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ショーカちゃんは神様だからみんなに愛想振りまいて等しく愛さないといけない…?読解力がほしい… とりあえずみんな幸せになれよ…()
神殿本部 寝室
命, 容態は?
恋, メイさん、!!
どうしよう、チアキ、カラダ冷たくなって…っ、
命, …早くしないと、マズイわね、
千, …えぬ……さ…………
命, ゴメンなさい、遅くなったわね、
もう大丈夫、すぐ治るわ。
目を瞑って、少しばかり寝ていて。(固有『全身再構』)
哀, チアキ…?
恋, イト、!
アンタこんな騒ぎの中なにしてたワケ!?
哀, …ゴメン、分かんなくて……
恋, もー、周りも見ずに……
哀, ってか、チアキ大丈夫なの、?
イロちーは?ショウカちゃんは…っ、
命, あの二人ならもうすぐ。
ウォンッ
移, ……ドサッ
兎, …!?
イロちゃん…!!
晶, 安心しろ、無事だ。
能力の使いすぎで栄養失調なだけ、妖精なら一日もすりゃ治る。
命, こりゃ派手にやったわねェ、
…あら、意識はあるみたい、
晶, メイ、悪いが治療してやってくれ、
アタシはホントに二度寝する……
命, アンタ、腕から血出てるわよォ?
ホントに治療しなくていーの?
晶, メンドクセェ、勝手にやってろ、
命, もう、素直じゃないんだからァ、
ホラ寝てなさい。
晶, …ン、じゃ後は任せた、
哀, っあ、ショウカちゃん毛布、!
恋, …さっきまでの騒ぎがウソみたい、
千, 花園、無事でよかった。
恋, チアキ…
ううん、それよりテンドウさんは……
移, ゴメンなさい、チアキくん、
14話「交わす本音の時間」
千, ……天動さん、
移, ワタシ…ワタシ……っ、
ダレにもメイワクかけないって決めたのに…
そう……決めてたのに………っ、
っ…ゴメンなさぁい……!!泣
雨, …テンドウ……
移, うぅ……ひぐっ、うわぁぁんっ、!泣
ああ、まただ。
ワタシはいつもそう、
たった一度の過ちは、泣けば許される。
そう、思ってしまう。
ほんとうはそんなコトなんてないのに、
でも、今日は、
今日だけは…
ナデッ
移, ……!!
ウトちゃ……っ、
雨, 泣かないで、テンドウ、
もう、そんなに抱え込まないで。
晶, ……そーだぞ、イロ。
アタシが原因なら思いっきりアタシにぶつかればいいし、ウトが原因ならコイツに当たればいい。
遠慮なんてすんな、アタシも、オマエとちゃんと向き合いたい。
移, ……っ、
しゃちょ……しゃちょぉ………っ泣
ワタシはずっと、ずっとアナタが羨ましかった。
思いやりのあるアナタは、神殿の皆が好きで、
皆が、大切だから…
でも、ワタシはどうですか…?
ワタシは、他の皆さんより、大して大切じゃないのでしょうか。
どうしてワタシは、
ワタシ、だけ……
移, ずっとワタシは…ガマンが得意で……
欲しいモノも、したいコトも、何もかも押し込んで……
だから…ワタシはダレにも気付いてくれない…気付いてくれるワケないって、そう思ってた、
ガマンが得意だから、いつもワタシの欲しいモノはテに届かなくて、
慣れているから、テに入らないコトが、当たりマエになっていった。
移, でも、チガウじゃないですか……
ワタシの当たりマエを否定してくれたのは、紛れもないアナタなんですよ、!!
自由になっていい、思いっきり好きなコトをしていい、
ワタシが秘めたる想いは、悩みは、悲しみは、しゃちょがすぐさま気付いてやる、寄り添ってやる、!
そう言ったのはしゃちょなのに…どうして気付けないんですか…!!
本当は昔から分かってた。
しゃちょは、ワタシがキライなのだと。
でも平気だった。嫌われるのには慣れていた。
他人から嫌われたからって、ワタシの「ぶりっ子」は辞めるつもりはなかった。
それがワタシの、唯一の意思表示でもあった。
でも、10年、20年、30年と一緒にいるうちに、ワタシの「ヒトの役に立ちたい」という人生の目標が、「しゃちょに愛されたい」という目標に変わってしまった。
ワタシの勝手なワガママが、このようなパンデミックを起こしてしまった、
移, 本当はワタシ、アナタと仲良くおハナシがしたかった、冗談を言い合いたかった、ケンカをしたかった、戦い合いたかった、助け合いたかった、他愛もないハナシをしながら、流れていくトキを楽しんでいたかった、
ただワタシは、大好きなアナタと一緒に居たかっただけなんです、
ワタシが熱を出したトキ
ワタシが任務でケガを負って帰ってきたトキ
ワタシが夜中に外へ出たトキ
ワタシが、一人で隠れて泣いているトコロを見られたトキ
アナタの表情は変わらなかった。
最初から、ずっと変わらなかった。
でも、イマなら違いが分かるんです。
しゃちょ、動揺したら瞳の奥が揺れるんです。
ほんの少しだけ、ほんの一瞬だけ。
ソレは、ワタシがチアキくんを傷つけてしまったトキも、同じでしたね。
何を考えているか分からない怖さもあったけど、イマは、ただ愛おしいです。
移, ワタシ、!しゃちょの居場所になんて、いくらでもなれます…っ!!!!
望まれたら、腕だって切り落とせます、
一緒にいて欲しいなら居るし、帰って欲しいなら帰ります、シねと言われたなら、喜んでシにます、!!!
それくらい、ワタシにとってアナタは大きい存在となった!!!
晶, ……っ、
移, アナタは、どうですか、?
アナタにワタシは、必要のない存在ですか…?
晶, …アタシは……
晶, アタシは、全員、好きだよ、大切にしたいんだよ、
イロも、ウトも、メイも、
……アイツらも、大事だったな、
晶, 言ったろ、一番なんてそんなの、神が選べやしないって。