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日向に三上と神社でした話をしたところで、彼女は何か考え込んでいた。
「なんで、瞬くんは助かったんだろう?」
「え?」
「その手、実は私も見えたんだけど、陽くんはそれで死んじゃったんだよ」
「……すまねぇ」
「いいよ。助かってほしいって本当にそう思ったもん。普段の二人見てたら」
日向はそう言って、俺をじっと見た。
「絶対助けてよね! 三上さんを!!」
「任せとけ! 絶対助ける!!」
俺が聞きたいことは、あらかた聞けた。日向には感謝しかない。三上を絶対助ける! そう誓って、俺は神社へと駆け出した。