こんちゃ〜す!るりです!
久しぶりのノベル!
あ、連載中の『助けてよ…』は条件未達成の為投稿出来ません( ´・ω・`)
皆ぁ5000♡お願い𝓶(_ _)𝓶
で、まぁそれは置いといてですね
リクエスト消化していきますよ〜(*´罒`*)
今回のペアはるぅりいぬ!
前話でどのペアがいいとかあればって言ったらるぅりいぬがいいとのコメントがありましたので!書いていきます!
病み要素入ると思います!
『何でもお見通し』のタイトルに沿ったお話になるかは分かりませんが書いていきます!
それではすたあと!
Rn=Rinuくん R=Rootくん
Rn視点
Rn母「あんたなんか産まなきゃ良かった」
小さな頃から幾度と無く聞き続けた母親の言葉
親元から独り立ちした今でも頭から離れない
頻繁に夢に現れては俺を苦しめる
Rn母「もう死んでもいい?」
包丁を握り締め俺にそう聞く母親の姿
Rn「…………」
俺は何も答えない。いや、答えられなかった
何を言っても母親にとって残酷な気がして
死にたい人に生きろも残酷で。
かと言って止めないのも酷い話で。
母親は肯定と受け取ったのか自分自身に包丁を刺した……
Rn「え…お母さん…?」
Rn「いやあああああああ!」
Rn「はぁっ…はぁっ…」
荒い息を繰り返し酸素を貪る
気付いたら誰も周りにはいない
母親も、包丁も、誰もいないし何も無い
Rn「ふー…ふー…」
暫くして呼吸が落ち着き辺りを見回す
そこにあるのは母親でも包丁でもなくいつもと変わらぬ殺風景な部屋
Rn「また…この夢か…」
そう1人ごちり布団を頭から被る
こんな時に限って恋人は隣にはいなくて…
恋人が寝てたであろう場所はまだほんのり暖かくて
Rn「…いて欲しいなぁ」
そう呟くも居ない状況に変わりはなくて
だんだん冷たくなっていくのを感じながらそれに比例するように俺の気持ちも堕ちていって。
Rn「…ぅ…ふっ…グスッ」
1人寂しく泣いていたら気付いたら寝ていたようで
Rn「…ん…うぅ…」
次に目を覚ました時は窓の外はもう暗くて
まだ恋人は帰ってきていない事にもう一度涙を流す
この時の俺は周りの音が聞こえていなかった
鍵の音もドアの開閉音も…今1番逢いたい人の声も…何も…
R視点
朝まだ早い時間に目を覚ます
隣の恋人は
Rn「すぅ…すぅ…」
規則正しい寝息をたててすやすやと寝ている
R「今日は…魘されてないですね」
そう1人呟く声で恋人が起きる事も無く…
R「さて…そろそろ用意しないと…」
誰にとも無く呟き出かける用意をする
R「行ってきます」
そう呟く声は部屋に吸い込まれて消える
この時の僕は想像もしていなかった
僕が出かけてから恋人が魘される事を…
✂――――――キリトリ――――――✂
R「ふぅ…やっと終わった…」
パソコン仕事で凝り固まった体をほぐしながら1人呟く
上司「それ終わったならもう帰っていいぞ」
その上司の言葉にお先に失礼しますと返し会社を後にする
✂――――――キリトリ――――――✂
カチャッ
心地よい音を響かせドアが開く
R「莉犬〜ただいま帰りました〜」
いつもなら迎えに来る恋人が今日は返事すらしなくて
微かな不安を抱きながら寝室へと足を運ぶ
R「莉犬?」
呼びかけても返事はなかった
ただ布団の丸まった塊が震えているのをみてそこに居るんだと安心する
Rn「…ぅ…ふっ…グスッ」
隠しきれない嗚咽が布団から聞こえて…
僕はベットの端に腰掛けそっと声をかける
R「莉犬?」
やっと声が届いたのか身体をびくつかせる
Rn「るぅ……ん」
微かだが僕の声を呼ぶ声が聞こえた
R「はい、るぅとですよ」
布団の上からトントンしていると凄い速さで僕の胸に顔を押し付けてきた
この細い小さな体で沢山の事を抱え込んで、それが溢れて今、僕の胸で泣いている
R「大丈夫、大丈夫です」
R「僕は絶対に帰ってきますから」
そう言いながら抱き締め、頭を撫でる
Rn「あのねッ…またッ…夢見てッ…ポロポロ」
少し落ち着いた莉犬を抱いてソファに移動してきて少しした時震える声で話し始めた莉犬
気分が落ちて泣いてしまったんだと、あった出来事を震える声で全て話してくれた
R「その時僕がいなくて…ごめんなさい」
何で昨日終わらせておかなかったのだろう…前日の自分を叱りながら今日朝早かった訳を話す
Rn「ううん…良いの…もう良いの」
変わらずぐりぐりと顔を押し付けながらそう話す
最近強まってきた寒波…
寒くなると気分も落ちやすい
色んな事が重なってしまったんだろう…
そんな事を考え問いかける
R「ホットミルク飲みますか?」
Rn「飲む…!!」
顔こそ上げないが嬉しそうな声に変わる
離れない莉犬を抱きながらパパっとホットミルクを作る
ソファに移動してホットミルクを手渡すと
Rn「ふー…美味しい…」
僕の膝の上でホットミルクを飲む莉犬
Rn「ふわぁ…」
ホットミルクを飲んで落ち着いたのかそのまま僕の膝の上で寝てしまった
R「僕も疲れたし少し寝ようかな…」
そう呟き莉犬を抱きながら夢の世界へと意識を飛ばした
恋人の心地よい寝息をBGMにして……
コメント
5件
終わり方かっこよ!!!! るぅとくん……スゥ神!! 主様最高‼️
ブグマ失礼します!!!