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彼女
思わず絶句した。彼女と知らない男が行為をしようとしていた。彼女の服が肌蹴ていた。男も上半身裸で2人抱き合っていた。
ね…ねぇ…嘘だよね…
彼女と男の視線が泳いでいた。そのまま黙り込んでいた。
服着てお前は帰って。
強くそう言い放ち男を睨んだ。急いで荷物を持ち家から出て行った。
で…彼奴誰?
彼女は怯えて俺を見詰めたままだった。
ねぇ。聞いてんの?
再びそう聞くと直ぐに白状した。初めからそう言えば良かったのに。何故直ぐに言わなかったのだろうか。俺には理解出来なかった。彼女が行っていたことについても。
あ…あのね…落ち着いてさ…聞いて…
は?さっさと言ってくれる?
彼女の話を遮った声が聞こえた。俺の声だった。
ぅ”…ぁ”……あの……彼の方から誘ってきて…ッ
視線を下げてそう呟く様に言った。誘われて行為行った?可笑しいだろ。
俺はずっと愛していたのに。
ねぇ。俺はずーっと…愛してたんだよ?
それなのに…ねぇ…。
肌蹴た彼女を上から睨んでみた。はっとしたのか自身の胸を腕で隠した。今更そんな必要無いだろ。
……ね…ごめんね…。
涙を零してそう謝っていた。謝るくらいなら浮気何てしなければ良かっただろうに、そう苛立って仕方がなかった。
その時にはもう考えるよりも身体が先に動いていた。パチンッと叩く音が静かな部屋に鳴り響いた。微笑したまま彼女の頬を叩いていた。
あ”ッ……。
痛みが酷く声が出せなかったようだ。
その後は数回に渡って彼女を叩く音が部屋に響いていた。
ね。もう…浮気しないよね。
その顔じゃあ、外にも出れないしね。
俺も叩き過ぎたようだった。彼女の頬は真っ赤に腫れていて、俺の手も腫れていた。
可哀想だった。彼女が。そう思い立ったオレは彼女を抱いて俺の部屋に連れ込んだ。
俺のベッドの上の散らかった物を床に落とし、彼女を優しく俺のベッドに置いた。
俺が、ずーっといるもんね。
何も要らないよね。
その後彼女は完全に俺の物となった。