コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
帆波「お兄ちゃん!これ!」
中学生くらいの少女が桐島に何かを渡す。
桐島「もらっていいのか?」
帆波「うん!ていうか元々はお兄ちゃんが稼いだお金でしょ!それにお兄ちゃん今日誕生日じゃん!」
そう言って渡されたのはリストバンドだ。汗とかを拭くのに使う奴だ。嬉しかった。ただただ嬉しかった。桐島はプレゼントなんて貰っことがないからだ。
桐島の両親は、いわゆる毒親というやつだ。帆波の事は甘やかし、桐島の事は腫れ物のように扱う。そしてある日
両親「龍太。でていけ。」
理由は色々言っていたが、お前の事が嫌いだからでていけ。とのことらしい。しっかりと義務教育が終わってから追い出された。そういうところは頭が良い奴らだ。それから住む場所を借りて、バイトをして1人の生活に慣れた。そんなある日
桐島「帆波?」
妹がいた。俺の部屋の前に。帆波は俺に気付き一言。
帆波「家出しちゃった……テヘ」
その後知った話だが、帆波は俺が追い出されたことを知って、俺が住んでいる場所を特定した後、親とケンカして家出したらしい。ケンカの理由は俺を追い出した事について帆波が怒ったかららしい。
桐島「…………………」
桐島はそんな事を思い出していた。帆波は俺の事を心配していた。帆波は俺の大切な妹だ。だから……
桐島「必ず助ける。どんな手を使ってでも!」
固く決意した。手首にはリストバンドをつけて………。
後書き
一日2話投稿です。次回ちゃんとホロメン出します。