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僕らはまだ死にたくない!!

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僕らはまだ死にたくない!!

24 - 第24話.る〜ちゃん.

♥

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2025年03月28日

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僕らはまだ死にたくない!!

第24話.る〜ちゃん.

▼START▼

_____________________

🌙.*·̩͙目線

_____________________

『月海のお兄ちゃんなんだけど笑』

この言葉が頭の中でぐるぐる回る。

🌙.*·̩͙「……え。」

と、とても間抜けな声が出てしまう。

🫖𓈒𓏸「信じれないでしょ?笑知ってる笑」

もう笑うしかないという風にニコニコしている。

🌙.*·̩͙「…でも、兄ちゃんってっ!!」

🫖𓈒𓏸「……ん〜…。」

西さんは少し考えて、何か思いついたように

ぐしゃぐしゃと自分の髪の毛をいじる。

🫖𓈒𓏸「これでどぉ?」

と微笑む西さんは僕の兄ちゃんそのものだった。

🌙.*·̩͙「……!!」

🫖𓈒𓏸「んふ笑やっと分かった!!」

微笑む西さんは___兄ちゃんはまだあの時の

ように、子供の様な感じがあった。

🫖𓈒𓏸「ぃやー。いつ分かるかなぁって思ってた

のに笑」

『全然バレなくてどうしようかと思った笑』

そんな事を話す兄ちゃんを前に僕は今までの

我慢が…、抑えていたものが、壊れたように、

涙が溢れた。

🫖𓈒𓏸「あれぇっ!?ちょっ!!どしたの?!」

目の前には慌てる兄ちゃん。

全く僕がどれだけ心配していたと思ってるんだ。

事故に遭ったというのに、病院は分からないし、

その事故から僕らの前に現れなくなるし、…。

🌙.*·̩͙「兄ちゃんのバカぁ!!」

今の僕にはこれを言うので限界だった。

🫖𓈒𓏸「……。ごめんね。」

さっきまでの笑顔はどこに行ったのか__

兄ちゃんは真剣な顔で僕の頭を撫でた。


_____________________

🧸*̩̩̥ 目線

_____________________

あの部屋から出て、西さんに言われた部屋に

入った。

桜さんは私の意図を察したようだ。

𓆩🌸𓆪‬「…あそこ2人って兄弟……?」

そう私に聞いてくる。

🧸*̩̩̥「…絶対……とは言えないですけど……。」

『家族とか…親戚とか……近い位置だと思う』

きっと西さんと月海さんの2人だけで無く

寿葉さんと寺内さんもだろう。

🍎‪ 𓈒𓏸「…西さん……嘘ついてた?」

𓆩🌸𓆪‬「……そう。理解出来たの偉いな〜。」

桜さんは奈桜君の頭を撫でて、微笑む。

🧸*̩̩̥「…メンバーの殆どが身内関係あるのかよ。」

西さんと月海さん。寺内さんと寿葉さん。

桜さんと奈桜君。

……私だけじゃねぇか。ぼっち。

𓆩🌸𓆪‬「…何処かで会った気がするんだよなぁ。」

🍎‪ 𓈒𓏸「…西さんとか?」

𓆩🌸𓆪‬「そう。」

🧸*̩̩̥「……?親戚?」

いや。それなら忘れないか。なら……

🧸*̩̩̥ &𓆩🌸𓆪‬「…幼少期の友達……」

🍎‪ 𓈒𓏸「……ぁ!!る〜ちゃん!!」

𓆩🌸𓆪‬「!!やっぱり!!」

正直に言って、『る〜ちゃん』という人に

心当たりは無いが、きっと月海さんの事だろう。

🧸*̩̩̥「…此処に沢山アルバムあるんで皆で

探しましょう!!」

きっとコレを見越してこの部屋に行くよう

言ったのだろう。

西さん……案外先を見て動けるんだ。

……とはいえ、月海さんの写真多いな。

𓆩🌸𓆪‬「……多。」

いや。もう引いてるじゃないですか。

🍎‪ 𓈒𓏸「わ〜!!る〜ちゃん多い!!」

うん。純粋だな。

🧸*̩̩̥「てかる〜ちゃんなんだ。」

ちょっと興味がある。一応ね。うん。…うん。

𓆩🌸𓆪‬「……。」

おっと?目線逸らしましたね。

🧸*̩̩̥「なんでですか?」

畳み掛けちゃえ。

🍎‪ 𓈒𓏸「兄ちゃんが女の子と間違えてたんだよ。」

𓆩🌸𓆪‬「ちょっ!!奈桜!!」

🧸*̩̩̥「なるほど。」

🍎‪ 𓈒𓏸「んぇ!?血っ!!」

🧸*̩̩̥「ぉわっ!?」

鼻血なんて、施設に入ってた時の

ドッヂボール大会以来だな。

……いや。もうちょっと出したか。

🧸*̩̩̥「……ぁ。ありました!!」

幼稚園児位の月海さん、奈桜君、桜さん。

3人が写っている写真。

𓆩🌸𓆪‬「……る〜ちゃんは覚えてなさそう笑」

🍎‪ 𓈒𓏸「記憶力ないから!!」

𓆩🌸𓆪‬「絶対奈桜には言われたくないと思う。」

……あぁ。この時か。

🧸*̩̩̥「……さて。このアルバム持って部屋に

突撃してみたらどうでしょう?」

『月海さん思い出すかも。』

そう言って部屋に促す。

𓆩🌸𓆪‬「確かに……行こう!!奈桜!!」

🍎‪ 𓈒𓏸「んぇ……ぁいっ!!」

そうして走ってこの部屋を後にした2人。

私はこの部屋で、この後来る人を待つ事にした。


_____________________

🫖𓈒𓏸目線

_____________________

少し遠くでドタバタと音がする。

そろそろ僕の狙いが当たるかな。

そうするとこの部屋に奈桜君と桜君が来た。

案の定、月海はびっくりしている。

🫖𓈒𓏸「さて。僕は一旦出てくるよ。」

『後は任せるね〜』と、桜君に合図を送り、

僕は1人で待っているであろう部屋に向かった。

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