た、たすけて…!
「あんた、何やってんの?あんたこの子の正体に気づいてないの?」
そう言っていつものように橋本くんを蹴る。
「痛っ!望月!?なんでいつもより強いんだよ…!てゆうかその子、普通の友達じゃなくて?」
「この子、夏目なのよ?ホントはこんなに可愛いのに〜!みんな見る目ないよ。ね!夏目!」
と言ってししょーは私に抱きついた。
「は?嘘だろ?そいつが夏目?バカも休み休み言えよ…!」
「え〜?こーんなに可愛い夏目の魅力に気づかないのが‘バカ’何じゃないの?」
ギリギリと歯を鳴らす橋本くんを見て、私は少し逃げようか迷ったけど。
「…の次元超えてんだろ!」
…?橋本くん、ぼそっと何かを言ったような…。そして、そのまま立ち去ってしまった。
「夏目?大丈夫?」
「あ、うん!大丈夫です。」
「じゃあ、まずはメイク道具だね!100均行こ!」
「ええ!100均?」
言われるがままについていくと、メイク用品エリアにはメイク道具がたくさん!
すごい…!
〘5話に続く〙