？』
『女子研究大学 ニキの合鍵です！って？偽物って思われそう』
『そこじゃない、つっこむべきとこはそこじゃないし、そもそも俺の鍵を売るな、いや合鍵だけども』
『俺が買ったるわ』
『なんでだよ』
「うい〜うわ部屋汚」
「うわっホントに来たんやけど」
「来るに決まってんじゃん、声聞こえたでしょこっからでも」
「亡霊の可能性も捨てきれなかった」
「捨てろそんな可能性」
『声二重に聞こえるんやけど…笑』
「あ、抜けてなかった」
「編集全然終わんねーんだけど、お前らのせい」
『4割しか進んでないわ』
「それは今までなにしてた？瞑想？」
『おかしいやろなんや瞑想って』
「まぁせんせーにとって瞑想って編集よりも命よりも大事だもんね仕方ない」
『捏造が始まった、存在しない記憶生み出さないで貰ってもいいですかね？』
「冷蔵庫開けていいー！？」
「あー、いいよ」
『酒あったっけ俺…』
「なに、飲み会でもする？ボビーだけ通話越しだけど」
『んまぁ、編集しながら飲み会っぽいことすんのも有りやな』
「酒飲みながら進むか？編集」
『酒飲みながらやとミスりそうやな…ゲームしながらとか？』
「えぺ？」
『そこは任せるけど、なんでもええよ』
「なに？ゲームの話？」
「ゲームしながら酒飲むか〜って話」
「ふーん？じゃあ俺解説しながら見てようかな」
『あー、今ニキの家やから持ってないんか』
「スマブラなら出来るよ、Switchとカセット持ってきてるし」
『用意万能すぎやろ』
「あれ、でもボビー今Switch治してもらってるんじゃなかったっけ？」
『あ〜、そうちょっとバグって…明日には戻ってくると思うんやけど』
「雑談でもする？酒飲みながら、ついでに撮影しといて」
「発想がYouTuberすぎ…俺も同じこと思ったけど」
『染まってんなYouTuberに』
「そりゃもう何年もやってれば…ワイン開けていい？」
「お前が買ってきたんだし好きにしていいけど、グラスは？」
「あ、ワイングラスある？」
「そんなのない」
「だよね〜解釈一致…あ、それっぽいのあった」
『とりあえず俺も酒取ってくるわ』
「おー」
「これでいい？」
「それっぽい」
「でしょ」
『っしょ…撮影？』
「裏側、みたいな…サブチャンにあげるから気楽にで、適当でいいでしょ」
「ビデオにした方が飲み会っぽくない？ほら、リーモト飲み会とか」
『あぁ、確かに』
「お、やっほ〜せんせー」
『ほんまにSwitch持ってきとるやん』
「え？あぁ、あるよ」
「乾杯しとく？」
「一応？乾杯なきゃ物足りなさあるし」
『じゃあ乾杯〜』
「乾杯〜！」
「乾杯〜」
『俺撮影スタートしたで』
「俺乾杯前から付けてる」
『いや早』
「そういやこの前散歩してたらせんせーのぬい落ちててさ」
「捨てられた？」
『可哀想すぎる俺が』
「まぁそのまま放置したんだけど」
『放置するな』
「wwwwww拾われないよボビーのぬいは」
『というか落とすな！』
「いやもう乗り換えたのかもしれない俺に」
『自惚れるなよ』
「自惚れるなよwwwwww」
オチが思いつかないので終。
