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「あのさ、ごめん。」
「はッ?」
「ホントは知ってた。脅されてた。メンバーなのに。」
「い、今更((」
「わかってる!許されないのもわかってる!でもッ!」
「なにが『でも』だよッ!」
「あ、ご、ごめ((」
「こっちがどれだけ辛かったかわかってねぇだろッ!」
ほとけっちのこんな口調、初めて聞いた。
いつもふわふわして、優しいのに。
でも、俺が悪いんだ。全部。
「ごめんね。」
「ッだから今さr((」
「許されないのもわかってる、」
「一生背負っていく傷を俺が作ったことも知ってる、」
「許さなくていいから、」
「でも、もうあんな風にはなりたくないからッ」
「もう、誰にも居なくなって欲しくないの、」
「あんな思いを、もうしたくないのッ」
「……」
一息で言ったから、息が切れそう。
「……」
ほとけっちは黙ったまま。
そうだよね。裏切り者に、こんなこと言われてもだよね。
スタスタ
あ、行っちゃった…。
「ねぇ。」
ビクッ
「あ、ないくん。どうしたの?」
「伝え…たんだ。」
「……知ってた。殺されるんでしょ?」
「…うん。」
「でも、伝えたかったんだ。」
「このまま一生終わるより、いいと思う。」
「…子供組、みんな居なくなっちゃうよ…w」
「…うん。そうだね。」
「守れるかな?」
「どういうこと?」
「『襲撃は1回。』って書いてる。」
「そっか…いいよ、守んなくて。」
「でもッ…」
「鍵閉める。入ってこれないように。」
「……。そっか。」
「うん。ごめん。」
「いいよ。りうらの自由だし。そろそろ帰ろ。」
「…うん。」
「…」