この作品はいかがでしたか?
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コメント
2件
ホンマ可愛すぎやろぉ、、軽く尊死したわァ物語色々考察できて楽しいです! 現代に詳しいshaと疎いrbr最高ですなぁ
マブダチ尊すぎて死にますわこれ……天才な物語あざす、🙏 rbrが現代の恋愛に疎いのが可愛い、…
sha「そう!…ほら、人を好きになるってこと!」
夕日に照らされながら
満面の笑みで俺に言う。
rb「好き…か。」
どこかで聞いたことがある。
人を好きになると
心臓が激しく鼓動する。
そして、
ずっとその人と一緒に居たい。
離れないで欲しい。
と思うようになるとか。
sha「…恋って悲しい時もあるし、嬉しいときもあるやろ?やから色んな感情知れるんちゃうか!」
rb「…そうなん?」
sha「せや?…よし決まったな!お前は恋愛するっつーことで…!」
rb「…ありがとう」
俺は一言感謝を告げ、
次に何か言われるのを待った。
sha「んなもんええんやで!、じゃあ俺の未練もな!」
rb「…せやな。…そういや死んだのって魔神戦争の時やんな」
大勢の人間がこの世から去り、
大切なものを失ったあの夏。
sha「……、懐かしいなぁ…」
少し暗い顔をしている
sha「でもさ…あんな宇宙までも巻き込んだ大規模な戦争が起きても、ここまで文明開化して街を作り上げた人類って…めちゃくちゃ有能じゃね?」
顔を瞬時に切り替えて
元気そうな声で俺に聞く
rb「確かに…。」
何もかも壊されても
もう一度立ち上がるのが
人というものなのだろう。
sha「俺だったら諦めてそこでゲームオーバーするわ。」
rb「俺も。」
もう死んでるから2人ともゲームオーバーしてるんだけど。
sha「とりあえずさ!旅にいこうや!」
rb「旅?」
sha「お前は感情を探して…俺は未練を探す旅。どうや?楽しそうやろ」
ニヤリと笑い、
俺の目の前まで手を差し伸べてくる
rb「…」
無意識にもその手をとってしまった。
ほんと、何も考えずに。
rb「ぁ、」
どうしてか…。
遠い遠い、すごく、昔の記憶が…。
…まあいい。
sha「じゃあ行こーぜ!デート!」
rb「…」
でーと…?
…
行くのは旅じゃないん?
つかでーとって…?
sha「…知らんのか。」
rb「知らん」
sha「…じゃぁ…、遊園地や!!」
ゆうえんち…。
訳の分からない言語を言われる
俺ら同じ時代に生まれたよな…?
まぁ、この神社から出たことないししゃーないか。
いくら考えても仕方の無いことだろう
rb「そこに行くん?」
sha「せやで!」
空中でシャオロンに腕を引っ張られる。
rb「……」
sha「ここ!」
rb「なんこの字、読めへん…」
門のような所に大きく
なにかが書いてある。
sha「神のくせにアタマ悪いんやな」
rb「…」
もっかい死なせたろか
sha「とりあえずはいろーや!」
rb「…人間じゃないけど」
そう口にした瞬間、
sha「姿見せるくらいできるやろ?」
全てを見透かしたかのような
腹が立つ顔をされる
rb「…はぁ。」
一息ため息をついてから
目を閉じる
パチン…
中指と親指で音を鳴らした瞬間、
目の前が一瞬白くなる
sha「ぉお~っ!ほんまに浮けなくなったすげえ!」
rb「これ半日までしか使えへんねん。…それまでに行けるん?」
そして半日、戻せない。
sha「…半日、かぁ…。…、」
sha「…まぁいけるっしょ!、最初はジェットコースター!!」
じぇ…、?
流されるがままに連れていかれる
ガシャ…
椅子のようなものに座ると
体を固定される
rb「…な、なんやこれ。拘束されてるんやけど…。」
sha「これ付けなかったら人間即死すんねん」
rb「どういう…」
質問をしようとした瞬間、
急に動き出した。
速い。
風が横を通り抜けていく
sha「ふぅ~~!!」
両手を上にあげて
大声を出しながら楽しんでいる
rb「ぅ”…、、、」
あかん酔ってきた
慣れないことをして体が拒否反応を出してしまったのだろう…。
sha「おぃロボロ大丈夫かぁ〜?」
rb「ぅ”…おぇ”…」
シャオロンは俺の肩をかかえて
ジェットコースターの付近からトイレの近くまで移動する
人間の体って不便やな…。
sha「ほら…、吐いてき?」
心配するような声色で俺に言う
rb「…、、」
フラフラと揺れる体を頑張って抑えながら
男子トイレまで行き、
rb「ぅ”…、ぉえ”ぇ……」
すべてリバースしてしまった。
sha「うぉ、めっちゃ出たな~。ウケる。…じゃ、次は観覧車でも行くか!」
…これを見てもまた地獄を味わせるのか?
鬼なのか?
そう思っている俺を気にもせず、
手首を引っ張り思い切り走っていった。
rb「ぁ”〜ー…、調子狂うわほんま…。」
rb「…なんやこれ…」
個室がゆっくり回転している…?
sha「ええから!はよ乗ろ!」
これが観覧車というものだろうか。
「どうぞ〜。」
知らない人間に手を指される
なにもかも分からないまま
むりやり乗せられる
rb「せま…、これなんなん…?」
どんどん上へと登っていく。
地面からの距離も遠くなってきた
sha「…知っとるか?この観覧車な?頂上でキスした2人は永遠に結ばれるって噂あるんやで」
なんやそれ
キスとか恋愛とか…
変わったな。
昔は許嫁とかデキ婚とかばっかやったのに。
rb「へ〜…、それほんまなん?」
sha「…やった事ないからわからへん。ぉ、!下見てみ!めっちゃ高い」
rb「ほんまや。人間ちっさく見えるな」
だろ?
と言わんばかりに
近くで共に窓の外を眺めている
チラっと瞳だけシャオロンの方へと動かす。
…近。
sha「みて!あれ凄ない?あれも人間が作ったんやで!」
…元気やな~
sha「……」
目がバッチリと合う。
…近。(2度目)
ちゅ…
rb「…」
シャオロンにキスをされる
今のキス…なにか意味があるのか?
sha「…今ちょうど頂上やからさ。俺ら結ばれるってな!、はは。」
rb「…はい。」
シャオロンの手と俺の手を
絡ませて、
手を繋いだ
sha「…え、えなにしてんの」
rb「…?、結ばれるんちゃうん?」
sha「…ぁ”ー、そういう?…、、んふは…w」
rb「なんやコラ」
煽るように笑われ少々腹が立つ
まぁ、いいや