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fk side .



次の日、久しぶりに学校に行った。


fk「ふぁー、ねむたぁい……」

?「おはよ!」

fk「んぁ、ジェシー先輩、わら」


この人は一学年上の長尾ジェシー先輩。

明るくて声が大きい。とにかくうるさい。


ab「……おはようございます。」

js「あ!阿部ちゃんもおはよ!」

?「朝っぱらからうるさいなぁ……」

?「…本当、ルイスくんは今日も元気だね。」

js「あは、りゅーせぇ、ほくと、おはよー!笑」

on「…うっさいねん、ジェシー、」

hk「ふふっ、おはよう。」


この2人は、ジェシー先輩のショー仲間らしい。ジェシー先輩達は、この街にある遊園地でショーキャストをやっている。


fk「あははっ、今日も元気っすねぇ、わら」

ab「ふっか、行こっか。」

fk「ん、いこいこー!わら」


2人で教室に向かう。俺は1年A組。

阿部ちゃんは1年B組。

教室の前で、俺達は別れた。


fk「…おはよぉ。」

?「ん?辰哉久しぶりやん!」

fk「久々だねぇ、丈。」


こいつは俺の友達の藤原丈一郎。

クラスが一緒で高校になって、仲良くなった。


fz「久しぶりやな、最近来んかったから心配しとったんやで?笑」

fk「あは、それはごめーん、わら」

fz「まぁ、元気そうで良かったわー、」

fk「この通り。めっちゃ元気、わら」

fz「ほんま、うるさいくらいに元気やなぁ…笑」


こいつは口は悪いけど、性格は良い奴だからほぼ親友みたいな感じ。



お昼休み、俺はいつも阿部ちゃんと屋上に行く。


fk「…んー、阿部ちゃんどーすんの?」

ab「んー?どうするって?」

fk「んー、進路みたいな?」

ab「…あぁ、なるほどね?」

fk「そそっ!阿部ちゃんはどーすんの?」

ab「…医者になる為にいっぱい勉強するかな…」

fk「…ふーん、そっか。」

ab「…んふ、ふっかはどうするの、?」

fk「…俺ー?」

fk「…どうしようねぇ、」


正直、進路なんて考えてなかった。

もうなるようになればいいかな、って。


ab「…あ、あの子、」

fk「んー?」

ab「…隣の高校の子、だよね?」

fk「あ〜ほんとだ、わら」


?「ジェシーくん!流星くん!北斗くん!」

?「今日も来たよーー!!」

js「あは、大介よく来たねぇ、!」

on「見つかったらどうすんの?ほんま…」

hk「まぁまぁ、今日もショーの話し合いをしようか。」

sk「にゃははっ、わんだほーいっ!!」

js「わんだほーい!」

on&hk「…わんだほーい、」


fk「…元気だねぇ、」

ab「……ショー、か。」

fk「ねぇ阿部ちゃん、今度時間ある時にさ、2人で遊園地いこーよ!」

ab「…時間が、あれば…ね?」

fk「んはっ、やった!わら」


お昼休みが終わり、俺達は教室に戻っていく。


fz「なー、辰哉ー?」

fk「んぁ?どした〜?」

fz「今度さ、雑貨屋さん行かん?」

fk「…雑貨屋さん?」

fz「そう、見てー?ピアスとか色々あるねんよー。笑」

fk「へぇー、」

fz「辰哉の都合さえ良ければ、一緒に行こーや!」

fk「ん、いいよー?わら」

fz「やったーっ!じゃあ今日の放課後行こ?」

fk「へいへーい、わら」

fz「お揃いのとか買いたいよなぁ!」

fk「おー、んじゃお揃いのピアスでも買う?わら」

fz「ええのあったらそうしよかー!」


放課後、俺は丈と雑貨屋さんに足を運んだ。


fz「うわぁ、可愛いのばっかりや、!」

fk「(…あ、これ阿部ちゃんに似合いそう。)」

fz「…あれ?辰哉って緑色好きやっけ?」

fk「んぇ?あぁ、いや…」

fk「……友達に似合うな、と思ってさ…?わら」

fz「あぁ、そういう事な。笑」

fk「…これ、買ってきてもいい?」

fz「うん、ええよ。」


俺はレジにそのブレスレットを持っていき、会計を済ませた。


fk「…今度会った時、渡そ、」

fz「なー辰哉、これとかお揃い良くない?」


そう言いながら丈が見せてきたのは、青色の星と紫色のリボンの付いたピアスだった。


fk「え、めっちゃかわいい!」

fz「やろー?笑 俺これがええなぁ、辰哉は?」

fk「俺もこれがいい!わら」

fz「おっけ!ほなこれにしよか。お会計してくるわな?」

fk「ん、あーい。」


丈はお会計をしに、レジまで向かう。その背中を見ながら、ポケットに入れた緑色の雪の結晶のピアスを壊れないようにそっと握り締めた。


fz「ただいまー。はい、ピアス。」

fk「ん、ありがとー。わら」

fz「…それと、これは俺からの個人的なプレゼント。」


そう言って丈は、紫色の雪の結晶が付いたブレスレットを俺に渡す。


fk「んぇ、貰っていいの…?」

fz「うん、勿論ええよ。親友の証やから。」

fk「…親友の、証…、」

fk「…あは、ありがとうっ、丈。」

fz「いーえ。ほな、帰ろか。」

fk「ん、だねぇ。」


俺は丈に貰ったブレスレットを、阿部ちゃんに渡すブレスレットが入ったポケットとは違うポケットに入れた。


























画像

長 尾 ジ ェ シ ー .

チ ル ド レ ン × カ ン ト リ ー の 座 長 .

自 信 過 剰 な 目 立 ち た が り 屋 。 調 子 に 乗 り や す く 、 ま た 乗 せ ら れ や す い .




画像

佐 久 間 大 介 .

チ ル ド レ ン × カ ン ト リ ー の メ ン バ ー .

底 抜 け に 明 る い 、 天 真 爛 漫 な 性 格 。 祖 父 の 遺 し た 遊 園 地 を 守 る こ と が 夢 .




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大 西 流 星 .

チ ル ド レ ン × カ ン ト リ ー の 歌 姫 .

北 斗 の 推 薦 で メ ン バ ー に 加 わ る こ と に な っ た 毒 舌 少 年 。 ミ ュ ー ジ カ ル の 舞 台を 夢 見 て い る そ の 歌 声 は と て も 高 校 生 と は 思 え な い レ ベ ル .



画像

松 村 北 斗 .

チ ル ド レ ン × カ ン ト リ ー の 演 出 家 .

マ イ ペ ー ス な 天 才 。 流 星 と は 家 も 隣 同 士 で 、 幼 馴 染 み 。 ス テ ー ジ の 演 出 を 手 掛 け る 一 方 で 、 得 意 な 機 械 い じ り や 発 明 を 活 か し て シ ョ ー 用 の ロ ボ ッ ト を 作 っ て い る .

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