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ミスズ「ウッ…ウッ」
ミスズは魔物にボコボコに殴られていた
ミスズ「グフッ…」
ミスズ(このままじゃ、やばい…なんとかしないと…)
ミスズ(何か、何か手は…あ、そうだ)
ミスズ「おりゃ!」
ミスズは魔物に蹴りを放ち、杖を構えた
杖に光が集まる
ミスズ「ライト・ウェンティ《光の千風》!」
魔物「ウアァァア!!」
ミスズ「たお、した?」
ミスズ「あ、捕らえておかなくちゃ」
ミスズ「ライト・ロンド《光の輪》!」
ミスズ「よし、これで…グラッ…あっ」
倒れそうになったところを誰かに支えられた
イリス「ミスズ」
ミスズ「あ…イリスさん…」
イリス「酷い怪我だね、パナケア・ヒール《神の治癒》」
怪我がスーッと消えていく
ミスズ「わぁ…すごい」
イリス「この魔物、ミスズが?」
ミスズ「はい!」
イリス「そう」
イリスは腕を組んで考える
ミスズ「?どうしました?」
イリス「なんでもないよ、家まで送るね」
ミスズ「ありがとうございます」
バーズ「イリスさん、本当にありがとうございます!!」
ミスリアはミスズを抱きしめる
ミスリア「ミスズ!良かった…」
ミスズ「く、苦しいよ…」
イリス「仲が良いね、良かったよ」
バーズ「へへっ…」
イリス「私はそろそろ帰るよ…ミスズ」
ミスズ「はい?」
イリス「…よく頑張ったね」
ミスズ「!!」
イリス「じゃ」
ミスズ「あ、はい!さようなら!」
バーズ「ミスズ、お前すごいな…」
ミスリア「あのイリスさんが…褒めた…」
ミスズ「えへへ!」
イリス「どうかな?」
グラン「ああ…おかしいね」
グラン「本来、ここには魔物なんて入らない…そうだろう」
イリス「うん、私が直々に張った結界があるからね」
グラン「しかも魔物が触れたら君に知らせが飛ぶんだろう?それが無かったということは…」
イリス「内部犯か、私以上の魔法使いがいる」
グラン「そういう事だ」
イリス「捜査は任せるよ、私は結界をみてくる」
グラン「わかった」
つづく