スマイリーside
あれ、なんでだろ…
手が震えてる。
全身に、疲れがすごく襲ってくる。
そのせいで、力が一気に抜けていく。
意識も薄れてきた…。
倒れそうになって、急いでパソコンを閉じた。
「ケホッケホッ…」
なろくんとの電話で、無理に笑顔作ったからかな…
どうせなら、ベッド行こ…
と、立ち上がった瞬間。
ドサッ
突然意識が途切れて、倒れてしまった。
なろ屋side
スマイリーくんの声が、かすれてた。
ほんと、心配だなぁ…
スマイリーくんって、すぐに無理しちゃうから。
性格が、優しすぎるんだよ。
…とりあえず、スマイリーくんの家、行ってみるか。
ピンポーン
ピンポーン
出ない…?
どうしたんだろ…?
鍵、開いてたりしないかな?
ドアノブに手を置くと、ガチャッとすんなり開いた。
「あ、開いた…?」
どんだけ不用心なの、スマイリーくんはっ!
それは置いといて、返事してくれないスマイリーくんが心配になって、入ることにした。
「スマイリーくーん!!」
………
返事がない。
なんで??
かなり大きい声で呼んだよ?
玄関に靴あったから、外出はしてないはず。
まさか……
と思って、スマイリーくんが仕事をしているであろう部屋に行ってみることにした。
「……え…」
一瞬、頭が真っ白になった。
僕が見た光景___は、
全身からすべての力を奪い取られたかのようにぐったりと倒れているスマイリーくんの姿だった。
「す……スマ、イリーくん……?」
やっと、現実に戻ってきた。
こうしちゃいられないっ!
ちゃんとベッドに、寝かしてあげなきゃ。
スマイリーくんの目が覚めたとき、体痛くならないように。
「よいしょ…って
スマイリーくん軽!」
そしてもう一つ思うのが……
スマイリーくんの、目を閉じている顔って、
悔しいくらい美形なんだよな……
「ウッ……ケホッケホッ…」
「あ!スマイリーくん起きた??」
続く
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