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金豚きょーside
親がなんたか宗教の教祖とか言うやつやった。天使のような見た目で生まれてきた俺は崇められた。正直めんどくさかった。おれは天使でもないし神でもない。崇められても困る。
ある日親が死んだ。宗教の奴等は「一番神を信じていたのになんで…」とかほざいてたが知ったこっちゃない。親がいなくなった俺はすぐさま村の外に出た。宗教の奴等が追ってきたがそれを振り切って村の外へ。
「これで自由や…!はっ、ザマァ!」
「お〜!天使みた〜い!」
「!?!!!???」
何かの口のような布面をつけた男がこちらに近寄ってくる。よく見たら後ろにイカの触手のようなものが動いている…?
こいつも宗教の奴か…!?
「俺はコンタミ!ちょっとその羽見てもいいっ?」
「…、いいで…」
目をキラキラさせたイカの気迫に嫌だとも言えず承諾してしまう。しかし何かをする素振りもなく興味津々に周りをうろちょろしている。
「あ!ていうか君の名前は!?」
「俺は…金豚きょー。」
「よーし、これでもう他人じゃなくて友達だね〜」
あまりにも暴論過ぎないか…?名前を知ったら友達…は、流石に…。宗教の奴かもしれないのに…
「ね、宗教の人達に追われてるんでしょ?」
「は…、なんで知って…」
「見てたからねぇ〜」
にこにこと笑いながら答える。見てたってどういうことや…?
「きょーさんが生まれたときから。ずっと!」
「は!?そんなわけないやろ!」
「あるんだなぁー、それが。俺はこう見えて結構長生きなんだよぉ〜? 」
「そ、そうなんや…」
少し恥ずかしさを感じるが今から考えても過去は変えられないから無理矢理押しやる。
「ね、きょーさん!あっちの方に面白いものがあったよ、行こう!」
「あー、ちょっと待ってや」
長生きだとは思えないほど子供のようにはしゃいでる。コンちゃんはこれが通常運転だ。
「よし、行こか」
進んだ先には不思議な建物…?建物と呼べるのかも怪しい。その中からははしゃいだ声が聞こえてくる。
「…ダレ?」
緑色の帽子をかぶったお化け?がこちらに気づいて声をかけてくる。
「俺は金豚きょー。ここはなんのとこなんや」
「あ!来客!?ここは俺らの秘密基地だよ!」
「ふーん…、楽しそうだね〜」
「君たちもおいでよ!」
「は、いいんか?」
「うん!大歓迎だよ!」
…………彼奴等の名前、何やったっけ…?